【18レガリスLT】ベアリング追加(5BB→8BB)&分解してオーバーホール

子どものスピニングリール入門機として購入したダイワの「18レガリスLT」ですが、スピニングリールのお勉強がてら早速いじってみました。

分解・ベアリング追加・メンテナンスの方法についてまとめます\( ‘ω’)/

18レガリスを分解してみる

ということで、実はスピニングリールについては分解した経験がほとんどないみかんです(^_^;)

ベイトリールは色々やってきてますが、スピニングってよっぽど巻き感がゴリゴリシャリシャリしない限りオーバーホールの必要性を感じなくて…ていうかそもそもスピニングの使用頻度低すぎて。汗

そんな訳でスピニングリールは初心者みたいなものですが、今回は勉強も兼ねて、まずは少し前に子どもの入門機として購入した18レガリスを分解してみたいと思います。

 

中身の構造を見てみることに加えて、巻き感に若干の重みを感じる部分があるので、これが洗浄やグリスの変更で変わるのか?なども確認していきたいと思います。

1.ローターの取り外し

まずはドラグつまみを緩めてスプールを抜き、ローターを取り外します。

ATD(オートマチックドラグシステム)ドラグワッシャーが樹脂カラーで固定されているので、樹脂カラーを手でグイグイ引き抜いて、ドラグワッシャーを取り除きます。

そうするとローターを固定しているナットが出てきますので、これをレンチで回して外します。

このナットはそんなに硬く絞められていなかったので簡単に回せました。

これでローターが取り外せました♪

2.ピニオンギアの取り外し

次にピニオンギア+クラッチリングを収めているプレートを外します。ここは普通のプラスドライバーでイケますね。

マグシールド搭載機種だとこの辺にマグオイルが充填されているポイントがあるとかないとかですが、レガリスはバリュープライスリールなのでガバガバです。

分解する側としてはありがたい!!笑

プレートを外すとワンウェイクラッチやらピニオンギアやらクラッチリングやらが出てきます。

さらにもう一か所ビス固定されているプレートが出てきますので、とりあえず外します。

18レガリスのピニオンギア

はい、これでスプール側から攻められる箇所は全バラシという感じでしょうか。

3.ハンドルの取り外し

次はボディ側から攻めてみましょう。

とりあえずハンドルが邪魔なので外します。

これはハンドル固定キャップを回して外すだけなので説明なしでいいですね。笑

4.ボディの分解

次にボディの分解です。これはちょっと厄介…

ボディを固定しているのがトルクスネジ(トルクスビス)というもので、六角星形形状をしているのです。

あーこれ持ってないわ…ということでポチリ。

これでボディが開けられました。

次にメインギアが抜けないようにハンドルの右側に抜け止めバネが入っているので、極小マイナスドライバーなどで外します。(先ほどポチリしていたドライバーセットに入っていたピットを使いました)

はい、ここまでイケばもうほぼ「全バラ」といってもいい状態かと思います。

5.パーツクリーニング・注油

開けてみて「うわ!グリスベチョベチョやないか!これだから純正はさぁ…」とか言いたかったんですが、全くそんな様子はなく(^_^;)

むしろギア周りなんかは「これでグリス足りるんかね?」というくらいスカスカだったり…

そんなわけで、パーツクリーナーでざっくりクリーニングしてみたりして、とりあえずベイトリールで多用しているBORED製のオイルやグリスを注入してみる…

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あとは逆手順で組み上げていけばOKです\( ‘ω’)/

18レガリスにベアリングを追加する

ここからはカスタム領域ということで、ボールベアリング数が5つの18レガリスを8BBに改造したいと思います。

ベアリングを入れる位置はハンドルノブ部に2個、ラインローラー部に1個という感じです。

1.ハンドルノブにベアリング追加

ではハンドルノブから。

ハンドルノブを外して、中に入っている樹脂カラーをベアリングに変更しますよ。

まずはハンドルノブキャップをKDW製ハンドルノブキャップリムーバー Ver.2で外します。

▲このツールは忖度なしにまじで一本持っておくと便利…

中は十字ビスで固定されていますので、プラスドライバーで緩めていきます。

 

はい、外れました。

出てきた黒い樹脂カラーをベアリングに置き換えますが、今回この部分はコスパ重視でミネベア製のベアリングを入れます。

ミネベア製ベアリングはヘッジホッグスタジオ取り扱いのベアリングよりも安く手に入りますが、その分、品質的にバラツキ(?)がある可能性もあります。そのためベアリングチェックツールとパーツクリーナーで脱脂して問題ないかを確認してからBOREDオイルを入れて使っています。(昔は何も考えずにそのまま使ってましたけどね。汗)

ベアリングを入れたら、あとは元の手順で戻して完了です。

なお、クリアランス(ハンドルノブのガタつき)調整は必要に応じてシム(上画像の小さなワッシャー)を入れて行います。

自分の場合はシム2枚入れて丁度良い感じでした。

2.ラインローラーにベアリング追加

次はラインローラー部分。

ここは必要なワッシャーなどもセットになっているヘッジホッグスタジオ製のチューニングキットを使います。

中に交換手順が丁寧に記されている説明書も入っていて、カスタム初心者にはとても優しいです。

手順としては説明書のとおりにラインローラーを外して、中に入っている樹脂カラーをベアリングとワッシャーに置換するだけでOKです。

ちなみにここに入れるベアリングについては、自分は価格重視で920円のSHGというタイプを使用しましたが、海水使用もある方は1,290円の「HRCB(防錆タイプ)」の方が良いかと思います!

18レガリスLTカスタムまとめ

というわけで出来上がった8BB&ざっくりチューンナップ18レガリスLT1000S

ハンドリングは少しだけ軽くなったような…でも気持ちの問題かもっていうレベルですね。笑

それよりもBOREDグリスが効いているのか、重くないんだけどなんとなくしっとりした感触になりました。

はい、というわけで今回は18レガリスLTの分解方法など解説してみました。

部品が少ないので、バラシたら上手く組み上げられない!というリスクは低いです。

ただスピニングの場合、いわゆる「芯出し」という微調整が場合によっては必要になります。(ローターを固定しているナットや各種ビスの締め具合で調整していく?みたいです)

なので、その辺りが不安な人は、ピニオンギアを外す前くらいまでに留めておいて、外からオイルやグリスを刺さるところだけ刺すという形の方がいいかもしれません。

ダイワリールはトルクトビスを使っていたり、説明書に展開図がなかったりで「素人が勝手に分解するんじゃないよ」感がありますしね。笑

決まり文句とはなりますが、分解やカスタムはあくまで自己責任でおねしゃす!

ではでは\( ‘ω’)/

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