「オガケン」こと小川健太郎氏と「リアクレ」こと上田純也氏で共同開発した、ツララ×ドランクレイジーの変態ロッド!?TULALA インディー610のタックルインプレッションです。
購入のきっかけ
パワーゲームはエルホリゾンテ70に任せるとして、おかっぱり用バーサタイルロッドをどうしようかと、悩んでいた中で知ったインディー610の存在。
その他、候補としてあがっていたのはDEPS のバーディック(キムケンプロデュースの610MLなやつ)、ライトワイヤー70(ツララ×バクシン)あたりでしたが…最終的に選んだのは、最も癖の強いインディー610でした。笑
インディー610(Indie 610)のスペックは
公式スペックとしては以下の通りです。
- ロッド長 6フィート10インチ
- ロッドウエイト 161g(実測)
- 推奨ルアーウエイト 3/16~3/4oz
- ミディアムクラスのスローテーパー
- マイクロガイド、トルザイトリング採用
さらに詳しくはリアクレさんのブログを参考に↓
現在、発売前から問い合わせ殺到のインディー610スペックなどを教えてとの問い合わせが多いので説明させて頂き鱒★開発はガ―…
具体的に守備範囲になるルアー達
これまでのツララロッドインプレに準じて、まずは具体的に私が使うルアーと、その使用感を以下にまとめます。
※◎はベスト、◯はまぁ使える、×は微妙、という評価です。
- 1/4~3/8ozの巻物(シャッド、クランク、ワイヤーベイト) ◎
- 4インチ前後の高比重ワーム ◎
- ライトテキサス、ヘビダン、ネコリグ、スイムジグ系 △~○
- 1ozクラスまでの羽根モノ ○
- 90~110クラスのジャークベイト ◎
- 5g前後のシャッド △~○
- 1.5~2ozクラスのビッグベイト ×
全体的にもやっとした評価をしていますが、バーサタイル故、それがこのロッドの特徴だと思います。
ルアーの操作性としては、粘りのあるブランクスにより、巻物全般を気持ちよく巻けます。
テーパー的にワームはイマイチかな…と思われそうですが、ブランクス全体に張りはあるため、ワームの釣りはスイミング系が主体の自分としては、全く気にせず使えています。
※ただし込み入ったカバーに絡める釣りはイマイチだと思います。シャープさが足りません。
キャスト時には、しっかりとタメを作れるスローテーパーなブランクスが、ムチのようにしなります。(610というレングスもプラスに効いてます)
そのため、適合範囲外のルアーでも投げ方によってはキャスト可能です。
キャスタビリティについて詳しく
もう少し突っ込んだ話をすると、ムチのようにしなるこの610スローテーパーブランクスは、メリットデメリット両方を感じる部分があります。
まずデメリットについていうと、反発力が小さいため、重めのルアー(1/2~1.5oz程度)を投げる場合に、中々飛距離を出すことができません。
これは私のキャスティングスキルが低いと言われればそれまでなんですが、昔所有していたMHのグラスコンポジットで投げる感覚に近い気がしました。グラスロッドを扱い慣れてるような人だと気にならないのかな…しっかりタメを作って、うまく投げる必要はあると思います。
逆にメリットは軽量なルアーを投げる場合。
ウエイトがロッドに乗りやすく、下は5gのシャッドまで問題なくキャストできています。
自分の場合、おかっぱりをやるメインの時期は晩秋~早春なので、これはかなり嬉しいところです。(合わせているリールは後述してます)
魚とのファイト
スローテーパー故に、がっつり『掛けて獲る』的なファイトよりも、どちらかというと、魚とのファイトを楽しむ系のロッドというのが私の印象です。
実際、2018年の初バスはテトラのアウトサイドエッジで釣りましたが、テトラに潜られそうになり、結構危なかった。笑
ただ魚を掛けてるときには本当に良く曲がってくれるので、もしかしたらバラシ軽減にはプラスに働いているのかもしれません。
特徴を理解して使えば、凄く楽しいロッドですよ。
▲きっちり合わせればロングディスタンスでもフッキング問題なし。
個人的にお気に入りな部分
すでに自分の右腕と化してるインディーですが、個人的に特にお気に入りな部分について。
すっきりとしたグリップエンド
ツララロッドの主流は下の写真にあるようにゴム製のラウンドエンドキャップですが、「このデザインが苦手」という声も聞いたりします。笑(私はそんな気になりませんが)
一方でインディーの場合はすっきりとしたグリップエンドとなっています。(一番右)
ML~Mクラスのバーサタイルなロッドには、これくらいの方が取り回しも良く、合っている気がしますね。
リールシートはPTSを採用
リールシートにはFujiのPTS(パーミングトリガーシート)が採用されているのですが、手の小さい私には、このリールシート、めちゃめちゃしっくりくるんです。
所有しているロッドでは、ピカパウ57、ハーモニクスコローナ58がPTSを採用しています。
▲左から、インディー、コローナ、ピカパウ
このリールシート、リールもしっかりホールドできるので、これが採用されているというだけでも、実はかなりの高得点でした。笑笑
※ちなみに当初検討していたライトワイヤー 70はグリップ周りがエンドキャップ含め結構ゴツくて、それ故に候補から外れました…
マイクロガイド採用
インディーはツララロッドの中では珍しく、マイクロガイドが採用されているため、持ち重りを感じにくい設計です。ここは感覚の個人差大きいとは思いますが…私の実感としては、持ち重りは確かに感じません。
それと、特徴的なのはこの部分ですね↓
1番下のガイドのみ、逆さ付けになっています。
PEライン使用時に、絡みを防止するんだとか。(確かオガケンさんがどっかで書いてた)ただ、自分の場合、PEベイトやらないんで、特に効果云々わからないのですが。笑
あえて言うなら個性的でイイなというくらいです。笑笑
インディー610と合わせるリールは
合わせているのは今年購入したカルコンBFSです。
ラインは10lbを巻いて(スプールキャパとしてはやや無理してます)、本当になんでもこなせていますね…
まぁBFSリールじゃなくても、シマノリールで言えばMGLスプール採用モデルあたりで十分バーサタイルに使えるとは思います。
自分の場合、好みが偏っててこうなってるだけなので。笑
まとめ
ツララブランドは比較的強いロッドのラインナップが多いですよね。
その中で、インディーは貴重なバーサタイルモデルです。
巻きをメインにしながらも色々やりたくなっちゃう人には、オススメできる一本だと思います。
現時点ではネット上で、新品だともうほとんど在庫はなさそうな雰囲気です…(中古ならベ○ーネットとかで出ていますが)
もしもお店などで見かけた際には、是非触ってみてください(∩´∀`∩)
★所有する全てのツララロッドについてはコチラ↓にまとめています★
最終更新日:2022年7月3日 愛するツララロッドたちに関して、所有するもの・していたもののタックルインプレッション記事を、ここに全てまとめます。 TULALAは自分たちが作る竿を「ルアー範囲は○~○g」、「テーパーは○○」、「[…]