【インプレ】ボトムアップの「スクーパーフロッグ」で実釣。名作「野良ガエル」との比較も。

川村光大郎先生でおなじみのボトムアップ社からリリースされた新作ワーム「スクーパーフロッグ」を実践投入してみたので、インプレをまとめてみました。

いい感じのアクションをしてくれる一方で、取り扱い方に注意が必要なので、そのあたりも含めて同タイプのワームと比較してみたりしました。

ボトムアップ新作「スクーパーフロッグ」購入

というわけで、発売前から気になっていたカエル系エラストマーワーム「スクーパーフロッグ」を予定通り入手してみました。

重量 3.1g
カラー 全8色
発売日 2021年7月
価格 税込990円(3個入)

この手のエラストマー素材によるフローティングタイプのカエルワームというのは、過去にも各社からそれぞれ色々とリリースされているかと思いますが、一番有名どころは、やはりティムコの「野良ガエル」でしょうか?

このワームに関しては、もはや説明不要の名作かと思いますが、過去に自分も良い思いをしたことがあります。

これまで自分の中ではスピニングタックル+PEラインで扱うカエル系ワーム=野良ガエル一択という感じで、野良ガエルになんの不満もなかったのですが、ボトムアップ代表の川村先生が語るに…

『本物(のカエル)は筋肉で動いているので、本物の形を真似たところでそのようにはならないのです。』

…と、バッサリ。

もちろん各社、単純にカエルの見た目にして「ハイ、OK」と開発しているわけではないのでしょうが、これは既存製品に対して中々の挑戦状だなと。

そんなわけで興味津々でリリース直後に飛びついたわけでした。

スクーパーフロッグの特徴

スクーパーフロッグの特徴ですが、まぁ形状とかアクションとかカラーとか、そういうのは全部メーカーHPやメーカーコラム記事を読んでいただくのが一番かと思います。笑

ボトムアップ社の製品紹介ページだけでなく、例えば同社のコラム「スクーパーフロッグ開発秘話」とか、コラム「スクーパーフロッグ リリース」とか。(この3ページ見るだけで、この記事不要だろってくらい相当色々載っています。笑)

しかし一応インプレ記事ですから、とりあえず自分が特筆したいなと思ったところだけ記載しておきます👇

携帯に便利なパッケージ

一番先に挙げた画像ですでに見てわかるように、スクーパーフロッグのパッケージは、切り出し可能なブリスターパックとなっています。

皆さんご存じのとおり、エラストマータイプのワームって通常ワームと接触することであっという間にドロドロになるため、これは嬉しいポイントです。

スクーパーフロッグのパッケージ
▲画像のように、フックを装着した状態でもブリスターパックになんとか収納可能。

自分の場合、エラストマータイプのワームは専用ケースでフィールドに持っていくのですが、スクーパーフロッグに関してはこのブリスターパックで持ち運ぶのがベストです。理由は後述します。

エラストマータイプのワームの収納方法
▲こんな感じに、ティムコの野良シリーズなどは、専用ケースに収めています。

オフセットフックに対応

スクーパーフロッグはオフセットフックの使用を前提として開発されているというのが、自分の中で最もポイントの高い点でした。

野良ガエルに関しては、基本「マス針ちょんがけ」が推奨されているため、カバーに絡ませて使う際に、やや難点があったからです。

野良ガエルのオフセットフック
▲もちろん野良ガエルでもオフセットフックをセットすることは可能ですが、実際に使ってみると、浮き姿勢やアクションに対してマイナスに働いているように感じます…

一方でスクーパーフロッグはオフセットフック使用時でも十分な浮力が出るように設計されており、フッキング率をあげるためのスリットも入っています。

▲背中側には横方向にスリットが入っています。(左)
▲お腹側は縦方向に大きくスリットが入っています。(左)

オフセットフックであれば、野良ネズミと同様に、ごちゃごちゃしたオーバーハングの中なども果敢に攻め込んでいけるため、ここは自分としては大きなメリットだなと。

ちなみにオフセットフックはハヤブサ「ライトニングストライク」の#2を合わせています。

スクーパーフロッグに適合するフック

ライトニング ストライク 2

ライトニング ストライク 2

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#2と#4を両方購入してみましたが、合わせた感じは#2がベストに感じます。(目印として付いているお尻のポッチをちょうど貫通させられる)

まぁ、言ってしまえば上に貼った川村先生のコラムに書いてあったまんまのフックを使っているだけなんですけどね。笑

キャスタビリティは良好

実釣の話に片足突っ込んでしまいますが、スクーパーフロッグのキャスタビリティはかなり良い感じでした。

▲タックルは自分の中で虫・カエル・ネズミにベストなグリッサンド56(ソリッドティップのツララ製ULショートロッドにPE1号。

PE1号というと、この手の釣りではかなり太い方になるかなと思いますが、カバーの奥にねじ込むこともあるので、これ以下の太さは使いません。

しかしそうすると、当然中々キャスタビリティがよろしくない方向に行ってしまうわけですが、スクーパーフロッグは特にストレスなくキャスト可能でした。

足部分が空気抵抗になる故、野良ネズミと同等…とまではいきませんが、自分のタックルでは野良ガエルよりは明らかにキャストしやすい印象でした。

スクーパーフロッグで実釣

さてここまででなんだか長くなってしまいましたが、先日の戸面原ダム釣行で早速スクーパーフロッグの実釣してきました。

スクーパーフロッグで夏のリザーバー攻略

結果は見てのとおりで、サイズを選ばなければ、簡単に入魂することができました✌

この日は試したいことが色々あったので、使用していた時間はそこまで長くありませんでしたが、子バスのチェイスは多数、その他、バラシ1本という感じでした。

扱いやすさに関してはすでに前項で書いたとおりで、アクションは川村先生こだわりのカエルキックアクションだし、投げやすいし、スナッグレス性も高いので、まぁ釣れるやつですよね…っていう。

アクション動画とか撮ろうかと試みたのですが、公式動画の方が圧倒的にちゃんと撮れているので、見たい方はコチラ👇を見てみてくださいな。笑

スクーパーフロッグの難点は?

メーカーさんやプロスタッフさんからもかなり多く注意情報が出されていますが、このスクーパーフロッグには一つ難点があります。

それは「まじで変形しやすい」ということ…

メーカーさんからは『使わないときはブリスターパックに戻すなどして、元の形状を保ってください』というアナウンスがされていますが、適当に放置しているとまじであっという間に変形しました。汗

時間にしては数時間、真夏のボートの上ということも手伝ったのでしょうが、柔らかいエラストマーワームだとここまで変形しやすいとは想像以上でした…

スクーパーフロッグは変形する
▲こんな感じにエラストマーワームボックスを開いた状態で、雑然と放置していたんです。(すみません)

もちろん他のエラストマーワームも、ブリスターパックから出して保管しておくと変形することはあるので、スクーパーフロッグだけが…というわけではありません。しかしここまで手足が変形してしまうと、使い物にならないレベルですから、本当に注意が必要です。(ちなみに野良ガエルは同じように適当な感じで放置していても、特に変形はみられません)

ただ…

▲手前がもともと変形していたやつ、奥が未使用品。

変形しやすいということは「元の形状にも戻りやすいはず!」と思って、ブリスターパックに収めてしばらく放置、その後、手足をベストの位置に上手いこと固定してあげたら、使えるレベルにまで戻ってくれました♪(数日かかりましたが。汗)

そんなわけで、変形してしまっても戻すことは可能なわけですが、フィールドに1個・2個しか持参していない場合は、変形させてしまうと死活問題となりますので、取り扱いには十分注意してあげてくださいっ!

まとめ

まだまだ使用歴は浅いですが、リリースされたばかりのスクーパーフロッグをざっとインプレまとめてみました。

野良ネズミから始まり、この手のエラストマー水面系ワームはここ数年ハマり気味でよく使うので、今後も引き続き使っていきたいと思います♪

取り扱いにだけ注意すれば、かなり良い仕事してくれる予感がします👍

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