【24SLXにも】SLX MGLをカスタム!コスパ最強機をさらにグレードアップする方法

2024年2月15日更新:

本記事は19SLX MGLが発売された2019年に執筆した記事となりますが、モデルチェンジ後の24SLXにもほとんど当てはまると思われます。

(シマノ開発者さんが「モデルチェンジで変更となったのは外装の塗装とスプール部分のみ」と仰られていたので…)

24SLXのリールカスタムにも本記事が役立てばと思い、再掲します🙏

ー以下、本文ー

コスパ最強?…と話題な「19SLX MGL」ですが、今回はそんなSLXのカスタム内容をご紹介。

コスパの高いリールというところから、今回はシマノ純正部品を活用して、お手頃価格で?仕上げております!笑

SLX MGLをカスタムする

今回は以前に書いた19SLXMGL70のインプレの続編です。

SLXをカスタムしよう!

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SLX MGLは実売価格15,000円前後でありながらΦ32mm MGLスプール搭載でキャスタビリティ◎、かなりコスパ良なリールであるということはすでにお伝えしている通りですが、どうしても低コストで仕上げている部分は随所にあったりします…

そこで、今回は自分が施したSLXのカスタムについてご紹介していきます。

ちょっと無理している部分もありますが、シマノ純正部品をうまいこと活用して低コストなカスタムとしているので、何かの参考になれば…と思います!

SLX MGLの外装カスタム

まずは外装のカスタムから。

外装カスタムの方針としては、SLXの差し色となっている「青」をなくしてしまうこと。

これについては賛否両論あるかと思いますが、試しに青なしで仮組してみたら、「あぁ…渋くてこっちの方が好き…」となってしまったのです。青好きの人すみません。汗

ではでは、各パーツについてカスタム内容をご紹介します。

メカニカルブレーキノブの交換

メカニカルブレーキノブを純正品から14クラド200純正品に交換

メカニカルブレーキノブのカスタム品としてはヘッジホッグスタジオからすでにSLXにも適合する「BCAL-16SCP70」が販売されていますが、今回はちょっとでも安いもの…ということで、シマノ純正パーツでクラド200のメカニカルブレーキノブを取り寄せました。

SLXMGLのメカニカルブレーキノブ交換

SLXをオールガンメタカラーにする方法

交換の手順は上画像の通り、ノブ内に座金が2枚(円形の座金と四角い座金)入っているのでそれを移植して、ハイ終了です。

このノブ、完全にSLX純正と同一形状というわけではないので、細かい話をすると、クラドノブだとノブを思いっきり締め込んでいったときにノブを回りがやや固くなります。ただ機能面は問題ないことは確認済みです。

とはいえここはもちろん、自己責任でお願いしますね。(全てのカスタムに言えることですが)

スタードラグの交換

スタードラグを純正品から16炎月100純正スタードラグに交換

ここはやっぱり純正品からアベイルヘキサゴナルスタードラグに…と当初は思ったのですが、今回は変化球で16炎月100純正スタードラグ(No.17 16EN100PG STAR DRAG)変更しました。

SLXMGLのスタードラグ交換方法

このスタードラグはアルミ合金製?なのにお値段1705円!(ちなみに部品№17だけで音出しピンなど全て組まれた状態のものが届くので二重注文に注意)

ただ、一個気になることがあり、純正品よりも少しボディとのクリアランスが大きくなってしまいます…

SLXMGLに合うカスタムスタードラグは?

写真じゃあまり伝わらないかと思いますが、実物でスタードラグをカタカタ動かせばわかります…

ただコレ、ヘッジホッグさんがSLXの適合品として紹介している「アベイルヘキサゴナルスタードラグ」でも同じなんですよ…

ということで、ちょっと苦肉の策ですが、スタードラグASSYとハンドルとの間に、余ったSLX純正部品「スタードラグ音出シ板」を噛ませることに。

SLXのスタードラグを交換するときの注意点

樹脂パーツが垣間見えることに気持ち悪く感じる人もいるかもしれませんが、自分は使っているうちにあまり気にしなくなってしまいました。

いずれにせよ純正スタードラグを他のものに変更する場合には、スタードラグのスカスカに目をつぶるか、スタードラグとハンドルの間に何かを挟むことに目をつぶるか…という感じかなぁと。(他にいい策あれば教えてください…)

あ、ちなみに交換した炎月ドラグはブラックでかっちりしていてかなりカッコイイ感じですよ!!

ボディ固定ビスの交換

ビスを純正品からジュラルミンビスに交換

SLXユーザーに絶対おすすめしたいのはコレ!地味だけどコレ…!

ボディを固定するビスをヘッジホッグ製のジュラルミンビス(M2×6mm)に交換します。

SLXMGLのビスがダサすぎるので交換する
左:ビフォー、右:アフター

SLXを見て自分がまず一番に感じたことが「ビスがだせぇ…」ってところだったんですよね。汗

M2ジュラルミンビスにすると、十字ビス特有の「僕ネジです!」という主張が薄くなるように感じるのは私だけでしょうか?(「ビスの色が明るくて逆に主張しちゃってるよ!」というツッコミはおやめください…ガンメタが思ってたよりも明るめの色だったなんて言いたいけど言えないよ…)

それと、ジュラルミンビスの六角レンチの方が、ビスを回す際にボディに当て傷を作ってしまうリスクを減らせると思うんですよね。

SLXのジュラルミンビスの取り付け方

自分でリールメンテするような人はもう絶対ジュラルミンビス化をおすすめしますね。こんなの送料込みで数百円ですから…

SLXで交換不可能なビス

ちなみに…リールフット側のビス2本は、M2.6の木ネジタイプが適合するのですが、長さが6mmと8mm?です。

残念ながらヘッジホッグだと現状M2.6木ネジタイプは5mmと6mmしか販売がないので、8mmの方は交換できていません(6mmを刺してみたけどやっぱ届かない)。ここはヘッジホッグさん待ちですね。

あ、それと画像を見ていて思い出しましたがレベルワインドキャップはヘッジホッグ製のアルミキャップに変えていました。汗

SLXは結構思いっきり露出する感じなので、ここもしれっと交換しておくのがカッコイイかもしれません♪

SLX MGLの機能的カスタム

続いて機能面のカスタムについて。

狙いとしては主に軽量化・巻き感の改善です。

ドラグ座金の交換で軽量化

SLX純正品からバンタム純正品に交換

SLX MGLの座金はシマノ低価格帯仕様のでかくて重い座金です。これをバンタムMGL純正品に交換します。

SLXMGLのギアは重すぎる!
左:バンタム純正、右:SLX純正
SLXのドラグを改造して軽量化!
▲取り付けるとこんな感じ

この座金はバンタムMGL以外にも採用されているかと思いますが、手持ちのリールで手っ取り早く、座金がアルミ製でギア径が同じことを確認できたのがバンタムだったのでバンタムから引っ張ってきました。

ドラグ座金の形状が変わるので、ドラグワッシャーも当然交換しましょう。

使った感じとしてはドラグ機能に違和感はなし!軽量化の効果も大きいし良い感じです。

ただし、ドラグ強度等の微妙な違いは出ていると思うので、そういうのが凄く気になる人はやめておきましょう。

ウォームシャフトのBB化

ウォームシャフトにセットされた純正ブッシュをBBに置換する

これは定番のカスタムですね。ウォームシャフトのブッシュをBB化するというもの。

しかし、「効果あるの?」と聞かれれば「よくわかりません」です。笑

けれど、BBが入るところにはBBを入れたい…男の子ってきっとそういうもの…笑

もはや面倒で画像もありませんが交換したい人はヘッジホッグHPに詳細載っているのでそちらを参照ください。

ハンドルの交換

純正ハンドルを社外ハンドル&4BB化

社外ハンドル化はそこそこコストがかかるのでやらない人も多いかと思いますが、一応ご紹介。

自分が今回取り付けたのは、アベイルオフセットハンドルLT85mm+シマノ軽量スリムノブHKRB(シマノBFS系リールの純正ノブ)+ヘッジホッグハンドルノブキャップ(ブラック)です。

SLXの純正ハンドルはシマノのバーサタイルリール(バンタムとかスコとか)と同じノブで、ハンドルもほぼ似たようなところですが、そこからよりフィネス方向へ変えてみました。

ハンドルをフィネス寄りにすることでシャッドやメタルバイブなどの操作感はかなり良くなります。(ハンドルがやぼったいと操作感もやぼったい)

そもそもSLX MGL購入の動機がこのあたりのルアーを扱うためだったので、これは当初の計画通りなのです。

で、「いやバーサタイルに使うんでハンドルそのままですよ」という方には一先ずハンドルノブの4BB化はやっておいて欲しいです。

購入後にノーカスタムノーメンテで1回使用していますが、ノブの回転重すぎ!(ハンドルノブ内はグリスでネチョネチョ)というのが個人的には一番気になったところですので。汗

ミネベアBBなら1個200円程ですから、コレであの不快感とおさらばできるのなら安いと思いますよ…

カスタムしたSLX MGLの使用感

カスタムしたSLXの使用感ですが、自己満と言えばそれまでなのですが、ま~とても快適ですよ…

カスタムしたSLXの使用感
▲季節的にシャッドやメタルの出番はないので、ミニスイムジグなんかで活用中。
SLXを軽量化したらかなり軽くなった。
▲ちなみに最終的には約10gの軽量化となりました。

ラインシステムはPE1.5号にロングリーダー(フロロ8LBまたは低伸縮ナイロン10LB)ですが、Φ32mm MGLスプールの性能を活かせてるかなと感じます。

巻き感はインプレ記事で書いているように非X-SHIP+非マイクロモジュールギアゆえに上位機種と比べると劣る部分はもちろんありますが、スタンダードな巻物には十分使えるレベルかなと思います。

SLX MGL カスタムまとめ

今回ご紹介したカスタムをまとめると下表の通りです。

カスタム部分 交換部品名 コスト
メカニカルブレーキノブ No.14 14CU200I C/C CAP 850円
スタードラグ No.17 16EN100PG STAR DRAG 1,550円
ボディ固定ビス ジュラルミンビス(M2×6mm) 480円
レベルワインドキャップ LVCAP-18BTM 900円
ドライブギア座金 No.3418BTM R スタドラクイタ、No.35 17EXSDC R スタドラクWC 1,100円
ハンドルノブブッシュ、ウォームシャフトブッシュ ミネベア DDL-740ZZ 200円×5
ハンドル Avail オフセットハンドルLT 8,000円
ハンドルノブ 軽量スリムノブHKRB 1,300円×2

これまでエントリー機~中価格帯というと、バーサタイルリールが主なラインナップだったかと思いますが、その中でもSLX MGLはしっかり差別化されていて(他のリールと使い分けできて)面白いリールだと感じます。

カスタムをすればさらに快適化できますし、HAGANEボディ(メインフレームがアルミ製)でかっちりしているので、他の上位機種に織り交ぜて使用しても違和感は少なめです。

今後じっくり使い込んでいく予定ですので、何かわかった・感じたことがあればまた記事にしていきたいと思います(/・ω・)/

★追記:18バンタムMGLユーザーにはSLX MGLがオススメという話はコチラ↓

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★今回使用しているシマノ純正パーツはヘッジホッグスタジオからも注文可能です↓