コスパ最強?…と話題な「19SLX MGL」ですが、今回はそんなSLXのカスタム内容をご紹介。
コスパの高いリールというところから、今回はシマノ純正部品を活用して、お手頃価格で?仕上げております!笑
SLX MGLをカスタムする
こんにちはーヘッジホッグスタジオのス○マ野郎ことみかんです(/・ω・)/
今回は前回書いた19SLXMGL70のインプレの続編です。
最終更新日:2020年1月30日 実売15,000円代のコスパ最強!?と話題のシマノ19SLX MGL70を購入しました。 19SLX MGL70のスペック・特徴から内部構造や実釣の使用感、さらにはカスタム方法まで余すことなくお[…]
SLX MGLは実売価格15,000円前後でありながらΦ32mm MGLスプール搭載でキャスタビリティ◎、かなりコスパ良なリールであるということはすでにお伝えしている通りですが、どうしても低コストで仕上げている部分は随所にあったりします…
そこで、今回は自分が施したSLXのカスタムについてご紹介していきます。
ちょっと無理している部分もありますが、シマノ純正部品をうまいこと活用して低コストなカスタムとしているので、何かの参考になれば…と思います!
SLX MGLの外装カスタム
まずは外装のカスタムから。
外装カスタムの方針としてはSLXの差し色となっている「青」をなくしてしまうこと。
これについては賛否両論あるかと思いますが、試しに青なしで仮組してみたら、「あぁ…渋くてこっちの方がしゅき…」となってしまったのです。青好きの人すみません(^_^;)
ではでは、各パーツについてカスタム内容をご紹介します。
メカニカルブレーキノブの交換
メカニカルブレーキノブのカスタム品としてはヘッジホッグスタジオからすでにSLXにも適合する「BCAL-16SCP70」が販売されていますが、今回はちょっとでも安いもの…ということで、シマノ純正パーツでクラド200のメカニカルブレーキノブを取り寄せました。
交換の手順は上画像の通り、ノブ内に座金が2枚(円形の座金と四角い座金)入っているのでそれを移植して、ハイ終了です。
このノブ、完全にSLX純正と同一形状というわけではないので、細かい話をすると、クラドノブだとノブを思いっきり締め込んでいったときにノブを回りがやや固くなります。ただ機能面は問題ないことは確認済みです。
とはいえここはもちろん、自己責任でお願いしますね(^_^;)(全てのカスタムに言えることですが)
スタードラグの交換
ここはやっぱり純正品からアベイルヘキサゴナルスタードラグに…と当初は思ったのですが、今回は変化球で16炎月100純正スタードラグ(No.17 16EN100PG STAR DRAG)変更しました。
このスタードラグはアルミ合金製?なのにお値段1550円!(ちなみに部品№17だけで音出しピンなど全て組まれた状態のものが届くので二重注文に注意)
ただ、一個気になることがあり、純正品よりも少しボディとのクリアランスが大きくなってしまいます…
写真じゃあまり伝わらないかと思いますが、実物でスタードラグをカタカタ動かせばわかります…
ただね~コレ、ヘッジホッグさんがSLXの適合品として紹介している「アベイルヘキサゴナルスタードラグ」でも同じなんですよ(^_^;)
ということで、ちょっと苦肉の策ですが、スタードラグASSYとハンドルとの間に、余ったSLX純正部品「スタードラグ音出シ板」を噛ませることに。
樹脂パーツが垣間見えることに気持ち悪く感じる人もいるかもしれませんが、自分は使っているうちにあまり気にしなくなってしまいました。
いずれにせよ純正スタードラグを他のものに変更する場合には、スタードラグのスカスカに目をつぶるか、スタードラグとハンドルの間に何かを挟むことに目をつぶるか…という感じかなぁと。(他にいい策あれば教えてください…)
あ、ちなみに交換した炎月ドラグはブラックでかっちりしていてかなりカッコイイ感じですよ\(^o^)/
ボディ固定ビスの交換
SLXユーザーに絶対おすすめしたいのはコレ!地味だけどコレ…!
ボディを固定するビスをヘッジホッグ製のジュラルミンビス(M2×6mm)に交換します。

SLXを見て自分がまず一番に感じたことが「ビスがだせぇ…」ってところだったんですよね。汗
M2ジュラルミンビスにすると、十字ビス特有の「僕ネジです!」という主張が薄くなるように感じるのは私だけでしょうか?(「ビスの色が明るくて逆に主張しちゃってるよ!」というツッコミはおやめください…ガンメタが思ってたよりも明るめの色だったなんて言いたいけど言えないよ…)
それと、ジュラルミンビスの六角レンチの方が、ビスを回す際にボディに当て傷を作ってしまうリスクを減らせると思うんですよね。
自分でリールメンテするような人はもう絶対ジュラルミンビス化をおすすめしますね。こんなの送料込みで数百円ですから…
ちなみに…リールフット側のビス2本は、M2.6の木ネジタイプが適合するのですが、長さが6mmと8mm?です。
残念ながらヘッジホッグだと現状M2.6木ネジタイプは5mmと6mmしか販売がないので、8mmの方は交換できていません(6mmを刺してみたけどやっぱ届かない)。ここはヘッジホッグさん待ちですね。
あ、そうだ画像を見ていて思い出しましたがレベルワインドキャップはヘッジホッグ製のアルミキャップに変えていました。汗
SLXは結構思いっきり露出する感じなので、ここもしれっと交換しておくのがカッコイイかもしれません♪
SLX MGLの機能的カスタム
続いて機能面のカスタムについて。
狙いとしては主に軽量化・巻き感の改善です。
ドラグ座金の交換で軽量化
SLX MGLの座金はシマノ低価格帯仕様のでかくて重い座金です。これをバンタムMGL純正品に交換します。


この座金はバンタムMGL以外にも採用されているかと思いますが、手持ちのリールで手っ取り早く、座金がアルミ製でギア径が同じことを確認できたのがバンタムだったのでバンタムから引っ張ってきました。
ドラグ座金の形状が変わるので、ドラグワッシャーも当然交換しましょう。
使った感じとしてはドラグ機能に違和感はなし!軽量化の効果も大きいし良い感じです。
ただし、ドラグ強度等の微妙な違いは出ていると思うので、そういうのが凄く気になる人はやめておきましょう。
ウォームシャフトのBB化
これは定番のカスタムですね。ウォームシャフトのブッシュをBB化するというもの。
しかし、「効果あるの?」と聞かれれば「よくわかりません」です。笑
けれど、BBが入るところにはBBを入れたい…男の子ってきっとそういうもの…笑
もはや面倒で画像もありませんが交換したい人はヘッジホッグHPに詳細載っているのでそちらを参照ください。
ハンドルの交換
社外ハンドル化はそこそこコストがかかるのでやらない人も多いかと思いますが、一応ご紹介。
自分が今回取り付けたのは、アベイルオフセットハンドルLT85mm+シマノ軽量スリムノブHKRB(シマノBFS系リールの純正ノブ)+ヘッジホッグハンドルノブキャップ(ブラック)です。
SLXの純正ハンドルはシマノのバーサタイルリール(バンタムとかスコとか)と同じノブで、ハンドルもほぼ似たようなところですが、そこからよりフィネス方向へ変えてみました。
ハンドルをフィネス寄りにすることでシャッドやメタルバイブなどの操作感はかなり良くなります。(ハンドルがやぼったいと操作感もやぼったい)
そもそもSLX MGL購入の動機がこのあたりのルアーを扱うためだったので、これは当初の計画通りなのです。
で、「いやバーサタイルに使うんでハンドルそのままですよ」という方には一先ずハンドルノブの4BB化はやっておいて欲しいです。
購入後にノーカスタムノーメンテで1回使用していますが、ノブの回転重すぎ!(ハンドルノブ内はグリスでネチョネチョ)というのが個人的には一番気になったところですので。汗
ミネベアBBなら1個200円程ですから、コレであの不快感とおさらばできるのなら安いと思いますよ…
ミニチュアベアリング 【NMB】 ステンレス 両シールド付 DDL-740ZZ 674ZZ 内径4mm×外径7mm×幅2.5mm
カスタムしたSLX MGLの使用感
カスタムしたSLXの使用感ですが、自己満と言えばそれまでなのですが、ま~とても快適ですよ…


ラインシステムはPE1.5号にロングリーダー(フロロ8LBまたは低伸縮ナイロン10LB)ですが、Φ32mm MGLスプールの性能を活かせてるかなと感じます。
巻き感はインプレ記事で書いているように非X-SHIP+非マイクロモジュールギアゆえに上位機種と比べると劣る部分はもちろんありますが、スタンダードな巻物には十分使えるレベルかなと思います。
SLX MGL カスタムまとめ
今回ご紹介したカスタムをまとめると下表の通りです。
カスタム部分 | 交換部品名 | コスト |
メカニカルブレーキノブ | No.14 14CU200I C/C CAP | 850円 |
スタードラグ | No.17 16EN100PG STAR DRAG | 1,550円 |
ボディ固定ビス | ジュラルミンビス(M2×6mm) | 480円 |
レベルワインドキャップ | LVCAP-18BTM | 900円 |
ドライブギア座金 | No.3418BTM R スタドラクイタ、No.35 17EXSDC R スタドラクWC | 1,100円 |
ハンドルノブブッシュ、ウォームシャフトブッシュ | ミネベア DDL-740ZZ | 200円×5 |
ハンドル | Avail オフセットハンドルLT | 8,000円 |
ハンドルノブ | 軽量スリムノブHKRB | 1,300円×2 |
これまでエントリー機~中価格帯というと、バーサタイルリールが主なラインナップだったかと思いますが、その中でもSLX MGLはしっかり差別化されていて(他のリールと使い分けできて)面白いリールだと感じます。
カスタムをすればさらに快適化できますし、HAGANEボディ(メインフレームがアルミ製)でかっちりしているので、他の上位機種に織り交ぜて使用しても違和感は少なめです。
今後じっくり使い込んでいく予定ですので、何かわかった・感じたことがあればまた記事にしていきたいと思います(/・ω・)/
★追記:18バンタムMGLユーザーにはSLX MGLがオススメという話はコチラ↓
7月に左ハンドルも発売されたことにより、色々と話題になっている19SLX MGL 70/71ですが、自分が以前から所有している18バンタムMGLと併用するリールとして、とても合っているなぁと感じています。 その理由をまとめたいと思いま[…]
★今回使用しているシマノ純正パーツはヘッジホッグスタジオからも注文可能です↓