前回記事ではバンタムMGLの欠点を潰すための、オーソドックス(?)なカスタムについてまとめました。
今回は高剛性ボディのバンタムMGLをあえてベイトフィネスカスタムした場合の使用感などについてまとめていきたいと思います(‘ω’)
シマノ現行ベイトフィネス機の難点
基本シマノユーザーの私。
シマノBFS機の代表的な存在は言うまでもなく「アルデバランシリーズ」かと思いますが、実は私アルデバランについて09アルデバランMg以降のものは一切使用したことがありません。汗

というのも、個人的に現行アルデバランの印象って「軽すぎ&ラインキャパ少なすぎ」な気がするんです…
勿論一般的なベイトフィネス用途(ワームメインで小型プラグをちょっと使うような用途)ではスペック的にOKなんでしょうが、自分の場合、5~10gくらいのプラグを投げて巻いてをひたすら繰り返すような釣り(所謂ライトプラッキング)をメインにするので、それだとちょっと違うかな?と感じるのです…
そのため、私は以前からフルメタルボディ・MMギア搭載のカルコンBFSを愛用しているわけですが、現行シマノリールではロープロタイプではこのようなリールは存在していません。
というわけで、高剛性ロープロリールであるバンタムMGLのBFS化(というかライトプラッキング対応化)を試みました!
バンタムMGL→バンタムBFSへ
ベイトフィネス化といっても、KTF仕様のガチガチなカスタムでありませんが、ライトプラッキングに対応できよう、バンタムMGLを下のように組み上げてみました。
フルメタルボディなので当然他のBFS機と比較しちゃうと重いは重いんですが、まぁカルコンBFSを普段使用している人からしたら十分かなという感じ。コスメ的にも満足!
カスタム内容詳細は以下の通りです。(スタードラグの交換はただの自己満です。笑)
カスタム部分 | 内容 | 備考 |
ハンドル | アベイル オフセットハンドルLT+シマノ純正軽量スリムノブHKRB | -9g程度の軽量化 |
スプール | アベイル マイクロキャストスプール(18BTM36RI)に
※これでラインキャパMAX16lb-100mから12lb-75mに減 |
-0.6gの軽量化 |
スタードラグ | スプールカラーのゴールドに合わせて無駄に14カルコン純正品に | +1g程度重量増 |
※18BTM36RIの詳細はコチラ☑、オフセットハンドルLTの詳細はコチラ☑
(Hedgehog Studio商品ページに飛びます)
バンタムBFSの実釣評価-キャスタビリティ-
では早速実釣を・・・ということで、まずはフロロ8lb巻いて自分がこれまでカルコンBFSで使ってきたルアーたちを投げてみた!
・・・結論からいうと、軽量ルアー(5g前後のシャッドやワームなど)への対応力は、完全にカルコンBFSが勝っておりました・・・
具体的に言うと、ちょっとでも風があると、バンタムBFSじゃブレーキセッティングがかなりシビアになり、飛距離を伸ばすためにブレーキ緩めるとすぐにバックラ・・・という感じ。
勿論投げやすいもの(7gのメタルバイブや9gクラスのシャッド類)ならば問題ないのですが、空気抵抗がある程度あって軽いものはかなり厳しいなという印象。
そっか・・・と残念に思っていたのですが、「いや、軽量スプール活かすならPEでしょ?」というご指摘をいただき、急遽PEに巻き替えて使ってみたんです。
そしたら・・・いや、こんなに変わるのねっていうくらい変わってびっくり。笑
多少風があっても軽いシャッドを楽に飛ばせる!
いや、実は自分、ベイトPEをこれまでほぼ使用してこなかったのですが、軽量スプールに重たいフロロをいっぱい巻いたら結局意味なし、PEでこそその特性を活かせる・・・って考えたら当たり前なんですが、そうかなるほどねと思い知らされました。笑
スプールの立ち上がりを良くしたいならPEラインが最強というお話です。特に旧モデルをカスタムする時には高価絶大ですよ。…
↑カケヅカさんの過去記事をようやく理解・・・汗
しかし一個問題がありました。
それは「自分がベイトPEのキャストが下手過ぎる」ということです…(゜д゜lll)
ナイロン・フロロと結構違いがあるので、これは慣れないとですね…ベイトフィネスPE、今更ですが今後勉強したいと思います!汗
バンタムBFSの実釣評価-巻き心地-
マイクロモジュール(MM)ギア搭載のバンタムMGLですが、巻物に使うには当然気になるところの「巻き心地」。
ギア比については、自分の所有するバンタムはギア比6.2で、カルコンBFSは6.8なので若干の違いはあります。
しかし以前もこれについて記事に書きましたが、カルコンとバンタムのMMギアって、実は結構(というかかなり)モジュール値が違うんですよね。
ここからくる(?)使用感の違いはというと・・・
個人的にはやっぱりカルコンがシルキーに感じる!・・・ような気がする。笑
ただ、差のレベルとしては、チューニングの仕方等でも下手したら埋まるんじゃないかっていう程度かも・・・?笑
バンタム自体、巻き心地はもともと良いわけですし、普通に巻きもので使って気持ちいいレベルかと思います!
※但し自分のバンタムMGLは使用頻度低めなので経時劣化はほぼなしの状態です。バンタムは巻き心地の劣化スピードが早いと言う声もチラホラ見かけるので、この部分については評価できていません。
結論:バンタムBFSは面白いと思う
色々と書いてきましたが、結局バンタムBFS、どうなん?といわれると、「中々面白くて良いかと思いますよ」という答えです。
ロープロタイプでフルメタルボディの剛性・MMギアの巻き心地って組み合わせは、今のところシマノ現行機ではありませんからね。
ただ書いたようにSVS+軽量スプールだと、PE以外の使用はまぁまぁ厳しいのかなと感じたところです。
カルコンBFSはマグネットブレーキ(FTB)ですから、そこはやっぱり大きな強みなんだなと実感・・・
今後はもう少しベイトフィネス+PEのお勉強をしていきたいと思っているので、何かわかれば追記していきたいと思います!
余談:ベイトフィネスにベストなブレーキは?
バンタムBFSをいじっているときに、気になったので「ベイトフィネスにベストなブレーキシステムは?」というアンケートをツイッターやってみたんです。その結果がコチラ。
【参考に教えてください】ベイトフィネス機のブレーキシステムで一番良いと感じるものは?
— みかん@埼玉 (@mikan_saitama) 2019年3月11日
やはり圧倒的にマグ系ブレーキ強し・・・という感じですね(^_^;)
シマノFTBは後発にも関わらず結構な票を獲得したのは意外でしたが、まぁ最終的にはダイワが優勝。
Air系ブレーキシステムは正直結構気になっています・・・
自分の場合、BFSは多用するのがほとんど冬と早春だけなので、どこまで足突っ込むか悩むところなのですが、、、アルファスエアとか(?)気になったりならなかったり・・・ねぇ?笑
まとめ
バンタムMGLのベイトフィネス化とその使用感についてまとめました。
BFS対応させるとなると、最低限ハンドル組とスプールは替えないのいけないので、そうすると結構課金の必要はありますね(^_^;)
ほんの少し、せっかくならカルコンのようにバンタムボディベースで軽量化・FTB化したシマノ純正の「20バンタムBFS」が出ないかな~?なんて思っていたりします。
需要は少なそうですけれど・・・(笑)
追記:バンタムMGLのインプレを徹底的に書きました。
当ブログで色々な視点から記事にしてきたバンタムMGLですが、「総まとめ」ということで良いところも悪いところも徹底的に解説したインプレ記事を公開しました。
バンタムMGLを購入検討している方や、カスタムやメンテナンスについても書いているので現バンタムMGLユーザーにも読んでもらい記事です(‘ω’)
購入後から実釣に入れてはカスタムやメンテナンスを繰り返し、また実釣してはカスタムし…そんなことをひたすら繰り返してきたシマノ 18バンタムMGLのタックルインプレッションです。 自分が今までイジリ回してきて&釣ってきて感じてきたことを[…]