またまたリビルドしたエッジVグラスとロッドリビルドの面白さ

来シーズンに向けて、長きに渡り作っていたリビルドロッドが完成しました〜✌️

というわけでブログにまとめていく〜✌️

エッジVグラスのリビルド完了

そんなわけで、以前からTwitterでもブログでもちょこちょこ出していたパームスのエッジVグラスモデル×2本のリビルドがようやく完了しました。

から始まり…

そして…

こんな感じに無事完成🎊

今回元としたロッドは、EVC-603とEVC-604というモデル。

エッジVグラスの中でも比較的硬めのモデルで、デカハネや少し大きめのクランクを扱うために作りました。

メモ:パームスエッジの番手は、E=エッジ、EP=エッジプライド→V=Vグラス、G=グラファイト→C=ベイトキャスティング、S=スピニング→数字2つ=レングス(60=6.0ft)→最後の数字=硬さ(数字が上がるほど硬くなる)ってといった表記になってます。

エッジVグラスは過去にも2本リビルドしていて、コレでリビルドロッドは4本まで増えました。(もうこれ以上は作らないゾ…汗)

▲昨シーズンのメインロッドとしてリビルドしたのは、手前の2本、EVC-561とEVC-562でした。

今回のチャレンジポイント

今回ロッドリビルドをするにあたり、いくつか初めてチャレンジしたことがありました。

リールシートの塗装

まずリールシート。前回記事では失敗したって話で終わっていましたが、その後、無事に満足のいく仕上がりに塗装することができました✌️

▲一番左は比較用の無塗装リールシートで、右側2つが今回塗装したリールシートです。
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綺麗な仕上がりにするには、やはりプラサフが必須でしたね…ロックペイントさんのクライマックス、これいいゾ〜♬

カラーは粗めのガンメタリック。

失敗作では不具合が出たスクリュー部分の動作も、今回は全く問題なしです。

やはり失敗から学ぶことは多い…(しみじみ)

▲こっちが最初に色々自己流でやってみて激しく失敗したリールシート。リールシートの塗装なんて簡単そう〜と甘く見てると、痛い目みます…(痛い目みました)

EVAグリップのシェイプ加工

これも以前に記事にしたとおり、電動ドリルでグリップをストレートからシェイプ形状に加工しました。

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EVAグリップやコルクグリップをテーパー加工してシェイプ形状にする方法

今回はEVAでしたが、今後コルクグリップを組むときには、またこの方法で追加工してみたいと思います✌️

オールチタンフレーム&リバースガイド

ロッドリビルドやる際、これまでガイドに関してはものすごくこだわりを持っていたわけではありませんが、今回はよくよく考えた上で選定しました。

フレームは全てチタンのものにして、バット付近はリバースガイド(T-LRVSG)に。

まぁ、細かなガイドの違いによる効果を語れるほど詳しくないし、このガイドセッティング、TAPER & SHAPE / テーパーアンドシェイプのマキモノXブラックコレクションをパクってるだけなんですけどね🙄爆

メモ:TAPER & SHAPEは、昔パームスでロッドデザイナーをされていた島津靖雄さん(またの名をテーパーの魔術師)が独立して立ち上げたロッドメーカー。グラスウェイシリーズのマキモノX、X-SPは一部のマキヲタさんたちが使用されていたりしますよね。

スレッドは純正と同じブラックではなく、あえて少し目につくようにグレーっぽいAスレッド+シルバーアッシュみたいなメタリックスレッドで巻いてみました。

▲仕上がりも淡いグレーになることをイメージしてたんですが…やぱりエポキシで濡れると色は濃くなっちゃいますね。次回のカラー選定に活かそう。

その他諸々

他にも純正よりもガイド点数を増やしたり位置変えたり、バットジョイントにしたり…とかやっていますが、その辺の詳細はキリがないので割愛で🙆‍♂️

ロッドリビルドの面白さ

ロッドビルド初心者の私がアレコレ語るのも偉そうかもですが…

古いロッドをリビルドするのってほんと面白いです、釣り関連のDIYする方なんかにはオススメですよ。笑

何が面白いかって、まずビフォーアフターが楽しめるんですよ。

簡単に言うと古いロッドに装備されてるデカくて重いガイドとか、ボロボロで握りにくいグリップとか、現代のパーツに交換したら当然軽くなったり、握りやすくなったりするじゃないですか…?

※当然、古いロッドに付いてるガイドとかグリップが一概に悪い、という意味じゃありませんよ。

その違いを体感できるのって、二度美味しいというか、すごく勉強になるんですよね…あぁ、こういう風に変えると、同じブランクでもこうも変わるか…!と🤔

あとはお値段的にも手頃な価格でヤレるところもポイントです。

20年前はハイエンドモデルだったロッドでも、状態悪くても良いなら今じゃものによっては中古で5000円以下とかで買えちゃうわけですよ。

もちろんこれにグリップを変えて、ガイド全部変えて…ってやっていくと、すぐ+1万くらいはいってしまうんですけどね。汗

それでも最近の中〜高価格帯ロッドと比較したら、お安く済むかと思います。

ロッドビルドなんて敷居高いだろ…と思っている方も多いかもしれませんが、専用道具で必要なのはロッドくるくるモーターくらいで、あとはガイドスレッドとエポキシコーティング剤、エポキシ接着剤くらいですからね。

※ちなみにロッドくるくるモーターは自作も可能です👇

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自作フィニッシングモーターの作り方

※ちなみにちなみに、ブランクの塗装も、2液ウレタンの缶スプレーを野外で吹くので十分事足りますよ〜(コスパはちょっと悪いですけどね)

Twitter界隈をみていると最近は自作ルアー作りが流行しているのをすごく感じますが、ロッドの方も自作すると愛着半端ないし、それでお魚を釣り上げるってのも乙なものですよ🙆‍♂️✨

まとめ

というわけでリビルドしたグラスロッドも、これで4本となりました。

巻物用グラスロッドって、市場にある既製品は基本レングスが66とか、610とかになるので、6フィート以下のシャキっとしたグラスロッドが欲しいと思ったら、やっぱり古いモデルをリビルドする選択に行き着くんですよね。

ショートロッドの有用性は、近年見直されつつある風潮はありますけどね🙌

そんなわけで今回はこの辺で。

とりあえず、リビルドした603と604で実釣・入魂が楽しみです♬

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