【ブラスギア化】16メタニウムMGLに19スコーピオンMGLのドライブギアを挿入!

16メタニウムMGLのドライブギアはジュラルミン製マイクロモジュールギア…

これをブラスギア(真鍮ギア)化するという情報は、すでにネット上でチラホラありますが、実際に自分も試してみたので備忘録としてまとめておきます。

16メタニウムMGLのドライブギア不具合

先日記事にまとめたとおり、16メタニウムMGLのドライブギアはジュラルミン製マイクロモジュールギアであり、これは酷使されると歯欠けを起こしたりするという不具合が生じます。

マイクロモジュールギアは強度が弱く欠ける

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ジュラルミン製マイクロモジュールギアのデメリット

ここまでギアが痛む前に、小まめなグリスアップをするなど、対策を講じるのがベターではありますが、もうギアがボロボロになってしまったら仕方ない、元の状態に戻すには「ドライブギアの交換」しか手がありません。

16メタニウムMGLのドライブギア価格

シマノパーツ表からギアの価格を調べる
▲シマノHPにて、部品番号や価格は確認することができます。16メタニウムMGLのドライブギアは3,600円です。

しかしながら、このリールは自分ではなく、お世話になっている先輩が使用するもの…

そして釣行頻度が異常な先輩が使う場合、また数年で同じ状態に戻ってしまうことが予測されます(^_^;)

さて、どうしますかね…

19スコーピオンMGLとの互換性

そこで記憶を辿っていくと、「16メタニウムMGLはブラスギア化できる」という情報がどっかにあったよな…と思い出しまして、早速有能なフォロワー様たちに情報を募ってみました。(他力本願)

すると間もなく、信頼できる情報筋からリプライが…

「19スコーピオンMGLのドライブギア(ブラス製)を入れることができる。そして使用していて不具合なし」と。

…いやぁ、本当に有能なフォロワー様たちには感謝しかありません。

ということで早速シマノ社のパーツリストをチェックして、お取り寄せです!!

19スコーピオンMGLのドライブギア

19スコーピオンMGLのパーツリスト
▲16メタニウムMGL(左)ノーマルギアと互換性のある19スコーピオンMGL151ノーマルギアのドライブギア、価格は2,050円です。(こっちの方が安いやんけ!!)

数日で釣具店から連絡があり、無事に入手が完了しました♪。

16メタニウムMGLのブラスギア化

16メタニウムをブラスギア化

そんなわけで取り寄せた19スコーピオンMGLのブラス製マイクロモジュールギアを早速装着…

16メタニウムMGLにブラスギアを入れる
▲オーバーホールは以前に全て終わらせておいたので、あとはドライブギアを入れ替えるだけです。

16メタニウムMGLのオーバーホール

▲今回、ドラググリスにはボアードのTHG、ドライブギアにはシマノのプレミアムグリスを塗布。

ジュラルミンギアと真鍮ギアの比較

▲メタニウムとスコーピオンのドライブギア比較。歯幅が異なっていますが、薄い分には問題ないらしい。(16メタニウム純正が5mm厚、19スコーピオン純正が4mm厚)

ジュラルミンギアと真鍮ギアの重量差

▲ちなみに重量差は約9g。歯幅が異なるのにこれだけブラス製だと重くなるとは…確かにジュラルミンギアは「軽量化」という面では大きなメリットをもたらすと良くわかります。

メモ:交換をするのはドライブギアのみでOK。なお、ピニオンギアは長さが異なるために、互換性はありません。(16メタニウムMGLをブラスギア化するのに、ピニオンギアの取り寄せは不要ということ)

というわけで…

ブラスギア化した16メタニウムMGL

はい、これにて完成!!(つっても外観は何も変化なしだけど。汗)

 

動作的にも問題なさそうです♪

↑参考までに動画撮ってみました。

作業内容としては、ハンドルの取り外しとボディ固定用ビスの取り外し、ギアの入れ替え+グリスアップくらいなので、難易度は比較的低い方です。

ハンドル周りのワッシャー順序などをしっかり記録しておけば、カスタム初心者でも出来るレベルかと思いますよー👐

ブラスギア仕様で不具合・デメリットは?

正直いって使っていて不具合が出るか、自分としては全く未知数です。汗

しかし、かなり信頼できる情報筋と言って全く問題でないだろうというお方は、不具合なく使用できているようなので、大丈夫でなかろうかと考えています。

16メタニウムMGLをブラスギア化することによる不具合
▲ブラスギア挿入後、グリップに取り付けて、暇さえあればクルクルしていましたが、不具合なし!

とはいえ、非純正状態にはなるわけですから、そこは完全自己責任でお願いします。

ちなみに、ブラス製ドライブギア化した16メタニウムMGLの巻き感は…「すこぶる良いです。」…と、言いたいところなのですが、まぁ「それなり」です。笑

これに関してはまぁ組み上げのスキルにも左右されるでしょうし、「ブラスギア化したから巻き心地が良くなる」なんて軽率なことは言えないわな~ってところです。

※あとやっぱり同じタイミングでピニオンギアも純正の新品に変えておけば良かったかなぁ…とやや後悔。

あ、あとは当然リール重量は増えますから、それはデメリットと言えます。

全て組みあがっておおよそ185gくらいになっておりました。

と、まぁ色々挙げてみましたが、先輩から預かった状態のときを思い返せば、本当に自信をもって「良くなったでしょ~!!」といえるくらいの仕上がりですけどね\(^o^)/

まとめ

16メタニウムMGLに19スコーピオンMGLのドライブギアを入れることで、ブラスギア化する方法についてでした。

もしもやってみたいと思った方は、くれぐれもパーツを注文する際にはギア比は間違えないようご注意を!

持ち主の先輩に返却後、しばらく使ってもらった感想をもらえたら、追記しておきますねー!!

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