【シマノ】20メタニウムが「買い」な理由と懸念している2つのこと(追記あり)

皆さんお待ちかねのシマノ2020年新製品情報が解禁されました。

ベイトリールファンからすると最注目株は間違いなく20メタニウムですよね。

ということで、シマノHPと、詳細情報を先出ししてくれているシマノプロスタッフである黒田健史プロのブログ「黒田健史のいろはにほへと」の情報に加えて、釣りフェスティバル2020で実物を触ってきた体験をもとに、20メタニウムに対する自分の考えをまとめていきます。

20メタニウムのスペックと特徴

早速ですが、ごちゃごちゃした前置きは少なめにしまして、20メタニウム、個人的には完全に「買い」だなと判断しています。

20メタニウムの外観はガンメタカラー

しかし細かな理由は後述するとしまして、まずはスペックと特徴について一応まとめておくことにします。(もう熟知している人は読み飛ばして大丈夫です)

20メタニウムのスペック一覧

20メタニウムに関するスペックはざっとまとめると以下の通りです。

20メタニウム16メタニウムMGL
自重175g175g
ドライブギア真鍮(ブラス)製ジュラルミン製
ボディ素材マグネシウム合金(Bカムレバーのみジュラルミン)マグネシウム合金&CI4+
ボディ特性コアソリッドボディHAGANEボディ
ギア比6.2、7.1、8.16.2、7.4、8.5
スプールφ34mm、幅19mmのマグナムライトスプールⅢφ34mm、幅22mmのNEWマグナムライトスプール
ラインキャパシティ12LB-100m12LB-100m

※比較として16メタニウムMGLも合わせて載せておきました。

20メタニウムの技術的特徴

また、20メタニウムに搭載されている技術的特徴を以下にまとめます。

  1. ドライブギア素材をジュラルミンから真鍮(ブラス)製へ
  2. マグネシウム合金によるコアソリッドボディ
  3. φ34mmのナロースプール(MGLスプールⅢ)
  4. ギア変更に伴う重量増を各部の設計や素材を見直すことで相殺

簡単に言ってしまえば「19アンタレスと18バンタムMGLの良いとこ取りしてメタニウムの軽さを維持しました」的な全部のせリールということですね。

逆にこれまでのベイトリールには搭載されたことのない新たな技術は特にない…とも言えますが、メタニウムシリーズを長期に渡り使ってこなかった私でも、魅力を感じる技術は詰め込まれています。

20メタニウムは何故そんなに軽い?

ちなみにジュラルミンギアから真鍮ギアへの変更に伴って発生した重量増は、スタードラグやレベルワインドシャフトのCI4+化、ブレーキパイプやハンドルノブの設計など、かなり細かいところを見直していって16メタニウムと同様の「175g」を実現しているとのこと。シマノ開発チームの努力が素晴らしすぎますね…

20メタニウムが「買い」な理由

というわけでいよいよ本題。

自分が20メタニウムを「買い」だと考えている理由についてまとめていきます。

1.超高強度真鍮ドライブギアへの期待

まずはやっぱり何はさておきギアの変更、ここだと思っています。

07メタニウムMg以降、長らくジュラルミン製ギアを搭載してきたメタニウムシリーズなわけですが、ここにきて05メタニウムXT以来のブラスギアへ回帰。

シマノ商品説明に「さらなるタフさを追求してドライブギアを超高強度真鍮ギアへ・・・」とあるように、ジュラルミン製ギアは軽いという大きなメリットを持つ一方、ギアの劣化が激しいということはここ数年よく話題に上がっている話です…(特にマイクロモジュール化してからは)

20メタニウムのギアは16メタニウムとどこが違う?

20メタニウムが16メタニウムから進化したポイントは。

自分は長らくメタニウムシリーズを長らく使ってこなかった理由の一つはそこな訳ですが、先日友人から3シーズン酷使した16メタニウムのオーバーホールを依頼されて受けたところ、なるほどこれは中々酷いな…と(^_^;)

メンテナンスしてそこそこには仕上がりましたが、それでも巻きの釣りをメインにしている自分からすると「う~ん…」な巻き心地でした。

もちろんギアだけでなくベアリングの影響などもありますが、巻き心地の良さを求めるのであればアンタレスやカルカッタコンクエスト同様の真鍮製ギアへの回帰は必須だと考えているので、15年ぶりの真鍮ギア搭載メタニウムにはやはり期待を持ってしまいます。

2.軽量化された高剛性コアソリッドボディ

20メタニウムは「16メタニウムMGLがコアソリッドボディになって剛性アップ、しかもブラスギアなのに自重はそのまま175gという驚異の軽さ!」と考えるのが一般的でしょうが、自分としては「18バンタムMGLを軽量化して、しかもキャストフィールが抜群にアップ」とも解釈できるのではと考えます。

つまりこれ、自分がたまに呟いていた「バンタムBFS」的な存在です…

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▲左が18バンタムMGL、右が20メタニウムのメインフレーム

20メタニウム詳細画像。正面から。

19アンタレスで初採用され、今回20メタニウムにも採用されたφ34mmのMGLスプールⅢは、ナロー化によって低慣性化されたことでかなり軽量な範囲までカバーできるのではないかと思っています。

前項のブラスギア話と合わせて、20メタニウムでタイニークランクなんかを使ったら非常に心地よいのではないか?加えてリール重量の軽量化によってジャーキングのような釣りも疲れにくく快適化するのではないか?と妄想が膨らみます…

3.カスタマイズ性に期待

最後はカスタマイズ性について。

これも情報が出回っていますが、純正が70番台スプール(12LB-100m)であるのに対して、夢屋から20メタニウム専用のシャロースプール(8LB-100m)、深溝スプール(16LB-100m)の発売がすでに決定しているとのこと。

20メタニウムのシャロースプールと深溝スプール
▲左から夢屋シャロースプール、純正スプール、夢屋深溝スプール(夢屋スプールの発売は2020年5月予定)

性能をベイトフィネス方向に振りたいのであれば、シャロースプールは当然入れたいカスタムパーツになりますし、オカッパリから遠投するスタイルの人であれば深溝スプールを入れれば良し…

ということで、別売りとは言え3種類のスプールを選べるようにしているあたりはシマノの力の入れ具合がかなり強いことを感じますね。

その他の部分についても、同じコアソリッドボディ採用の18バンタムMGLがかなり良いカスタムベースだっただけに、20メタニウムのカスタマイズ性もかなり高いのではと考えています。

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20メタニウムに懸念することと実機を触って感想

ここまでで「買い」なポイントをまとめてきましたが、20メタニウムに懸念していることも勿論あります。

もうすでに20メタニウム(右ハンドル)は予約してある状況ですが、使い込む前段階の今、懸念している具体的なことは以下の2点です。

コアソリッドボディ+MMギアの巻心地は本当にカルコンと同じなのか

黒田プロのブログ記事の中では「ブラスMMギア化によってカルカッタ(コンクエスト)と同じ巻き心地」と紹介されていますが、今回20メタニウムに使用されているのは18バンタムMGLと互換性のある完全同一な真鍮製マイクロモジュールギアです。

20メタニウムのドライブギアはここが変わった
▲左が16メタニウムMGL、右が20メタニウムのドライブギア
20メタニウムのドライブギアはマイクロモジュール
▲奥が18バンタムMGL、手前が14カルカッタコンクエスト100のドライブギア

このブログでは何度も話に出てきていますが、一口に「マイクロモジュールギア」といっても、上記の写真の通り、カルカッタコンクエストや19アンタレスに採用されているマイクロモジュールギアと、バンタムMGL採用されているマイクロモジュールギアとでは歯の細かさが異なります。(カルコン系ギアの方がよりモジュール値が小さくて細かいギアになっている)

18バンタムMGLユーザーの中には、真鍮製マイクロモジュールギアといえど、使用しているうちに段々と、巻き心地にノイズを感じるようになった…という方もいるかと思います。

リール自体の個体差説や、コアソリッドボディ気密性高すぎ説、MMギア弱すぎ説など色々あってどれが正解かはわかりませんが、20メタニウムがどのレベルの巻き心地で、経時劣化がどのレベルで進んでいくのか?ということが一番気になっている部分ではあります。

20メタニウムの実物を触った結果、最高でした。

しかし釣りフェスティバル2020で実物を触った感じ、初期段階ではかなりその不安は払拭されています…これ、相当心地よい巻き心地していますよ(^_^;)

アンタレスほどではないという人も中にはいましたが、アンタレスやカルコン特有のヌメッとした感じが少ないというだけで、ノイズなどは一切ありませんでした。

ボディが軽量化されている分、サラッとした印象を受けるかもしれませんが、ジュラルミン製マイクロモジュールギアと比較すれば雲泥の差だと断言して良いと感じます!

バンタムMGLやSLX MGLとのバッティング

もう一つ懸念しているのは同じロープロリールである18バンタムMGLや19SLXMGL、さらには19アンタレスと用途がバッティングするかもということです。

150番スプールの18バンタムMGLについては、自分のようにベイトフィネス寄りのカスタムなどを施していなければラインキャパやリール重量などでしっかり棲み分けできると思いますが、19SLX MGLや19アンタレスとは用途的に被る部分も出てくる気がします。

勿論使うその人次第なのでここは何とも言い難いですが、自分の中では19SLX MGLの立ち位置が危ないかなと思っています。

20メタニウムのこの軽さで真鍮MMギアにマグネシウムボディ&もちろんX-ship搭載となれば、価格面以外ではSLXが勝てるところが…と思ってしまうからです。

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そんなわけでシマノリールファンは当然色々手持ちのリールがあるでしょうから、発売までにそことの兼ね合いをよく考えなきゃ…ですね。

MGLスプールとMGLスプール3の違いをシマノ開発者に聞いた

ちなみに釣りフェスティバルにて、SLX MGLに採用されている二世代目MGLスプールと20メタニウムに採用されているMGLスプールⅢの違いについて話を伺ってきましたが、恐らくこれキャスト性能的にはΦ34mmスプールのメタニウムが、Φ32mmスプールのSLX MGLに勝ってしまうのではないかな…と予想しています。汗

この部分については実機を使って必ず検証しますので、気になる方は是非ご期待いただければと思います!

20メタニウム、これはマストバイ

20メタニウムに関して、「買い」な理由と、現時点で懸念している点についてまとめました。

ただし実機を触る前に懸念していた点に関しては、釣りフェスティバル2020でほとんど払拭されたというのが率直な感想です。

個人的には相当なマストバイ製品だと感じています。

すでに一台予約していますが、3月から一台使い始めて気に入れば、夢屋シャロースプールが販売される5月にもう一台、ベイトフィネスで使用するために追加する予定です。

発売まで本当に楽しみなリールです…!

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追記:20メタニウム発売日&予約情報

20メタニウムの発売については例年通り右ハンドルは3月予定・左ハンドルは5月予定とされています。

楽天とヤフーショッピングではすでに20メタニウムの予約が開始されていまして、特にヤフーショッピング(ペイペイモール)でのポイントバック率と、楽天の一部店舗のポイントバック率が凄いことになっています(^_^;)

※アマゾンではまだ販売されていないので、楽天かヤフーショッピングで探すことをオススメします。

※楽天では5のつく日や楽天マラソンまたは楽天スーパーセール時にポイントバック率があがるので狙い目になります。またヤフーショッピングのポイントバックを最大限受け取るにはヤフーIDとpaypayを連携させることが必須です。加えてヤフープレミアム会員であれば尚よく、YJカードを持っていてソフトバンクまたはYモバイルユーザーならかなりのポイントバックを受けられます。笑

実物を触ってからでも遅くはないと思いますが、現状ポイントバックを加味すると25,000を切ってくるような状況なので、誘導するわけではないですがもう購入を決断している方はいっちゃってもいいかもしれませんね…(^_^;)笑

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