エアブラシでスプラッシュ塗装をする方法。2種類のハンドピースで実演

ハンドメイドルアーの製作に熱中して、SNSによくあげていた頃に質問されたことがあったスプラッシュ塗装(スプラッターペイント、スプラッタリング塗装など、呼び方は色々ある模様)について紹介します。

正直こういうのは正解がどれとかというのはないと思うのですが、誰かの何かの一例として参考になればと思います。

エアブラシでスプラッシュ塗装

というわけでエアブラシでスプラッシュ塗装を行う方法について書いてみます。

先に言っておきますが、自分はルアーペイントのプロでもなんでもないですし、アマチュアの中でも底辺みたいな位置ですから、「真似してみたけど出来ねーぞ!」とかいうクレームは一切受け付けませんのでご容赦くださいね…汗

自分はハンドメイドルアーのペイントでエアブラシを使っていますが、この記事の内容に関しては他分野(プラモデルとかネイルとか?)でも使えるかもしれない?ものなので、釣り人以外の人にも目に留まれば嬉しいです。

ハンドメイドルアーのペイントについては、趣味の範囲で適当に色々とやってきましたが、スプラッシュ塗装の例を載せるとこんな感じです👇

クランクベイトのスプラッシュ塗装
▲クランクベイトの背中にスプラッタリング。(プロビルダーさんが制作される作品でもよく見るヤツ)
ビッグベイトにスプラッシュ塗装
▲ビッグベイトのペイントでワンポイントにスプラッタリング。
ハンドメイドルアーにスプラッシュ塗装
▲ハンドメイドルアーでもアクセント付けにスプラッタリング。

先に言ったように、プロのハンドメイドビルダーさんと比較したらまぁ目も当てられないようなクオリティなんですが、ときどき上手くいくときもあるし、場合によっては多分きっとそれっぽくも見えるのではないでしょうか。笑

個人的に、血飛沫みたいなペイントは結構好きですねぇ。

使用しているエアブラシについて

使用しているエアブラシセットに関しては、以前記事にしていますが、コンプレッサーは模型界隈ではお馴染みのリニアコンプレッサーL5のプラチナセット。

詳細は以下の記事参照👇

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塗装ブースについても、模型界隈ではお馴染みすぎるタミヤのペインティングブースです。

詳細は以下の記事参照👇

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ハンドピースについては、2本だけしか所有していなくて、メーカーは両方クレオス。

口径0.3mmのプロコンBOY WAプラチナ(ダブルアクション)と、口径0.5mmのプロコンBOY LWAトリガータイプになります。

愛用のエアブラシ
▲こちらがプロコンBOY LWAトリガータイプ。
愛用のハンドピース
▲こちらがプロコンBOY WAプラチナ(ダブルアクション)。

今回はそれぞれのハンドピースで、全く別の方法によるスプラッシュ塗装を試みてみます。

レギュレーターで低圧にしてスプラッシュ塗装

一つ目の方法は、恐らくもっとも広く行われている一般的な方法です。

口径の大きなガンタイプのハンドピース+低圧+低粘度塗料…この3つの組み合わせで行うのですが、恐らく口径0.5mmでも狭くて、プロの方は0.8mmの専用ハンドピースとかを使用している(?)っぽいです。

やり方としては結構単純で、まずコンプレッサーとハンドピースの間に噛ませているレギュレーターから圧を抜いて、限界まで低圧にします。

レギュレーターで圧力調整
▲どれくらいの圧がちょうど良いかは、やりながら調整すべし。

その状態で、ハンドピースのトリガーを一瞬引いてすぐ戻す、これでおしまいです。

塗料の希釈度合い(粘度)や圧力、ハンドピースの口径によって仕上がりが変わってきます。

このやり方…というかトリガータイプを使用するメリットは、ずばり「手への負担が少ないこと」かと思います。

二つ目のやり方は、とにかく指の動きが多くて疲れるので、長時間塗り続けるのはしんどいかと思います。

とはいえ自分は、いつもルアー塗るのなんて1個とか2個のレベルなので、二つ目のやり方をしているんですけどね…汗

なので、このレギュレーターで低圧にしてガンタイプハンドピースで吹くやり方に関しては、詳しいことを質問されても答えられません!!👐(キッパリ)

GSIクレオス プロコンBOY PS290 LWA トリガータイプ 0.5mm

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ダブルアクションハンドピースでスプラッシュ塗装

二つ目のやり方は、前項で書いたとおり、自分が実際にやっている方法です。

非効率で時間もかかるし指も疲れるし…という方法ですが、狭い範囲へのスプラッシュや細かな表現はしやすいかなと思っています。

やり方としては、一度レバーを引いて戻して、吹き出し部分に塗料を出す→レバーを押してスプラッシュさせる…というルーティンを繰り返していきます。

レバーを(押し込まない状態で)引くと針が引っ込んで、戻すと塗料が少量針の先端に出てくる、レバーを押すとその少量の塗料が吹かれる…といった仕組みです。(普通に吹くときはレバーは押し込みながら引く【エアを出しながら針を引く】ので、通常の操作とは大きく異なります。)

なお、この方法に関しては、極端な低圧でなくても、一般的な模型用コンプレッサーの圧力そのままでも出来るかと思います。

エアブラシでスプラッシュペイント
▲もちろん圧力次第でしぶきの大きさや飛び具合が変わってくるのですが、ざっくりでも何となくそれっぽくなるかと思います。

ちなみに動画内では、かなり丁寧な感じで操作していますが、実際自分が塗装をしているときは、レバーボタンをカシャンカシャン弾く様に連続で操作しながら塗料を飛ばし続けます。(そうするとだいぶラフな感じの仕上がりになるかと思いますが)

最終的には塗料の濃さ(粘度)とエア圧によって仕上がりが変わってくるので、どうしたら自分好みの飛沫が出るのか、研究していくことが必要かと思います。

GSIクレオス プロコンBOY PS289 WA プラチナ 0.3mm Ver.2

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▲WAプラチナ(PS289)だとハンドピース側に「エアアジャスト機能」というものが付いているため、レギュレーターで圧力を調整しなくても、ハンドピース側で簡単に圧力調整ができるので、個人的にはかなり気に入って使っています。

スプラッシュ塗装まとめ

というわけでエアブラシによるスプラッシュ塗装について、2つの方法を紹介してみました。

ネットで情報を探してみると、他にもいくつか方法はあるようなので、自分のやりやすい方法を模索してみるのが良いかと思います。

自分の場合はダブルアクションのハンドピースでレバーをカシャンカシャン操作して塗料を飛ばす方法を好んでやっていますが、指はかなり疲れるし飛沫の大きさはだいぶ不規則な感じになるので、それをデメリットに思う人もいるでしょうし…

とにもかくにも、エアブラシ塗装の手法として、スプラッシュ塗装は面白い表現だとは思うので、やってみたいと思った方は挑戦してみてはどうでしょうか👍

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