KDW製ジュラルミンクラッチを愛用のカルカッタコンクエストに取り付ける!

タイトルのとおり、愛用の14カルカッタコンクエスト100にKDW(欠塚製作所)製のオフセットジュラルミンクラッチを取り付けてみました。

今回は取り付け方法の紹介と使用感、クラッチカスタムのについて考えてみましたよ(/・ω・)/

クラッチレバーの交換は簡単!

「クラッチレバーをカスタムしよう」と思い立つ人は、リールカスタム初心者では中々いないかもしれませんが、実はクラッチの交換作業というのも、実は作業としてとても簡単であり、カスタム初心者の方でも全然こなせるものなのです♪

クラッチの交換方法
▲クラッチレバーはクラッチプレートに対してこのようにビス1本で固定されています。
クラッチの交換方法その2
▲スプールを抜いてレベルワイド側から長めの精密ドライバーを差し込めば、固定ビスを外せます。
クラッチの交換方法その3
▲固定ビスを外したあとは、クラッチプレートの凹に、クラッチレバーの凸がはまっているのと、ボディ側のシャフトとクラッチレバー側のガイドがはまっている状態です。クラッチレバーをぐいぐい動かすとうまいこと外れるかと思います。
クラッチの交換方法その4
▲逆手順でジュラルミンクラッチを取り付ければ完成です。(固定には付属のビスを使います)

・・・見よ、これぞ王が使うに相応しい、黄金に輝くカルカッタコンクエストの完成だぁぁぁ!!(謎)

クラッチレバーを交換した効果

クラッチレバーのカスタムは、以前に97メタニウムXTや初代アンタレスで非純正クラッチを取り付けていましたが(結構前なので、もうリールも記事も残っていませんが)、久々に非純正の取り付けをしました。

クラッチレバーカスタムの効果について自分なりにまとめてみますと…

見た目の変化

ここは当然なんですが、まぁかっこよくなります。笑
他の人と差別化も図れるし、いいですよね。(小並感)

耐久性の変化

シマノの純正クラッチレバーは、ゴム部分が剥がれたり、ハードユーザーはクラッチレバー自体が割れたり(!?)と、耐久性の部分ではあまり良くないと感じているユーザーが多いようです。

 

▲KAKEDZUKAさんのアンケート結果…クラッチ破損した人の多さにちょっとびっくり。

私自身はというと、メタ系でゴムが剥がれかけたことは確かにありますが、カルコン純正で不具合が起きたことはありません。

なので、個人的には耐久性の面ではそこまで効果を感じないというのが正直なところです。

ただ、長い目で見たときには違いが表れてくるのかなぁとは思います。(カルコン純正についてはメタ系とちょっと違うので、今のところ壊れる気配はありませんが…)

使用感の変化

ここが一番大事なとこですね。(むしろ書くのここだけで良いのではっていう)

自分が使用して感じた効果は以下の通りです。

  • クラッチの切り感が気持ちよくなる
  • キャスト時にスプールを抑えやすくなる
  • 冬はひんやり気持ちいい

最後のは冬でもカルコン使うおかしな人の意見なのでスルーしていただければと思いますが(^-^;

まずはクラッチの切り感については、本当に感覚の話ですが、親指に感じる感触が気持ちよくなります。笑

これは形状と材質・重量からくるものなのかと思いますが、樹脂のパキッとした感じよりも、「シャクッ」と気持ちが良いのです。笑

画像のとおり重量としてはジュラルミン製の方が若干重いんですよね・・・ただこれについては、BFS機じゃないし、リールのセンター位置に+3g程度であれば、気にするレベルのものではないと思っています。

次に開発者さんの狙いであるサミングのしやすさですが、カスタム前後を画像で比較するのがわかりやすいと思うので見てください。

クラッチレバーの面積は大きくなり、親指に沿うようなアール面からクラッチが切りやすい感じを受けます。

さらにクラッチを切った状態でレバー面がローダウンしているのがわかるかと思います。

ダイワユーザーからは、シマノ製ベイトリールのクラッチは位置が高いとよく言われているようですが、確かにローダウンするとスプールを抑えやすくなりますね…正直これまであまり意識してこなかったのですが、これには納得しました。

※ちなみに私は右投げ右ハンドル、キャスト時は2フィンガーグリップです。

で、、、自分に対してこれって恩恵があると感じました。理由は3つです。

  1. 手が小さい(手首から親指の先端まで13cm程)
  2. 重量のあるルアーを扱うことが多い
  3. 回収から次のキャストへのモーションがかなり短い

1、2についてはカケヅカさんがヘッジホッグのHPで書いている通りなので、ここでは省略します。

リールチューニング・ベアリング専門店 HEDGEHOG STUDIO

私が強調したいのは3です。

自分の場合、カヤックで流れながらストレッチを撃っていくので、ピンポイントに「今!」という僅かなタイミングで撃ち込む際に「回収から次のキャストへのモーション」がかなり短くなるんです。

おかっぱりではあまりない感覚だと思うんですが…例えば目の前でボイルが起きて、慌ててルアー回収してボイルしたところに投げるみたいな感じ、、、カヤックだとあぁいうのをひっきりなしにやってるんです私。笑

そうなるとどうしてもミスが出てくる。

キャスト精度が下がることに加え、バックスイングした際にスプールが滑ってキャストモーションをし直さないといけなくなったりなんてこともあります。

これを考えると、サミングの重要性がかなり高くなるんです。故にサミングのしやすさを左右するクラッチ交換は「地味に凄く重要」な部分になってくるのではと考えています。

個人的にこのクラッチの真価が試されるのは、カヤックでのバズベイト乱れ撃ちやビッグベイトピンポイント撃ちだと思っているので、今から来シーズンが楽しみであります!

カルコンBFSにも付けられるけれども…

カルコン100がベースとなっている17カルカッタコンクエストBFS HGにも、当然このクラッチは取り付け可能です。

ただし、このクラッチ、開発にあたっては14カルコン100で行われています…

カルコン100のスプール径が36mmに対して、BFSは32mmです。

当然この差はクラッチとスプールの距離に違いを生んでいるので、取り付ける際にはその辺りをよく考えた方が良さそうです。

クラッチはカスタムするべきか否か?

ジュラルミンクラッチ化って、正直まだマイナーなカスタムかなと思います。

それは、例えばスプールを交換して「すごーい、キャストフィール良くなったしめっちゃ飛ぶー!」とか、ハンドルを交換して「すごーい、巻き上げのトルクが上がって巻き心地もめっちゃ良いー!」みたいに、交換してすぐに目に見える効果が出るようなものじゃないためかなと考えます。

交換して使い込んで、ジワジワくる系なんですよ。

「あれ?こっちの方がキャストの動作がしやすくて疲れないな」とか

「あれ?キャスト時のミスが減ったな」といった具合で。

なので人によってはクラッチにお金をかけるということに勇気がいる方もいるかもしれません…が、1つのリールを長く使うユーザー(最近のシマノリールで言えばコンクエスト・バンタムMGL・アンタレス等…この辺りを使ってる人)にとっては、課金した分、ちゃんとメリットがあるんじゃないかなと感じます。

自分は今のところ純正クラッチに戻したいとは微塵も思いません(キッパリ)

まとめ

14カルカッタコンクエスト100/101のオフセットジュラルミンクラッチ化の方法と、その効果についてまとめました。

正直、ほんの1・2年前までは「ジュラルミンクラッチなんて、ただのドレスアップパーツでしょ?」程度にしか考えていなかったのに、いまや完全にKDWのジュラルミンオフセットクラッチの虜です(^_^;)

2019年9月現在では、カルカッタコンクエスト用のジュラルミンクラッチは市場で欠品状態となっていますが、今後20カルカッタコンクエストDC100/101発売の可能性や、14カルカッタコンクエストには根強いファンがいることも踏まえると、今後再生産の可能性も…!?

吉報が入りましたら、またブログやSNSでお知らせしていきたいと思います♪

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