【分解&インプレ】21カルカッタコンクエスト100/101の内部構造を旧モデルと比較

2021年のシマノ新型ベイトリールの目玉ともいえる「21カルカッタコンクエスト」ですが、予約していたものがようやく届きました。

早速ですが、毎年恒例?期待の新モデルを中身までしっかりファーストレビューしていきたいと思います。

21カルカッタコンクエスト100HGを購入

はい、というわけで予告していたとおり、もちろん初回出荷で入手いたしましたよ。

2014年モデルから早7年、21カルカッタコンクエスト100/101及び200/201がフルモデルチェンジしてデビューです。

21カルカッタコンクエスト100を購入

21カルカッタコンクエスト100/101 21カルカッタコンクエスト200/201
ギア比 5.6、7.4 4.8、6.5
スプールサイズ Φ33mm、幅19mm Φ38mm、幅21mm
糸巻量 16LB-80m 16LB-120m
最大巻上長 ノーマルギア58cm、77cm ノーマルギア57cm、ハイギア78cm
ハンドル長 42mm 42mm
ベアリング数 13 13
自重 220g ノーマルギア235g、ハイギア240g

今回自分が購入したのは、21カルカッタコンクエスト100HG。

ノーマルギアとハイギアとで相当迷いましたが、このリールの自分的な用途を踏まえてハイギアモデルをチョイスしました。

まずは外観についてじっくり観察でもしてみましょう。

21カルカッタコンクエストのボディデザイン

21カルカッタコンクエスト100HGの外観

21カルカッタコンクエスト100HGのデザイン

21カルカッタコンクエストの付属品
▲ちなみに付属品はリールカバーとオイル、説明書、分解図。

まぁ外観に関しては、先出しされている関係者の情報などで皆さん散々みていると思うので、特段書いておきたいことはありません。

旧モデルとほとんど見た目変わらないじゃん!と感じる人もいるかもしれませんが、細かな部分は結構違います、特にハンドル周りのデザインは円形ではなく角ばった感じになっているので、ここは好みが分かれるかもしれませんね…

カルカッタコンクエスト100新旧の外観比較
▲外観的に一番デザインが変更されているのはハンドル~メカニカルブレーキ周辺だと感じます。

旧モデルと新モデルを分解して比較する

前置きはぼちぼちこのくらいにしておいて、早速マニアックな読者さんたちが気になっている部分を書いていきましょう。

長年愛用してきた14カルカッタコンクエスト100と、今回リリースされた21カルカッタコンクエスト100を全分解して、どこが変わったのかとしっかり比較していきたいと思います。

技術特性としてはエキサイティングドラグ・インフィニティドライブ・サイレントチューンなどが追加されていますので、このあたりはシマノ公式HPや色んなメディアに載っているでしょうから、それ以外の部分をしっかり見ていきます。笑

ハンドル組、スタードラグの比較

まずはハンドル組の比較から。

ハンドル自体のデザインは旧カルカッタコンクエストとほとんど差はありません。(若干ハンドルプレートの厚みが増している?くらいのレベルです)

21カルカッタコンクエスト100のハンドル

ハンドル長としては14カルカッタコンクエスト100/101のノーマルギアは78mmのショートハンドル仕様でしたが、21カルカッタコンクエストでは100、200、ギア比関係なく84mmで統一されています。リトリーブの釣りではある程度ハンドル長があった方が好きなので、ここは個人的に嬉しいポイントです。

ハンドルノブに関しては、19アンタレスと同様のハンドルノブが採用されています。旧モデルのハンドルノブは溝が掘ってあり、そこに土やら汚れやらが詰まるので、そんな好きじゃなかったんですよね(^_^;)

21カルカッタコンクエストのハンドルノブ
▲21カルカッタコンクエストは19アンタレスのハンドルノブと同一のものを装備。
ハンドルノブの比較
▲手前が旧カルカッタコンクエストのハンドルノブ。この3本溝は好きじゃなかった。笑

ちなみにハンドルノブキャップとハンドル固定ナットのデザインはかなりイケていますね…高級感半端ないです。ハンドルノブキャップは19アンタレス純正品よりも更に凝ったデザインとなっています。

21カルカッタコンクエスト100のハンドルノブキャップ

スタードラグについては、見た目の大きな変更はありませんが、旧モデルよりも薄くされ、1.2g軽量化されています。

カルカッタコンクエストのスタードラグ新旧比較

後述しますが、重量増となった箇所を相殺するために、このような細かい部分を限界まで軽量化を図っています。

パーミングプレート、スプールの比較

続いてパーミングプレート(ハンドルと逆側のサイドボディ)とスプールを比較します。

パーミングプレートについては、簡単に言うとスプールの取り出しやブレーキシューのON/OFF切り替えがしやすくなったな、という印象です。

14カルカッタコンクエスト100のパーミングプレート
▲こちらが旧モデルのパーミングプレート。一番外側の金属プレートのみ跳ね上がり、ブレーキシューのON/OFFは少し開けられている隙間から指先で切り替えます。
21カルカッタコンクエスト100のパーミングプレート
▲一方21カルカッタコンクエストは中のブレーキパイプ組なども含めて、全て跳ね上がります。ブレーキシューのON/OFF切り替えがスライド式ではなくなったから、というのもあるのでしょうが、使い勝手としてはこの方が良いですね。

スプールに関しては、スプール径も大きく変わり、サイレントチューンなども搭載されており、もう完全に別物ですね。

スプール単体の重量としては約2g軽くなっていますが、シャフトの構造やブレーキユニットも変更されているので、単純な重量比較はあまり意味ないかとは思います。

21カルカッタコンクエスト100のスプール

カルカッタコンクエスト100の新旧スプール比較
▲左が21モデル、右が14モデル。

スプール口径の大幅な変更(36mmから33mm)・SVSインフィニティ第三世代とサイレントチューンの搭載により、キャスティング性能は完全に別物になっているかと思いますので、この辺は後日、実釣インプレでまとめていきたいと思います。

メインギア周りの比較

いよいよリールの心臓部分の比較に進みます…では御開帳。

21カルカッタコンクエスト100の内部構造

まず感じたのが、ハンドル側のサイドボディはかなり開けやすくなっています。

ハンドル周りのナットを外したのち、あとはハンドル側から止められているビス3本を外すだけで終了です。

3本のビスが同一寸法というのもかなり好印象。

カルカッタコンクエスト100のハンドル側のサイドボディ新旧比較
▲14カルカッタコンクエストはスプール側からも2本のビスが入っており、さらに全てのビスサイズが異なるという仕様でしたので…

続いてメインギアに関しては、真鍮製のマイクロモジュールギア(モジュール値は14カルカッタコンクエスト~20カルカッタコンクエスト、19アンタレスと同様)ですが、ギア口径が35mmから39mm程にサイズアップしている上、ギア周りの肉厚も厚くなっています。

カルカッタコンクエストのドライブギア新旧比較

これによりドライブギア組の重量は約5g増となっています。

カルカッタコンクエストのドライブギア重量比較

ここの重量増に加えて、この大口径ドライブギアを格納するためにメインフレームも重量増となっています。(しかも旧モデルで装備していた樹脂製銘板は非採用とし、フルアルミボディ化している)

ただ、これらの重量増は先に書いたスタードラグの他、各部のかなり細かい部分にまで及んでいる軽量化で相殺されているので、総重量は旧モデルと同等となっています。

あ、あとはエキサイティングドラグシステムはシマノ製ベイトリールの搭載機種と特に違いありません。17カルカッタコンクエストBFSと比較してみましたが、まぁ同様です。

エキサイティングドラグシステム搭載のカルカッタコンクエスト
▲左が旧モデル、右がエキサイティングドラグシステム搭載の新モデル。

それとメインシャフトは、14カルコンでは軽量化のため(?)に一部分スリム化されていたものが21カルコンではストレート化されており、ここも改めて強度設計が見直されています。

カルカッタコンクエストの新旧メインシャフト比較

クラッチ機構の比較

クラッチレバーに関してはデザインも構造も一新。

ビスは従来ずっと「1本留め」だったものが、2本留めとなりました。

クラッチレバーのビス留め部分

カルカッタコンクエストの純正クラッチレバー比較

クラッチレバー自体の使用感は実釣インプレの方に書こうかと思います。(若干指を乗せる面が狭くなっている感じ)

ちなみにクラッチレバーのカスタムパーツ適合性に関しては一応アナウンスしておくと、14カルカッタコンクエスト100/101用、17カルカッタコンクエストBFS HG用、20メタニウム用、どれも適合しませんのでご注意ください。(KDWさんが作ってくれるのを待つしかありません)

カスタムクラッチレバーへの適合はない
▲ボディ全体がナロー化されているために、既存のカスタムクラッチレバーはどれも適合しません。

クラッチ機構に関しては、細かい違いはあるものの、旧モデルと大きな違いはありません。

一か所、目に付いたのはクラッチカム押さえ板と、それを固定するビスが軽量化されています。ごくわずかな重量ですが、こういうところで重量増を相殺しているのですよ…(^_^;)

レベルワインド周りの比較

最後にレベルワインド周りです。

ここを分解するにはレベルワインドシャフト組を固定しているEリングを外す必要があるので、慣れていない人にはオススメしません。

21カルカッタコンクエストの分解方法

基本的な構造は旧カルカッタコンクエストと同様ですが、目に付いた点としては3つ、1つ目はウォームシャフトギアの大径化、レヘルワインド本体の若干のスリム化、そしてウォームシャフトピンの軽量化及び固定方法の変更です。

ウォームシャフトギアの変更点
▲左が21カルカッタコンクエスト100。白い樹脂製ギアが大きくなっていることがわかるかと思います。
レベルワインドの比較
▲レベルワインド本体はぱっと見では大差ありませんが、若干小型化というか、スリムになっている感じです。
ウォームシャフトピンの変更
▲今回の分解で一番「シマノやべぇな…」と感じたのがここ。ついにウォームシャフトピンまで軽量化しやがった…元来ずっと使われてきたレベルワインドキャップを排除して、ピンをピンで留めるという構造へ。ここまでやりますか…と。笑

このあたりの構造変更は、分解しない限り知ることができません。

購入直後からレベルワインド組まで全バラするのはちょっと抵抗ありましたが、まぁやって良かったです。

改めて「シマノはやっぱりヤバイ…」ということを実感することができました。笑

21カルカッタコンクエスト内部構造まとめ

というわけで、14カルカッタコンクエスト100/101(15カルカッタコンクエストHG 100/101)から21カルカッタコンクエスト100/101へのモデルチェンジで、外観から内部構造の細部まで、どう進化したかを見てみました。

21カルカッタコンクエストの分解
▲まさか新モデルのハイエンドリールを届いた日に夜中の2時まで全分解する日がくるとはなぁ…謎

長文となりましたが、まだまだ書ききれていないこともあります。

「さらにコンパクトになってパーミングしやすくなった!MGLスプールⅢでめっちゃ飛ぶ!巻き心地最高!!」…いやいや、そういうのだけではなく、かなり考えられているリールだという印象です。

実釣での使用で感じたことを確認しつつ、もう少ししてから実釣インプレ的なものも書きたいと思います。

関連記事

最終更新日:2021年4月2日 ※最後にリンクを貼りました。購入後に早速分解して内部構造を解説した記事と実釣性能を徹底的にインプレした記事です。購入に迷われている方には多少参考になるかと思うので、気になる方は是非そちらのページを覗いて[…]

21カルカッタコンクエストは現行モデルとどう使い分ける?

追記:実釣インプレを投稿しました。

旧モデル(14カルカッタコンクエスト100)や19アンタレスとの比較を含めて、実釣性能についてのインプレをまとめました☟

5gのタイニークランクをストレスなく太糸で投げられる凄いリールでした…

関連記事

21カルカッタコンクエスト100/101の実釣インプレです。 外観やメディアで取り沙汰されていることだけでなく、内部構造の変化や14カルカッタコンクエスト100/101、19アンタレスと比較した観点も含めて洗いざらい書いていきます。 […]

21カルカッタコンクエスト100/101徹底インプレ。旧モデルとの比較
シマノ(SHIMANO) 21 カルカッタコンクエスト 100 RIGHT

シマノ(SHIMANO) 21 カルカッタコンクエスト 100 RIGHT

46,847円(04/11 17:55時点)
Amazonの情報を掲載しています