14カルカッタコンクエスト100/101は名機。現行SVS∞カスタムで現役復活させてみた。

21カルカッタコンクエストのリリースによってカタログ落ちし、すっかり旧モデル扱いとなった14カルカッタコンクエスト100/101(15カルカッタコンクエストHG100/101)ですが、色々と悩んだ末に現役復活させることとしました。

その理由と、行ったカスタムについてまとめておきます。

14カルコン100/101を現役復活へ

というわけでタイトルのとおりなんですが、我が家の14カルカッタコンクエスト100を今期はまた使ってみようかなと考えています。

理由は単純に、自分の釣りだと21カルカッタコンクエスト100を中心に、ライト側を17カルカッタコンクエストBFSとしたときに、ヘビー側は14カルカッタコンクエスト100が一番しっくりくるよな〜と感じたからです。

カルカッタコンクエストシリーズのカスタム例
▲右から14カルコン100、21カルコン100、17カルコンBFS。スプール径はそれぞれΦ36mm、Φ33mm、Φ32mmです。

いや14カルコン100をわざわざいじるんじゃなくて、21カルコン200でも買ってきて使えばええやん…という風に思う方がいるでしょうし、自分も一瞬そう思ったのですが、バス釣りでみると14カルコン100の方がやっぱり「ちょうどいい」と思いまして…

メモ:21カルカッタコンクエスト200/201は重量235gのΦ38mmスプール、一方で14カルカッタコンクエスト100/101は重量215gのΦ36mmスプールというスペックです。

まぁ14カルコン100は長年愛用してたリールだし、今もちゃんと手元に残してあるので、カスタム費を考えても21カルコン200買うよりずっとお安く済むというのが本音なところもありますけどね。

そんなわけで、14カルコン100の現役復帰化を進めていきたいと思います。

14カルコン100のSVS交換

14カルコン100を現役復帰させるため、用意したカスタムパーツがこちら👇

  • アベイル マイクロキャストスプール
  • アベイル NEWプラーインフィニティ
  • 20メタニウム用純正スプール(のSVSブレーキユニット)
  • 19アンタレス用ブレーキパイプ(19アンタレス用がベストなのかはわかりまへん)

追記:当初は20メタニウム用スプールに付属していたブレーキユニット(ブレーキシューサイズM)を装着していましたが、その後、シマノアフターサービスに依頼して、ブレーキシューサイズをMからLに変更してもらいました。(Mではブレーキの効きが弱かったため)

早速作業を開始していきます。

まずは夢屋のシャロースプールを入れられたことでゴミとなった、そこらへんに転がっていた20メタニウムの純正スプールからSVSブレーキユニットをもぎ取ります。

▲この作業、アベイルさんの専用工具がないと行うことは不可能です。(スプールは傷つけぬよう養生して作業しましょうね)
▲はい、もぎ取りました。

残念なことに、このSVSブレーキユニットは、シマノの純正スプールや夢屋スプールからもぎ取るしか入手する手段がありません…

パーツで売ってよ…というのが本音ですが、まぁそもそもスプールからブレーキユニット外すことなんて、メーカーさんからしたら言語道断的なアレでしょうから仕方ないですね。

もぎ取ったSVSブレーキユニットは、マイクロキャストスプールに移設します。

▲移設が完了しました。シャフトに対して真っ直ぐ押し込むだけ。

さてこれでスプールの準備はOK、あとはブレーキパイプ側を整えてあげましょう。

まず14カルコン100のブレーキパイプをもぎ取ります。

次に19アンタレスを釣具屋さんで買ってきまして(?)、そこからブレーキパイプをもぎ取りまして、移植します。

はい、完成👌

ちなみに第三世代SVSインフィニティ搭載のリールでも、19アンタレスと18バンタムMGLや20メタニウム、ブレーキユニットが同じでもブレーキパイプ側が異なっていることは今回の作業で初めて気がつきました。

▲左から14カルカッタコンクエスト100用(樹脂ギア取り外し済み)、19アンタレス用、18バンタムMGL用ブレーキパイプ。

作業内容の説明をかなり省略していますが、やったことない人だと「ブレーキパイプって一体どうやって外すの?」というところからなので、難易度は割と高いでしょうね。

(黒い樹脂ギア部分もパイプから取り外して移植しなきゃいけないし、正常に機能させるには工夫が必要です。)

完全自己責任で、色々試行錯誤しながら作業できる人以外は絶対やめておいた方が内容です👍笑

👆外部ダイヤルによりブレーキパイプがきちんと動き、ブレーキシューへの接触具合が変わることを確認する動画。

アップデートした14カルコン、いざ試投へ

そんなわけでキャスティング性能を大幅に強化させた(と思われる)14カルカッタコンクエスト100マイクロキャスト第三世代SVSインフィニティカスタムを先日の釣行で試してまいりました。

▲ラインセッティングは下巻きPE1.5号にナイロン20lb。

 

シュパ…(キャスト音

 

投げてみて思ったのは、

「思ってたんと違う!!」

ということでした。

 

どう違うのか?

いや、正直すごい期待していたわけじゃなく、若干半信半疑だった部分もあるんですよ。

このアベイルスプールって純正スプールからものすごく軽くなっているわけではないし、SVSも変えたからといって体感できるレベルに違いが出るかは疑問…って感じだったんですがね…

めちゃくちゃ良くなってる。(小並)

遠投性能に関してはよくわからんけど、軽い力で近距離をしっかり打てるようになってる。

中距離も変に力まないでも十分飛ばせる…え?最高じゃん…と。

まぁこれ全部あくまで主観ですからね、別に信じなくてもいいですから。笑

しかし…こいつはかなり自分のツボを抑えた仕様になったかもしれません👌

一軍カムバックおめでとうやん14カルコンくん!!

まとめ

というわけで14カルカッタコンクエスト100/101を現役復帰させるためにマイクロキャストスプール+第三世代SVSインフィニティ化をしてみたよという話でした。

このコンクエスト、ノーマルギアからハイギア化して使っていましたが、それもノーマルギアに戻して、デカイ巻物専用機として今年使っていこうと思います。

21カルコン100と比較すれば、それに満たない部分はありますが、フルカスタム・フルメンテした14カルコン100も十分相当キテます。汗

まぁカスタムの難易度はやや高なので、やりたい人はリールをジャンク品にする覚悟を持ってやってみてください。笑

ではでは🙏

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