【実践編】折れたロッドは自分で直せた?予算3,000円のロッド修理

折れたロッドを自分で直す、実践編です。

前回記事で竿が折れた顛末への弁解と、修理方法のプランニングを行いました。

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折れたロッドの修理方法

今回は実際に行った修理方法や必要なもの、ボツになった方法などについて解説していきます!

ロッド修理に用意したもの

修理に用意したものは、以下の4つです。

  • ソリッドカーボンブランク(最寄りのキャスティングで調達):900円程
  • スレッド(最寄りのキャスティングで調達):400円程
  • エポキシコーティング剤(アマゾンで調達):1600円程
  • エポキシ接着剤(ダイソーで調達):100円
  • ナイロン製平筆(ダイソーで調達):100円

こう見ると何だかイージーな印象を受けるんですが、修理方法から材料調達まで、色々調べて結構な時間を費やしておりますよ…汗

まぁブロガーなんて人柱になってナンボですから…でも一応伝えておきたいこのキモチ!!

修理作業を解説します

では、実際に行った修理について、順を追って説明していきたいと思います。

1.ソリッドブランクで芯を作る

まず、折れた部分に用意したソリッドブランクを差し込み、芯として活用する部分を切り出します。

▲用意したソリッドカーボンティップ
▲折れたロッド(グリップ側)にソリッドカーボンを差し込んで、内径が合う部分を見つけます。
▲マスキングテープで目印を付けておき、折れた部分の内径に合う部分を切り出しました。

長さとしては、パックロッドなどの継ぎ目を参考にすれば、折れた断面からおおよそ前後3、4センチ程取れば十分かと思います。

しかし今回はちょっと短く、折れた断面からティップ方向におおよそ1cm程、グリップ方向におおよそ4cm程を芯として入れることになりました。(理由は後述します)

2.折れた断面を整え、スレッドを巻く

次に折れた面を金属ヤスリで整えます。

ここが激しいササクレ状態になってしまっていると、また修理に難航するんでしょうが、今回は幸運にも割とスパッと折れているので(いや折れてる時点で全然幸運じゃないんだけどさ)、軽く削るだけで事足りました。

次に折れて2分割されたロッドのそれぞれに、1cm弱程度の幅でスレッドを巻きました。

これは、次の工程で芯となるソリッドブランクを差し込むときに、チューブラーブランク(ロッド側)が割れたりすることを防ぐために行ったものです。

3.芯を入れて折れたロッドを継ぐ

1.で切り出したソリッドブランクを芯として、2液性エポキシ接着剤で接着して、折れたロッドを継ぎます。

▲イメージはこんな感じ。
▲色々ありスレッドが汚い事になっておりますがそこはツッコマナイデ…
▲順序としては、まず芯をグリップ側に差し込み接着して硬化させ、次にティップ側を差し込んで接着させるよう流れです。

このとき、ガイド位置は慎重にきっちり合わせてください。(硬化したらもう修正が効きません)

また、この接着については、肉やせしてしまう接着剤(1液性の接着剤全て)は絶対にNGなので、必ず2液性エポキシ接着剤を使用しましょう!

4.仕上げのスレッドを巻く

エポキシ接着が硬化したら、折れた部分前後のブランク表面を目の細かい耐水ペーパーで軽く整えてみます。

そしてさらに折れて2分割されたロッドを、1本のスレッドで覆うように巻きます。

恐らく、普通にソリッドカーボン芯の長さを十分に取れていれば、こんなにもガチガチにスレッドを巻く必要はない(?)と思われるのですが、色々失敗を経て最終的にはこの形をとることとしました。

5.エポキシ接着剤でスレッドをコーティングする

最後はエポキシコーティング剤でスレッドをコーティング(薄塗りで計3回)したら完成です(‘ω’)

ここでエポキシについて触れますと、ソリッドブランク(芯)でロッドを継ぐ部分はダイソー製のエポキシ接着剤を、最終的なスレッドのコーティングには専用のジャストエース製のエポキシコーティング剤を使用しました。

当初、「最後のトップコーティングもダイソーエポキシでええやろ」なんて思っていて、実際それも試したのですが、結果はアウトでした。

理由としては、硬化後、ブランクを曲げてみたところ、見事にクラックが入ってしまったからです。(おそらくエポキシ自体に弾性がなさすぎるため)

硬化時間が長く、粘度が低いジャストエース製のエポキシコートを使用することで、作業の難易度は上がりますが、今回は薄塗りを3回する程度のコーティングだけでしたので、素人でも平筆1本で何とかそれっぽく塗れました。

もちろんロッドビルディングモーター(エポキシが固まるまでロッドをクルクル回し続ける機械)があれば万全の体制なんでしょうが、流石に今回のためだけには買えませんでした(^_^;)

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で、あーだこーだ言っている間に硬化して完成だよ\(^o^)/

実使用テストで耐久性チェック

で!実使用テストの話ですが、このロッドを折って直したのが5月中旬。

以降、結構な数のバスを釣ってきていますが、今のところ特に問題なく、大丈夫ですね…

流石に↑このクラスの魚を掛けているときは、「まじで折れないかしら…汗」とかなり不安だったんですが、いやぁ大丈夫なもんですね。笑

そりゃ新品と比較すれば見た目はアレだし、曲がりも美しくないかもしれないけれど、3,000円で4万の竿を捨てずに済んだことを考えれば、万歳かな・・・と\(^o^)/

芯を短くせざるを得なかった理由

実際にこの記事を誰かが参考にすることを踏まえ、もう少し突っ込んだ話をしておきます。

先に言った「芯にするソリッドカーボンブランクが短くせざるを得なかった理由」については、実はこのグリッサンド56、ソリッドティップだったのです…

そう、つまり折れた点があと1、2cmティップ側だったらもうこの方法で直すのは不可能だったわけですよ。汗

「なんて幸運だったんだ!(いや折れてる時点で全然幸運じゃないんだけど)」と、思わず言ってしまいそうになりますが、実際は結構微妙な位置で…今回、自分が直したロッドに関しては、ティップ側の芯はやはり長さが不十分だと思います。

それ故、当初考えた方法:「ソリッドカーボンを芯にして継いで、その上からスレッド1回巻いてダイソーエポキシで固めてハイ終了」というやり方では、かなり危険な感じでした。

▲エポキシについてのとこでも書きましたが、ちょうど折れている部分でコーティングが破断しています。

そんなこんなで説明した修理方法に行きついた感じだったので、多少はトライ&エラーの末にたどり着いたやり方です…誰かの何かの参考になれば幸いであります(ToT)/

まとめ

折れたチューブラーロッドにソリッドカーボンブランクを芯に入れて、継いでしまうというロッド修理の解説でした。

お金で解決するのは確かに楽で間違いがない、でも自分で色々手を動かすことで道具への理解が深まることも多いですよね(’ω’)

今回多少竿をいじいじした経験から、アレ?なんか自作ロッドとか、既存ロッドの魔改造みたいな未来がチラっと見えたような?笑

兎にも角にも愛竿がもう一度使える状態に直せたのは本当に良かったよ…お疲れ様でした!

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