パーセプション「サウンド10.5」レビュー。カヤックフィッシング入門に超最適なのでオススメ

最終更新日:2019年12月24日

ここ数年で一気に知名度が上昇したパーセプションのサウンド10.5(Perception Sound10.5)及びそのダウンサイジングモデルの9.5。

わたしは4年前にバス釣り目的でサウンド10.5を購入しましたが、カヤックシーズン中はおおよそ週1ペースでこのカヤックに乗って釣りをしています。

そんなヘビーユーザー視点から、このカヤックを解説したいと思います

パーセプション「サウンド10.5」と「サウンド9.5」のスペック

サウンド10.5及び9.5の公式スペックは以下の通りです。

サウンドの購入を考えてはいるけれど、どちらのサイズにしようか迷っている人も多そうなので、比較表でまとめておきました。

サウンド10.5 サウンド9.5
総重量 21 kg 17 kg
全長 320 cm 290 cm
最大幅 75 cm 71 cm
高さ 40 cm 40 cm(?)
コックピットサイズ 142 cm×60 cm
最大積載量 152 kg 136 kg
カラー(2018年モデル) 全2色(緑・赤) 全3色(緑・赤・水色)
材質 リニアポリエチレン リニアポリエチレン
価格(税込) 73,440円 66,960円

カヤックの重量について

カヤックを初めて購入する上で、一番不安に思うことは、カヤックの運搬についてかと思います。(自分がそうでした…)

21kgのカヤックを持ち運ぶのって大変なのか何なのか!?

…言葉で表現すれば、「そんな大して重くない」です。

さすがに片手でとはいきませんが、身長170もないくらいの華奢なわたしが普通に担いで、普通に楽勝でカートップできちゃうくらいの重さです。

つまり、サウンド9.5の17kgなんていったら…例え駐車場所から出船場所まで多少離れていたとしても、もう本当に軽々運べちゃう、、、そんなイメージを持っていただいて問題ないかと思います。

関連記事

HOW TO カヤックバスフィッシングシリーズ、今回はカヤックを車のルーフキャリアに積む、いわゆる「カートップ」する方法について、図と写真を使って詳細に解説していきたいと思います! カヤックを車に積むのは簡単! バス釣りで使われるような[…]

カヤックの大きさについて

まず前提として…

  • 大きい&重い=小回りは効かないが安定性が高い、直進性も高い&動き出しは悪いがスピードに乗れば早い。
  • 小さい&軽い=小回りは利くが安定性は低い、直進性も低い&動き出しは良いがスピードが出にくい。

と、一般的に言われます。

とはいえ、サウンド10.5も9.5も十分な安定性があり、小回りも効きます。また後述しますが、独特の船底形状で短い全長でも高い直進性を実現しています。

それ故、正直なところどちらを購入しても大きな間違いはないかと思います…

ただ、フィールド規模が大きい場所や、ある程度の流速がある河川をメインとする場合には10.5、フィールド規模が比較的小さく、それこそ小規模リザーバーや野池等をメインとする場合には9.5が適していると言えます。

▲モンベルレイクタウン店にて展示されていたサウンド10.5と9.5。両方見てきましたが、そこまで大きな差を感じませんでしたね…

パーセプション「サウンド10.5」の特徴

サウンド10.5・9.5は比較的お手頃なカヤックですが、艤装を施さなくてもフィッシングカヤックとして必要十分な機能を備えています。主な特徴は以下の3点です。

フロント部分の作業スペース

コックピット前方には作業スペースがあり、小型のタックルボックスを置いておくもよし、そのままルアーを放っておくのも良しで、コレのおかげで速やかなルアーチェンジが行えます。

ロッドホルダー&大容量ラゲッジスペース

コックピット後方には、ロッドホルダーとして用意された2つの穴があり、移動時などにはここにロッドを立てておくこともできます。

ただし、アプローチ時には振りかざしたロッドがぶつかったり、流されてブッシュやオーバーハングに近づいた際にロッドの破損や水没の危険性があるため、基本的には活用しないことを推奨します

大容量のラゲッジスペースは、タックルボックスやその他備品、飲み物なんかものせておけるので、とても重宝します。

船底後方のトライキール

船底後方はトライキール形状となっています。これにより、直進性が非常に高いというのが、他のカヤックと比較して最も秀でている部分だと思います。

サウンド10.5が人気の理由

シットインタイプであるこのカヤックは、人気の理由は、何より『コスパ最強』というところでしょう。フィッシングカヤックに必要十分な機能を備えていながら、2018年モデルの販売価格は税込74,400円!!

…ハイエンドロッド+リールよりも安いです。

これにパドルが5000円、専用ライフジャケットが8000円としても、ハイエンドタックル1つと同等クラスの価格で、夢のマイボートが手に入るのです。

▲こんな朝焼けがお出迎えしてくれます。
▲こんなメモリアルな魚とも出会えるかもしれませんよ♪

※全てのカヤックバスフィッシング釣行記はコチラからチェックを(^^)/

フィッシングカヤックを購入検討中の方へアドバイス

カヤックは輸入物なので、在庫が補充されるのは年に一回しかありません。パーセプションの場合、例年12月くらいに予約受付を開始して、実際店頭に並ぶのは3月中旬頃だと思います。

以前よりも安定供給されてきている印象なので、「予約しておかないと買えない!」なんてことはないかとは思いますが、欲しいカラーがある場合や、配送料をかけずに最寄りのお店で購入したい場合には冬~春に、早めに動く方が良いと思います。

モンベルストアでカヌー・カヤックの取り扱いがある店舗であれば、例え在庫がなかったとしても、近くの他店舗からなら無料で取り寄せることができます。

※モンベルHPサウンド9.5の公式ページはコチラ、サウンド10.5はコチラ

※英語ですが、サウンドシリーズの紹介動画ができました。見ると何となくイメージ湧くかも?

また、埼玉・千葉で言えばさいたま市西区にある「アウトドアショップぱとる」や市川市にある「カヤック55」はカヤック・カヌーの専門知識を持った信頼できるスタッフさんがいます。

カヤック関連で不安や疑問がある場合には足を運んでみるのも良いかもしれません(^^)

さいごに

わたしはシットインカヤックを購入したことで、たくさんの「非日常」を得ることができました。

カヤックでの釣りに興味があり、購入を考えている方に対して、この記事がなんらかの参考になればと思います(^^)

ちなみにカヤックフィッシングに必要なモノや基本事項を全てまとめている記事はコチラ↓ですので、カヤックフィッシングに興味を持っている方は是非ご一読を(^^)/

関連記事

最終更新日:2019年10月2日 ローカル&マニアックで決して万人向けではない当ブログですが、嬉しいことに「ブログ見てカヤック挑戦することに決めました!」や「カヤックでバス釣りするにあたり参考にしています!」などという声を、SNSやブ[…]

※マンション住まい等でカヤックの保管場所が確保できない…という場合には、インフレータブル艇という選択肢もありますよ♪