シマノFTB機種にはPE+ロングリーダーシステムが最高という話

ハイクラスなベイトフィネス機などを中心に搭載されているシマノ製マグネットブレーキシステムであるFTB(フィネスチューンブレーキシステム)。

評価に関しては色々と賛否両論あったりしますが、今回はラインシステムで使用感が全然変わるので要注意ですよという話…

FTBブレーキはピーキー?

シマノのFTB搭載機種に関してはカルカッタコンクエストBFS HGを現在使用中の私。(使用歴2年ほど)

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自分はアルデバランなどFTB搭載の他機種は使用していないため、機種ごとにそれぞれどう違うかはわかりませんが、FTB自体については結構皆さん評価が分かれているようで、普通に「BFSや渓流フィネスタックルで愛用している」という人もいれば、「セッティングがピーキーでイマイチ」という人もいたりで色々ですよね…

自分は真冬のメタルゲームから早春のシャッドゲームまで、カルコンBFSにフロロ8LBを巻いて使用してきたのですが、正直シャッド類(具体的にはソウルシャッド62とか)に関しては、ちょっと風が出るだけでバックラッシュしたり飛距離出なかったりで、実は結構扱いにかなり手こずっておりました。汗

それでもカルコンBFSの巻き心地とか感度の良さは唯一無二なので、そのあたりは目をつぶって愛用してきたのですが…

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フロロとPEでは全く使用感が変わる

そして時は経ち、色々と試行錯誤…ではなく、他の釣りウマさんたちの情報を盗み見て(笑)、知ったのが「BFSリールにはPEでしょ」という話でした…(え?今更?笑)

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スプールの立ち上がりを良くしたいならPEラインが最強というお話です。特に旧モデルをカスタムする時には高価絶大ですよ。…

ベイトフィネス×PEラインの組み合わせというのは、カケヅカさんがブログにそのあたりのことを過去色々書かれていて・・・今年の春くらいから、PEライン+ロングリーダーという組み合わにチャレンジしているというわけなのですが・・・

 

正直、その劇的な使用感の変化に驚きました…

もうキャストフィールは全くの別物になります。

言葉で表すのが難しいところはありますが、スプールの回転をきっちり制御できてる感があり、シャッドのような比較的投げにくいルアーでもラインが浮いてしまったりバックラッシュしてしまったりがかなり減ったように思います。

何かカスタムパーツを入れたわけでもないのに、一気にトラブルレス性能がこれだけあがるって、いやラインってめっちゃ大事じゃん(汗)と…

現時点で自分がやっている運用としては、下糸にPEを90mほど巻き、リーダーにナイロン10lbまたはフロロ8lbを10~15mほど巻いて、使っていく中でリーダーが短くなってきたらリーダーをまるごと取り替える…というような感じでやっております。

FTBのみならずBFSスプールにはPEがイイ

具体例でシマノのFTBを挙げましたが、結局のところ、ベイトフィネスリールの大きな売りの1つは「小口径軽量スプールによる低慣性化」なわけで、それにがっつりフロロを巻いたりすれば折角のスプール性能を殺す方向に持って行ってしまうということなんですよね。

というわけでベイトフィネススプール搭載のリールに関しては、キャスト性能を重視するならばラインの中でも一番比重の軽いPEラインを選択するというのがベストだよねという話になるのは自然なことです。

自分はカルコンBFSだけでなくバンタムMGLマグネットブレーキカスタムも勿論PEを巻いているわけですが、これについては本当に自分の未体験ゾーンなキャストフィールでした…

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ただし、もちろんPEはPEで癖のある代物ですので、それこそ自分のように巻物メインで使うには色々とデメリットもあるラインです。

そこでそれを解消してくれるのが「ロングリーダーシステム」です。

ロングリーダーPEのメリット・デメリット

ロングリーダーの話に関してはこれだけで1つの記事を書けちゃうようなボリュームですが、これのメリット・デメリットなどを書いている道北貧釣さんの記事がかなり共感したので是非見てみてください…(ちょっと長いですがαトラウトさんの記事面白くてスイスイ読めてしまいます)

道北貧釣

今回はリーダーについてのお話。 リーダーっていうのは、釣りをしていて一番悩む部分だと思ってるんですよ。 それこそロッド選…

ロングリーダーの定義から(まぁ普通1ヒロとかの長さを3m、5m、10mと長ーくとるというそれだけの話ですが。笑)、メリット・デメリットまで色々とまとめてくれています。

簡単に言えば、現在自分の場合は下巻きにPE1号を巻いて、リーダーをナイロン10LBやフロロ8LBを10~15mとするのに落ち着いているのですが、スプールの回転が落ち着いたあたりでPEとリーダーの結束部分が放出されるので変なトラブルも起きないし、結束部分が細糸であればもそこまでガイドに干渉することもないわけで…

さらにロングリーダーにしていれば、ルアーの操作性もナイロンやフロロと大きく変わらず、しかもラインも超節約できるっていう…

そんな感じでキャスト性能を殺さずに、その他の使用感にも大きな支障が出ないPE+ロングリーダーは本当にメリットを感じます。

FGノットは難しくないよ

自分は恥ずかしながらPEとリーダーを結束するノット、FGノットを覚えたのって今年に入ってからなのですが(恥)、最初はやや苦戦していたものの、動画を見ながら練習していたらもうすっかり簡単に結べるようになりましたよ(”ω”)ノ

PEにリーダーを結束するのってなんか難しいんでしょ?と思っている方も多いかもですが、今はYoutubeでやり方解説してくれている動画なんていくらでもありますから、動画を見ながらやってみればすぐにできるようになるかと思いますよ♪

自分はFishingGangさんの動画を見ながら練習していました。(丁寧に解説してくれています)

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▲ PEラインのノットについてはノットアシストなるものも発売されていますが、ノットが苦手な人には便利な代物なのかも?自分は指でやってますが。笑

まとめ

シマノFTB搭載機種などのベイトフィネスリールにPE+ロングリーダーシステムの組み合わせて、かなりトラブルレスになりますよという今更(?)な話でした。

以前は「FTBってピーキーやん微妙やねん…」と思っていた部分は正直あったのですが(汗)、いや本当にPE使うようになって印象が一新しました。

FTBのみならず、ベイトフィネススプール搭載機種について「いやいうほどキャストフィールとか良くないし…」と思っている方は、ちょっと待ったでPE仕様にしてみると、使用感がガラッと変わるかもしれませんよ~!

※ちなみに自分が使用しているPEラインはこれら↓です、ツイッターで詳しい方にオススメをご教授いただきました。笑