ビッグベイト用ロッドを探していたところ、たまたま出会えたツララの廃盤ロッド「エルアルバーノ180」のインブレです。
ショートレングス×3Pパックロッド×ビッグベイト対応のエキストラハードクラスという、またまた中々のキワモノなロッドですが、個的にツボったのでご紹介します。
ビッグベイト用ショートロッドが欲しい
実は結構前からビッグベイトを安心して扱えるロッドを探していたみかん🍊です。
自分の場合、これまで「正にビッグベイト」といえるルアーはあまり扱ってきませんでした。
自分のスタイル(カヤックフィッシング)や関東マッディシャローフィールドだと、そこまでビッグベイトの必要性を感じることは多くなくて…
なので、2オンスクラスくらいまでのビッグベイトなら、愛竿のモレーナ53に頑張ってもらい、なんとか投げていた…というような状態でした。
絶対的信頼を置くシリーズ、今回はルアーではなくタックルを… ということで、私がカヤックバスフィッシングを始めてから、初めてカヤック用にと買ったガチなショートロッド、TULALAの「モレーナ53」を改めてインプレしたいと思います。 […]
しかし2オンス以上のルアーを扱うとなると、やはりもう少しレングスがあり、ガチムチ感の強いロッドで投げたいというのが本音です。
ジョイクロ178やNZクローラーなんかを安心して扱えるロッド、しかもオカッパリでもカヤックでも登板させてあげられるようなレングス…
となると、自分の中で一番の候補となっていたのは「アベントゥーラ59(ボンバダアグア×Tulala)」でした。
ツララロッドの中でもロングセラーモデルであるため、恐らくかなり知名度の高いロッドかなと思います。
自分もいよいよアベントゥーラデビューだな…そんなことを考えていたところに出会ってしまったのでした。
コイツ。
2016年にリリースされ、現在は廃盤となっている「エルアルバーノ180」です。
完全に盲点でした…
というかツララファンになってからもう何年も経ちますが、実はこのモデルの存在を自分知りませんでした。汗
しかしスペック的にコレは欲しいところ付いている…そしてこのロッド、自分は使っている人を見たことがない。笑
というわけでビッグベイト用ショートロッドの王道、アベントゥーラ59よりも自分はこっちに魅力を感じるぞ…?となりまして、お迎えする運びとなりました。
エルアルバーノ180のスペックと特徴
エルアルバーノ180のスペックは以下のとおりです。
レングス・重量 | 180センチ(約5.9ft)・200g |
継ぎ数 | 3ピース |
仕舞寸法 | 69.5センチ |
キャストウエイト | 30~150g |
ガイドシステム | ステンレスフレームSIC リング/Kガイドダブルフッド仕様 |
まず見た目に関してはツララのユーロモデルということで、ツララで良く見られる琥珀色ではなく、深いグリーンのブランクスに仕上げられています。(カッコイイ)
グリップ部分は見てのとおりですが、やはりモレーナやタマンドアクラスのロッドと比べるとリアグリップが太く長くも設けられています。
ビッグベイトをがっつり扱うにはこれくらいのゴツさは一般的に思いますが、個人的にはもう少しだけ短く、スマートだったら取り回し良いのにな…と思ってしまったのが本音です。 汗(まぁここは身体の大きさで感じ方変わると思いますが)
あとはスペックのとおり、まあこのレングスの竿にしてはかなり重いです。笑
アベントゥーラ59が170gですから、そこと比べると30gもの増量…ていうか旧エルホリゾンテ70が確か200gですから、7ftクラスのロッド並みの重量があることになります。
グリップ周りやジョイント部分の補強、ガイドフレームやロッドコーティングの厚さに起因する重量増なのでしょうが、正直もうちょっとここは軽く仕上げても良かったのでは…と…(ビッグベイトを軽快に操るのであれば)
ちなみにググればすぐに出てくる情報なのでここで細かなことは書きませんが、エルアルバーノは現在パックロッドメーカー「フエルコ」の顔となっているショータ・ジェンキンス氏がツララユーロに所属していたときに監修したロッドです。
欧州都市部の運河におけるパイクフィッシングに主眼を置いているため、強靭なブランクスを持しつつ、電車やバスなどを使ったランガンを可能にするための3Pロッドという形に行き着いたのだとか…

ビッグベイトをぶん投げてみた
スペックの部分でちょっとグチグチ書いてしまいましたが、あくまでスペック上の話なのでご勘弁を🙏
というわけで早速にフィールドでビッグベイトを投げてきました。
組んだタックルとしてはエルアルバーノ180+15カルカッタコンクエスト100 HG+Tulalaバリアル100mm+ナイロン20ポンド。
投げたルアーはジョイクロ178、ブルシューターjr、NZクローラー、羽丸などです。
まず2オンスクラスのジョイクロ 178 ですが、キャストの安心感はもちろん十分!
グリップがゴツイためにカヤックに座った状態でのジャークは少しやりにくさを感じましたが、ここはもう慣れのレベルかなぁという印象です。
どうしても違和感の場合にはリアグリップのカスタムもちょっと考えてはいますが…笑
続いて個人的には一番キャストした感触がどうなるか気になっていたNZクローラーさん…!
結果は、まぁやはりかなり無茶なキャストをしても安心感のあるガチムチ感!!
だがしかし…
重い!!(キッパリ)
ロッドとリールの自重も相まって、SUGOI OMOIんだぜ…
まぁこればかりは筋力的な問題もあるので、精進するのみですね.…
※ちなみにリトリーブの感触としてはクローラーベイト(巻物)を扱うには決して気持ちのいいロッドではありませんが、バイト時にこちらから積極的に「掛けにいく」のであれば、これくらい強いロッドでもありかな、と個人的には思います。
まとめ
というわけで、簡単にではありますが、ツララのビッグベイト用ショートパックロッド、エルアルバーノ180のインプレでした。
現在は廃盤となってしまっていますが、3 ピースである程度のモバイル性を持ちつつも、ブランクス強度はビッグベイトを余裕で扱えるレベルに仕上がっているショートロッドということで、コンセプトとしては普通に魅力的なロッドだと思います。
これがもう少し軽量化されて、エルホリゾンテ70みたいな「曲がる強い竿」のテイストになったら、もっと個人的にツボなロッドになるかもしれませんが…
ツララさんは廃盤ロッドがリファインされて再度リリースされる、ということも結構あるので、密かに期待しておきます。笑
※その他のツララロッドについてのインプレ記事はコチラ☟にまとめています。
最終更新日:2022年7月3日 愛するツララロッドたちに関して、所有するもの・していたもののタックルインプレッション記事を、ここに全てまとめます。 TULALAは自分たちが作る竿を「ルアー範囲は○~○g」、「テーパーは○○」、「[…]