ワークマン店舗で最近良く見るレインウエア、「イナレム」シリーズのストレッチレインスーツを購入したのでレビューをまとめておきます。
結論から言うと、ハイクラスのレインウエアのようなディティールはないものの、「必要十分な機能で使えるレインウエア」です👈
ワークマン「イナレムシリーズ」とは?
そんなわけでなんだかんだ当ブログでアクセスが多いワークマンネタ。
今回は今年から導入しているAEGISイナレムシリーズの「ストレッチレインスーツ」です。
「イナレム(INAREM)」とは「ムレナイ」の逆さ読みからきているようですが、一言でいうとワークマンが新開発した高機能透湿防水素材のことです。

ストレッチレインスーツの他、最近では冬用のウォームジャケットやライトウォームジャケット、ライトウォームパンツなど、現在色々と水平展開されているシリーズになります。
ストレッチレインスーツはイナレムシリーズの代表的な製品で、自分は2022年夏頃に購入し、釣行時や通勤時のレインウエアとして着用しているところです。
スペックを比較してみる
さてスペックですが、これまで自分が着用してきているコスパ重視のモンベル製レインウエアと比較してみます。
イナレム ストレッチレインスーツ | モンベル サンダーパスジャケット | モンベル レイントレッカー | |
価格 | 4,900円 | 10,560円 | 15,950円 |
パンツ | パンツ付き | パンツ別売り | パンツ別売り |
サイズ展開 | S,M,L,LL,3L | S,M,L,LL | S,M,L,LL |
カラー展開 | 全4カラー | 全6カラー | 全4カラー |
耐水圧 | 20,000 mm | 20,000 mm | 30,000 mm |
透湿度 | 25,000 g/m2/24h | 15,000 g/m2/24h | 43,000 g/m2/24h |
重量(ジャケットのみ) | 350 g(実測値) | 325 g | 188 g |
素材 | イナレム・3レイヤー | ドライテック・3レイヤー | ゴアテックスインフィニアム・2レイヤー |
スペックだけで見れば、モンベルの低価格レインウエア、サンダーパスジャケットよりも半値以下、しかもパンツ付きなのにも関わらず、ワークマン・イナレムの方がハイスペックとなります…ワークマン恐るべし。
ゴアテックス素材を採用しているレイントレッカーともなると、流石に耐水圧・透湿度ともにモンベルが勝っていますが、メーカースペックはあくまで初期値ということは忘れてはなりません。
過去にモンベル製レインウエア(レインダンサーやレイントレッカー)を着潰してきている自分としては、2〜3年着てクタクタになりつつあるレインウエアよりも、やっぱり安くても新品レインウエアの方が快適だし雨にも強いんですよね。
それを考えると、「5,000円のイナレムを少しヘタってきたら買い替えちゃう」というローテをしていくのは全然ありなのでは?っていう…
※過去に投稿したモンベル「レイントレッカー」のレビューはこちら👇
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ディテールをチェックしてみる
さてスペックと価格だけみればコスパ最強(?)なイナレムですが、もう少し細かいところを見ていきましょう。
まず、付属しているパンツ側から。
一言でいうと、ちょっと太めなストレートシルエットの、超シンプルなパンツです。
もうディティールもクソもありません、極論、おまけレベルという感じです。
パンツの裾には、裾をしぼませるためのボタンが一つ付いているのみですね。
しかしおまけレベルというと言葉が悪いのですが、普通に全然使えるし、見た目とかを気にしなければこれでも必要十分なんですけどね…🤔
続いて大事なジャケット側。
ザ・ワークマンのレインウエアって感じの「AEGIS」のロゴはなく、背中と片腕に「INAREM」のロゴ…個人的には全然いい感じです。
まぁこのネームが「ムレナイ!」からきてると思うとちょっとダサいですが(笑)、そこまで深読みする人はまずいませんからね。
サイドポケットがアクアガード(止水・撥水ファスナー)ではありませんが、防水構造にはなっています。この辺はコストダウンのためなのかなと想像します。
胸にもポケットはありますが、ここはきちんとアクアガードとなっていますね。(ここのポケット使うことほぼないけど)
メインのファスナーは流石にもちろんアクアガード。あ、こんなところに「AEGIS」のロゴが。でもさりげない感じなので、全然デザイン的にOKですね。
袖口はこんな感じ。モンベルや他のアウトドアブランドと比較しても、別に大差ない感じです。
裏地はこんな感じ。(シーム部分もきれいだし、特筆する点なし)
フード周りと裾部分、ここが1万超えくらいのレインウエアと一番違いが見られたところですかね。
こういう部分って、そこそこのレインウエアは基本的にドローコードで調整できるようになっているかと思いますが、それが一切ありません。
単純にゴムが入っているだけになっています。ドローコードだとコスト的に折り合わなくなるんでしょうね。(きっと)
でも、裾やフードをドローコードで調節することって、実際のところどれだけあるか🤔フードは多少調整するかもですが、そんなにないよな…と考えたら、まぁこれでも問題ないか…と。笑
実際雨の中で着用してみても、調整がきかないことで困ることは自分だと特にありませんでしたね。
全体的なシルエットなどは中々伝えづらいですが、普通に着やすいし見た目も良い感じかなと思います。
着用してみての感想
さて、最後に着用してみての感想。
結論としてはレインウエアとしての機能は十分かな、と思います。やっぱり新品レインの撥水感は気持ちがいいですね〜
加えて上半身の動きやすさも問題なしです。全体的にゆとりのあるシルエットで、ストレッチも効いていますからね。
釣り人目線からすると、ストレッチが効いていて上半身が動かしやすいのはポイント高いですよ、動きにくさは全く感じませんでした。(まぁアウトドアブランドのレインウエアでピタピタでタイトなやつって見たことありませんけどね。笑)
逆に悪い意味で一番気になったところは、「ムレナイ」が売りではありますが、流石に夏の雨天時に着用したときは、半端なく暑いし蒸れました。(笑)
まぁ3レイヤーで生地がしっかりしているレインウエアなので、秋〜冬〜春くらいに着用するものという位置づけですね。
レビューまとめ
というわけで、ワークマンのAEGIS イナレム ストレッチレインスーツのレビューでした。
「とりあえずワークマンをベタ褒めしとけ」みたいなスタンスのブログは世の中にたくさんあるので、そうはなりたくないのですが…
やっぱりここ数年、ワークマンウエアの機能性とデザイン性の向上はめざましいと言わざるを得ません。
デザイン性も悪くないし、パンツ付きでこの価格ならば、コスパ的には最高レベルでしょう。
半端に1万くらいのレインウエアを買うよりも、イナレムを2着買って着回すとか短期間で買い替えしてしまう、またはメインのレインウエアは2万超えのゴアテックス製のものにして、サブのレインウエアとしてイナレムを持っておく…そんな運用がいいかなぁと考えている今日このごろです🤔
ではでは。
※ワークマンHPはこちらから👇(ここ経由しても当ブログには1円も入りません。笑)
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