あの「サウザー」からカヤックが販売されている!?
2018年に販売が開始されたジャクソンカヤック(Jacksonkayak)について取り上げます。
正式には『(株)ダイナミックスが今期よりジャクソンカヤックの輸入・販売を開始』
アルミボートなどでバサーにはお馴染みの『サウザー』をブランド展開する(株)ダイナミックスが、2018年よりジャクソンカヤックの輸入・販売を開始したそうです。
ジャクソンカヤック自体は、2003年に設立され、ホワイトウォーターカヤック(渓流などの激流を下る、短くて小回りの効くスポーツカヤック)の輸入・販売は、以前から国内で販売されていました。

しかし、今回ダイナミックスが窓口となって、国内にてジャクソンカヤック製のフィッシング用シットオンカヤックの販売を始める…といった感じですね。
国内向けジャクソンカヤックHPも完成済み、見積もりシミュレーションなんかもできるようです。
https://jacksonkayak-japan.com
2種類のフィッシング用シットオンカヤック
今期販売されるのは、以下の2艇のようです。
COOSA HD(クーサHD)
一言で表せばフルスペックモデル。
かなり色々な装備がついているようです…一々全部書いていたらキリがないので、公式HPを見てみてください。笑

LISKA(リスカ)
クーサHDの廉価版。基本性能をクーサを維持したまま、装備を必要最低限にしたような感じ。値段はクーサと比較して6万円安いです…(すげっ)

上記2艇のスペック、価格等は下に比較表を作っていますので、そちらを参照してみてください。
シットオンカヤックとは?シットインとの違いは?
そもそもカヤッカーでない方からすると『シットイン?シットオン?どう違うの?』というところからだと思います。
すごくざっくり、主観的な内容ですが、まとめるとこんな感じです…↓
シットインカヤック
メリット | デメリット |
機動性高め | 比較的使えるスペース狭め |
軽い(普通に持ち上げて運べる、カートップ楽勝) | 目線が低い |
比較的濡れない | 横転したら戻るの困難 |
シットオンカヤック
メリット | デメリット |
広々快適・荷物多く乗せれる | 機動性やや低い |
スピード乗れば早い | 重い(ドーリー必須、カートップ辛め) |
横転しても戻れる | 濡れやすく、風の影響は受けやすそう |
シットオンの人気艇、バイキングカヤック忍との比較
シットオンカヤックの人気艇といえば、間違いなくコレです、バイキングカヤック『忍』。

ソルトで使ってる方が多いのはもちろん、バスでも使っている方を見かけますね。
安心の国内生産で、値段も比較的お手頃です。
ユーザーが多いため、艤装の情報もググればたくさん出てきます!(コレかなり重要)
私が現在乗っているカヤックはシットインですが、シットオンなら忍を買いたいですね…
で、そんな忍と、サウザーカヤックを比較してみました↓
製品 | クーサHD | リスカ | 忍 |
全長(㎜) | 3810 | 3680 | 3500 |
全幅(㎜) | 863 | 863 | 770 |
カヤック重量(kg) | 35 | 36 | 23 |
価格(税別) | 288,000円 | 228,000円 | 95,500円 |
サウザーカヤックの大きさ重さ、価格の高さがよくわかりますね…
クーサ、リスカともにスペック、価格的に『お手軽感』は低い
カヤックの大きなメリットは『お手軽感』だと思っています。
ボート類の中で比較的安く買えて、楽々カートップ、準備も片付けも10分あれば十分、オカッパリをするレベルの感覚でボートフィッシングができる…そんな感じ。
しかしながら、クーサとリスカのスペックを考えると、お手軽感はちょっと低いですね…
同2艇は、SUPのように立って釣りができるレベルの安定性があり、荷物もかなりの量を乗せられるというのが売りですが、カヤックのサイズが大きくなれば機動性は当然落ちますし、荷物が多くなれば準備片付けも大変になります。
ただ、流れが緩くて広い川や、湖・リザーバーなどのフィールドで、長時間釣りする場合には大きめのシットオンカヤックにメリットは出てくると想像します。
立てる程の安定感があれば、撃ちモノの釣りや、サイトも可能になるかと思います。これはシットインカヤックではどう頑張ってもほぼ不可能なことですから…
お手軽感が半端ないのはSOUND9.5&10.5
初期投資をアルミや船外機をつけたフロートボート・フローターなどより抑えられて、メンテナンスの手間や維持費もほぼなく、準備片付けが超楽チンで短時間でも大丈夫…そんなお手軽感が強いのは、やはりシットインカヤックかなと思います。
シットインでお手軽感最強艇は、値段、サイズともに【パーセプション サウンド9.5】と【サウンド10.5】です。

最終更新日:2019年12月24日 ここ数年で一気に知名度が上昇したパーセプションのサウンド10.5(Perception Sound10.5)及びそのダウンサイジングモデルの9.5。 わたしは4年前にバス釣り目的でサウンド10[…]
荒川・利根川水系の小~中規模流入河川、霞水系の水路・河川や野池、小規模リザーバーなんかで釣りするのなら、このような機動性の高いシットインカヤックがマッチすると思います。
カヤックの機動性を最大限に生かして、小場所を中心にガンガン移動しながらスピーディに釣っていく…それを高次元で出来れば、場合によっては船外機付けたボートの釣果を超えることだってできます。
カヤックは『のんびり、趣味の乗り物』だけに収まりません。
悲願だった自作クローラーベイト、「ツインブレードクローラー」で追い求めていた魚をついにキャッチ! さらに自作のクランクベイトでも…? 今年の運を使い果たしてきたような出木杉だった週末カヤック釣行を振り返ります。汗 8/25 A[…]
さいごに
ちょっと話が脱線してしまいましたが、サウザーブランドを展開するダイナミックスが、カヤックの釣りに注目して、その楽しさを広めようとしていることはカヤックバサーとして嬉しい限りです。
FBの非公開グループ『カヤックで釣りしようよ!』でもバスの釣果報告してるのなんて私くらいですし、ブログリンクを貼っていただいているkayak55公式HPでも、バス釣りブログは私、ブライトリバータックルの松本さん、バスポンドの松井さんくらいなもんで、他のブロガーさんはほぼ皆ソルトです。苦笑
バス釣りの分野ではまだまだこれからのカヤック、皆さん注目してくださいね~( ´∀`)
追記:あの秦拓馬さんもカヤック購入!!
正直これは驚きました…俺達。でお馴染み、みんな大好き秦さんがジャクソンカヤックを購入!!
秦プロのカヤックデビュー動画その1
動画で解説されていますが、やはりジャクソンカヤック、お高いだけあって、装備の充実度は確かに凄い!
至れり尽くせりとはまさにこのこと。完全な釣り用途に特化したモデルですね…
※動画の中でサウンドも出てくるよ!
秦プロのカヤックデビュー動画その2
まじでSUPのように立ち上がって釣りしています…安定感すごい!
やはり琵琶湖でよく見るオープンウォーターの釣りには、SUPのように立って思いっきりロッドが振れて目線が高いことは大きなメリットになりそうですね。
秦プロのカヤックデビュー動画その3
立って撃ちものでカバーの釣りもしています。驚
これはやはりシットインでは絶対にできないことなので、釣りの幅が広がりますね。
動画を見た感想
大きなシットオンカヤックのメリットってどこまであるのだろう?デメリットの方が大きいんじゃない?と思っていた部分は正直かなりあったのですが、確かにメリットもたくさんあると思わされる動画でした…
シットオンの安定性を活かした釣りで、「従来までのカヤックの釣り」から進化した「新しいスタイルのカヤックバスフィッシング」が生まれるかもしれませんね(;゚Д゚)
バスフィッシングの分野ではまだまだマイナーなスタイルのカヤック、今後の盛り上がりに期待です♪
※興味はあるけれど、マンション住み等でカヤックの保管場所を確保できない・・・という方には、インフレータブルカヤックも是非視野に入れてもらいたいです!!