「冬のトップウォーターフィッシング」を成立させるキーとメリットについて考える

冬にトップウォータープラグでバスを釣る…

一体全体なんでそんな無謀とも思えることに挑戦するんだ?と感じる人も多いかと思いますが、冬でもトップウォーターを積極的に投入していく人が世の中にいるのも事実。

ということで冬にトップウォーターでバスを釣る、いわゆる「冬トップ」を成立させるキーやメリットについて考えてみました。

冬でもバスはトップウォータープラグで釣れる?

こんにちは、数年前までは「冬トップ?そんな無理ゲーやりませんよ…汗」くらいの考え方だったみかん🍊です。

そんなニワカ野郎が冬のトップウォーター云々を語るのはどうかと思う部分もありますが、ここ何年かで低水温期でもシャローの釣りを成立させられることをバスたちから学ばせてもらい、真冬でもトップウォーターをかなり多用するようになっているので許されるかな…という気持ちで記事を書いてみています。笑

冬にトップ…

誰もが想像する通り、ハイシーズンよりもチャンスはぐっと少なく、また釣りとしてのシビアさ(釣れるタイミングの短さやスポットの狭さ、ショートバイトの多さなど)も段違いだと思います。

それでも積極的にトップを投入していくと成立することがあるんですよね…

ありがたいことに、先日の釣行では2020年初バスを自作クローラーベイト【ツインブレードクローラー】で捕獲することができました。(しかも3バイト2フィッシュっていう…自分でもびっくり。汗)

冬でもトップウォーターで釣れる!

2020年初バスはトップウォーターで!

▲釣行日は1月26日。今年は暖冬な感じはしますが、暦の上では「真冬」と表現しても問題ない季節ですね…
関連記事

タイトルそのまんま。今まで部分的に隠してきた自作羽根モノ(クローラーベイト)の全貌をお披露目したいと思います。 自作羽根モノ公開 はい、今年は随分とハンドメイドルアー製作を頑張っているみかんです。 きっかけはコチラ・・・↓ […]

というわけで、今回は冬トップをやるメリットと成立させるためのキー的なものについて考えてみることにしました。

冬にトップォーターで釣るメリット

前提として自分の場合はトップウォーターオンリーのスタイル、いわゆる「トッパー」ではありません。

なので釣るためであれば、冬なら普通にメタルバイブやシャッドも投げますし、ハードベイト縛りをしているわけでもないのでスイムベイトやラバージグも投げます。

しかしそれでも積極的にトップを優先して投入するようになった一番の理由、それは「デカイラージを狙って釣れる釣り」だからです。

冬のトップウォーター釣果

当然ながら水温が一桁台になってくれば、魚は基本越冬場所に陣取るようになると思いますが、体力のあるデカイ個体は平然とシャローをふらふらしている(または頻繁にそこへさしてくる)イメージで、そういう魚たちを狙っていく釣りになります。

故に、出れば高確率で40センチ以上の最高にコンディションが良い魚という感じです。

サイズを選んで釣りたい人は、冬でもストロングな釣りを展開するかと思いますが、中でも冬トップは特にその性質が強いように思います。

つまり冬にトップ→釣れたらデカラージ→手足ガクブル、という最高の体験ができる釣り…ということです。笑

冬のトップゲームを成立させるキー

とはいえ冬のシャローにやたら無闇にトップを投げたところでバイトを得ることはかなり難しいことです。

そこで、自分が感じる【冬にトップゲームを成立させるためのキーワード的なもの】についていくつか書き出してみました。

安定した水温

まずは安定した水温。

「水温が○℃以上ないと釣れない」とかではなくて、冷え込みが一通り進行して、水温が安定してきたタイミング、または少しでも上昇する要素があるタイミングが狙い目だと思っています。

昨年でいえば自分が釣りする利根川水系・荒川水系中流域の水温は5℃前後が下限でしたが、今年は暖冬の影響か7℃前後が下限になっていそう…ですが、5℃でも7℃でも水温が安定していれば釣れるチャンスはあると思っています。

逆を言えば10℃切るくらいの水温でも、まだそこから下降していくタイミングは中々厳しいものがあります。

シャローに魚がいなくなるわけじゃないんですが、びっくりするくらい口を使わなくなるので、トップに限らず巻きの釣りで反応させるのはかなり高難度だなと…

ローライト・ベタ凪

次は天気の話。

結論を言えばローライトでどんより低気圧、それに加えてベタ凪となると、まぁほぼ100%で自分は最初トップから入ります。

雨ももれなく良い条件だとは思っていますが、水面を雨粒が叩くような雨は嫌で、シトシト霧雨くらいが個人的にツボ。

あとは低気圧ローライトでなくても、放射冷却でモヤがかなり出ているような状況でも風がなければトップを投げます。

冬のトップウォーターゲームが成立する条件
▲実際に2018年の2月にトップで釣ったときの朝

霧で遮られることによって水中に届く光量は抑えられると思うので、どんより曇り空に近い感覚で釣りをします。

超一級のシャロースポット

さらに続いて狙い目にするスポット。

これはもうそのまんまで超一級のシャロースポットのみを重点的に攻めます。

例えばなのですが、川で言ったらワンドやボトルネック前に発生する反転流とか、止水域でいえばディープに隣接するシャローにある超一級ストラクチャーとか…

極端な話、例えば自分はハイシーズンだと小さな変化がポツポツ続くテトラ帯をバズベイトで片っ端から撃っていくみたいな釣りをするわけですが、それの真逆のような釣りになります。

超一級のスポットだけをいくつかタイミングを変えながら回って、かなり気を使いながらアプローチするようなイメージです。

強いルアー

最後はルアーの話ですが、まず一個大切だと思っているものは「強くて遅い」という要素です。

これは簡単にいえばバド系ルアーやビッグクローラーベイトが持っている要素で、冬の魚を引っ張るには強く刺激する必要があると思っています。

冬に効くトップはバドやビッグクローラーベイト

それと、もう一つ大切だと思うは「リアクション」の要素です。

冬トップと言えば…!!な林宗明さん(スローテーパー代表)も書かれていたりしますが、ルアーの動かし方は一般的なイメージとは真逆で、冬こそ早いロッドワークでルアーをアクションさせたり、あとはバズジェットなんかも、「ギョロ〜ン」というラトル音でリアクションバイトを誘ったり…

冬に効くバズジェット

冬トップにはフラットサイドが効く!?

少し前に六度九分×スローテーパーのサーフェスマーマーを行友さんのご好意でいただいたのですが、これも冬に強いトップということで、今後の課題にする予定です。

冬トップの引き出しはまだまだ少ない自分ですが、少しずつ増やしていきたいところです。

冬トップ、投げなきゃ釣れません

他にも冬トップを成立させるキーとして、濁りとか水位とか月の満ち欠けとか、色々と挙げたらキリがないですが、兎にも角にも投げなきゃ絶対釣れません。笑

自分も最初は半信半疑でしたが、1月にハードベイトで釣れた経験から始まり(そのときはジャークベイトの表層引き)、少しずつ経験値を積んでいるような感じです。

でも、決して「寒くてもノーバイトでもバイトがもらえるまで投げ続けるんだ!」という苦行感覚でやる必要はないと思います。

「あ、いま条件揃ってるかも…」というときや「今日はデカバス狙う!」というときに是非固定観念に縛られずトップ投げてみてください。

もしかしたらそこから新しい扉が開く…かも?( ̄▽ ̄)

まとめ

冬のトップウォーターゲームについて現段階で自分が考えることを少しまとめてみました。

ちなみに冬トップについてはつかじーさんや林さんが超有益記事を書いていますよね。

冬に狙ってデカバス釣りたい人は、是非ご一読を…( ˘ω˘ )

雄蛇ヶ池 蛇の道は蛇 - バス釣りブログ

予想外に読まれている記事の筆頭が「冬のトップウォーター攻略の糸口」です。冬だけなんですけど、今年はすでにアクセス多いです…