当ブログの「絶対的信頼を置く~」シリーズ第3弾。
デッドスローからファストリトリーブまで対応できる最強の中型クローラーベイト、「ヤマトクローラー」をインプレします。
ヤマトクローラーとは
絶対的信頼シリーズは、自分が本当の本当に素晴らしいと感じているルアーを紹介&インプレするコーナーなのですが、ついにクローラーベイトについて書きます…
自分は5、6年前からクローラーベイト(羽根モノ)を多用するようになりましたが、小型・中型・大型とそこそこ色んなクローラーベイトを試してきました。
この中で、今後は一つだけしか使うことができないという掟を課せられてしまったならば、迷うことなくこのルアーを選びます。
スキルフル×ヤマト屋 ヤマトクローラーです。
ヤマトクローラー(通称ヤマクロ)は、四国の釣具屋「ヤマト屋」とスコブルクランクなどでお馴染みの「スキルフル」とがコラボして生まれた中型クローラーベイトです。
ヤマト屋の店長さんは長年ウォッシャークローラー(ノリーズ×アカシブランド)を溺愛してきたハネモノ好きアングラーですが、ウッド製である故に中々生産されないウォッシャークローラーをお客さんに提供できないことに痺れを切らせて着手し始めたオリジナル羽根モノの開発の末、生まれたのがこのヤマトクローラーなんだとか…
スペックとしては以下の通りです。
- 全長75mm
- 重さ約26g(フック込みの実測)
- 発泡樹脂製ボディ
- 販売価格¥5,400(フック別売り)
- 小型アルミウイング、△穴ペラ装備(B.Pベイト製)
特徴としてはデッドスローからファストスピードまで対応できるという異次元レベルの優等生。

いわゆるデカ羽根モノではないものの、デッドスローアクションも可能だし、一般的な早巻き対応のクローラーベイト(ポンパドール等)並みの早巻きも可能だという…
可愛い顏してまじで異次元なんです、この子…(^_^;)
ヤマトクローラーの使い方・アクション動画
凄い凄いと言っても何も伝わらないので、もう少し具体的に、ヤマトクローラーの使い方とアクションについて、動画を交えて解説してみます。
食わせで使うデッドスロー~スローリトリーブ
動画ではデッドスローからスローくらいまで、徐々にスピードを上げています。(※近距離の片手スマホで撮影しているので、本来やろうと思えばもっと遅い速度でもアクションします)
デッドスローでは完全なピクピクアクションですが、スローくらいになるとアルミウイングとリアの△穴ペラからカチカチカチカチ…と、魚を刺激するような音を発しながら、安定したクロールアクションをします。
個人的にはヤマクロサイズのデッドスローとなると、魚を引っ張る力が弱いと感じるので、あまりやりませんが、スロー程度の速度は多用します。
例えばバスと水面が近いとき(浅いポイントを狙うとき)、バスがストラクチャーにタイトなとき、アフターの時期など…
特にアフター頃にはヤマクロのスローリトリーブで良い釣果が出ており、正にこの時期に、絶対的に信頼するルアーの1つと言えます。
追わせて食わせるレギュラー~ファストリトリーブ
動画ではレギュラースピードから徐々にスピードを上げて、早巻きしています。
これがヤマクロの凄いところなんです…スピードを上げていくと、スローのときとはアクションの質が変わるっていう…
アクションが全く破綻しないというのは勿論のこと、スピードを上げると頭を潜らせて、アルミウイングでボコボコとしっかり音を立て(空気を噛み潰す音)、リアペラではクリック音を鳴らしながら、強アピール系のアクションとなります。
アクションの質としては、ポンパドールやバスベイトクラスの強さだと自分は思っています。
故に、自分の場合、魚をしっかり引っ張ってバイトさせたいときに多用します。
具体的に言うと、初夏~初秋頃に流れのあるエリアでアップクロスにキャストして、上流から下流に向けてしっかりとアクションをさせながら魚を引っ張ってバイトさせるイメージです。
流れの中でもアクションは乱れず、しっかりと泳げるヤマクロは本当に優秀です…
ヤマトクローラーのチューニング
優等生なヤマクロには特段チューニングは不要ですが、好みに応じて手を加えてやってもいいと思います。
自分がやっているチューニングは以下の3つです。
フェザーフックチューン
ヤマクロはフックが別売りとされており、ヤマト屋さん推奨のフックは「ピアストレブル#2」です。
自分はヤマクロを2つ所有していることから、一方(逆アミピンク)にはピアストレブルを、もう一方(ブラックコーチドック)にはフェザードピアストレブルのブラックを装着しています。
使い分けとして気分もあるのではっきり決まっているわけではありませんが(笑)、ブラックフェザーはどちらかというとスローでバスにルアーを見せる時間が長そうなシーンで使うイメージです。
アクションとしてはフェザーあり・なしでもほぼ差はないので、シルエットをボカす的なイメージで使っています。
アルミウイング角度の調整
幅広いリトリーブスピードに対応するヤマクロですが、羽根をチューニングすることでより使い手好みになってくれます。
自分の場合は、ブラックコーチの方はほぼ純正状態(羽根が180度開く状態)のままとしていますが、逆あみピンクカラーの方は若干アルミウイングを支持するヒートンを前方向に曲げて、ヒートンもやや前方向に傾けています。
こうすることでデットスロー性能は若干悪くなりますが、早巻き時にアクションが安定する印象を受けます。
サーチ的に使う場合はフェザーなし・羽根狭めチューンの逆アミピンク、ポイントが絞り込めていて狙っていく場合にはフェザーあり・羽根チューンなしのブラックコーチ、単純に言うとそういう感じです。
ちなみにですが、ヤマクロの羽根のチューニングはダッジやリザードクローラー等のビッグクローラーベイトと比較すると、全然シビアではありません。
写真の通りアルミパーツを固定するビスは緩めてガタつかせる必要はないので、羽根が座るヒートン部分をちょっと調節するだけで良いのは、羽根モノ初心者にも優しいかと思います。
ベリーへのウエイト貼り付け
超優等生のヤマトクローラーですが、一点だけ気になったのが着水時に裏返ることがあるということでした。
確率的には低いし、軽くトゥイッチをすればすぐに戻るので、気にしていない人がほとんどかとは思いますが、自分の場合、ピンポイントを狙うときに裏返り現象が絶対に起きてほしくない場面があったりするので、ベリーにウエイトシールを少しだけ張り付けて使っています。
こうすることで、着水時の裏返りはまず起きなくなります。
元々喫水が深いルアーなので、ウエイトを貼り付けすぎるとアクションに支障をきたしますので、そこは注意してください。
ヤマトクローラーによる釣果
過去のヤマクロによる釣果です。
自分の場合、ヤマクロは時期としては5月~8月が一番活躍してくれるルアーです。
ただ、ヤマト屋さんのブログでヤマクロの釣果報告を見ていると、もう季節なんて全く関係、一年中釣れているみたいです(^_^;)
真冬の釣果とかも普通にありますからね…それくらい強い力を持っているルアーということはもう私があーだこーだ言わなくても、釣果が全てを物語っています。笑
まとめ
ヤマト屋×スキルフル ヤマトクローラーについてのインプレッションでした。
もう使い始めて3シーズン目?くらいかと思いますが、本当に市場にある中型クローラーベイトの中ではもう最強レベルの万能優秀ルアーだと断言します。
もしも中型クローラーベイトで「コイツの方がヤマクロよりも優秀だぜ!」!というルアーがあったら、是非教えてください…速攻で入手しますから。笑(ただしウォッシャークローラーとか入手困難なものはなしでね。汗)
最近は自作の羽根モノを頑張って投げているので、出番は少なめですが、まだまだ引き続きヤマクロには釣らせてもらう予定です!
タイトルそのまんま。今まで部分的に隠してきた自作羽根モノ(クローラーベイト)の全貌をお披露目したいと思います。 自作羽根モノ公開 はい、今年は随分とハンドメイドルアー製作を頑張っているみかんです。 きっかけはコチラ・・・↓ […]
なお、ヤマクロの入手方法は、ヤマト屋さんに直接TEL・メール等で注文するしかありません。
気になった方は是非ヤマト屋さんのブログもチェックしてみてください(^^)/
ヤマト屋店長さんのブログです。最近の記事は「フカベイトの新種!? フカダマ25♪(画像あり)」です。…
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