【名機】01カルカッタコンクエスト50/51は何故こんなにも人気なのか?

6年ほど前、14カルカッタコンクエスト100/101の登場に伴い、手放してしまった01カルカッタコンクエスト100及び50…

しかし先日「01カルカッタコンクエスト50」を買い戻すことを決意!

現在も愛用し続けている人も多い旧カルカッタコンクエストにスポットを当てます。

01カルカッタコンクエスト50/51が帰ってきた!

カルカッタコンクエスト使用感は旧モデル・現行モデル合わせるともう10年程になるみかん🍊です。

というわけで買ってしまったんですよ…否、厳密に言えば買い戻しました。

今尚多くの方に愛され続けている「01カルカッタコンクエスト50(51)」です。

01カルカッタコンクエスト50/51は正しく名機

現行のカルカッタコンクエストが登場して以降は、14カルカッタコンクエスト10017カルカッタコンクエストBFS HGを愛用してきましたが、それ以前は旧カルカッタコンクエスト 100、50を愛用していました。

01カルカッタコンクエスト100をフルカスタム
▲リールカスタムに手を出し始めた頃の01カルコン100…今見ると凄い配色。笑

といっても、100はメイン機として相当使い込みましたが、50の方はというと…ほとんど使っていなくて(汗)

当時は小口径スプールのメリットもよくわからず、リールカスタムに関しても無知だったため、全く活用してあげられていなかったんですよね。汗

そして現行カルカッタコンクエストの登場に伴って手放してしまったっていう…箱・付属品ありの超美品だったのに今考えると勿体なすぎます(^_^;)

しかし数年のときを経て、再び私の手元に戻ってきましたよ!

ザ・奇跡!!(ベリーネットで買っただけ)

古リールを中古で買うのは迷いもありましたが、実際に手にしてみるとやっぱり買っておいてよかったなぁと…

01カルカッタコンクエスト50/51という名機

カルカッタコンクエストはモデルチェンジし、2017年にはBFS専用モデルも登場しているにも関わらず、何故今尚現役で使い続けている人が多いのか?

スペックと特徴からその理由を考えてみます。

01カルカッタコンクエスト50/51の重さは?

発売時期 2001年~
リール重量 205g(メーカースペック)
ギア比 6.2:1
スプールサイズ 口径30mm、幅24.5mm
ブレーキシステム 6点式SVS遠心ブレーキ
中古相場 35,000円(美品)~20,000円(傷みあり)程度

※上記の画像はハンドルノブが純正品ではないため、全体重量が若干軽くなっています。

軽く小さい純粋な丸形ボディ

まずはボディと重量に関して。

現行のカルカッタコンクエストは100/101、BFSモデルが最小サイズとなっていますが、旧モデルでは100/101 モデルよりも50/51モデルは更に小さなボディとなっています。

カルカッタコンクエストBFSと100の比較
▲現行モデルのカルカッタコンクエストはBFSモデルも100/101モデルもボディは共通です。

全体重量はスペック表のとおり205g丸形アルミボディリールの中ではかなり軽量な部類に入ります。

※比較として挙げておくと、現行モデルである17カルカッタコンクエストBFSが200g、ダイワのミリオネアCT SVが210gです。

そして形状は純粋な丸形ボディ

カルカッタコンクエストを旧モデルと現行モデルを比較する

カルカッタコンクエストを旧モデルと現行モデルを比較してみた
▲左が01カルカッタコンクエスト50、右が14カルカッタコンクエスト100

現行カルカッタコンクエストはSコンパクトボディにより大口径ギアとパーミング性の両立を図っていますが、「やっぱり純粋な丸形が好き…」という人は少なくないと思います。

口径30mmの小口径スプール

次にキャスト性能に直結するスプールについて。

現行の17カルカッタコンクエストBFS HGが口径32mmスブールなのに対し、01カルカッタコンクエスト50/51は更にその下をいく口径30mmスプールです。

カルカッタコンクエスト50/51のスプールサイズはΦ30mm

ブレーキシステムに関しては昔の6点式 SVS遠心ブレーキですが、それでもやはり口径の小ささはキャスト性能に直結しています。

正直自分は純正状態でそこまでの性能を期待していなかったのですが、改めて使ってみて驚きました。

あれ?こんな軽いルアーも余裕でいけちゃうんだっけ…と。汗

巻き感の十分なシルキーさ

最後は剛性や巻き感について。

旧カルカッタコンクエストは、当然ながら現行モデルに搭載されているマイクロモジュールギアではない、通常の真鍮製ギアが搭載されています。

01カルカッタコンクエストを分解する。

01カルカッタコンクエスト50のメインギアと現行モデルの比較
▲左が01カルコン50のメインギア、右が14カルコン100のメインギア。

現行モデルに関しては、この進化によってまさにシルキーアズバターな巻き心地を実現していますので、それと比較すると旧モデルの質感は劣ります。

ですが…

改めて名機01カルカッタコンクエスト50を使う

正直、十分なノイズレス感なんですよね。

もちろんギアロ径が小さいので巻き取りのパワフルさも劣るのですが、小型プラグを巻くのであれば普通にストレスフリーですよ。

カスタムパーツが豊富な01カルカッタコンクエスト50/51

さらに魅力的なのは、かなり古いモデルにも関わらず、今もなおサードパーティからカスタムパーツが多くラインナップされていることです。

欠塚さんのところ(カケヅカデザインワークス)からはオフセットジュラルミンクラッチがリリースされたのは記憶に新しいところですし、翠川さんのところ(アベイルさん)からもつい最近また新しいマイクロキャストスブールもリリースしていますしね…

つまり、カスタムパーツ屋さんからも愛されて続けている正に「名機」ということかと思います。

型落ち中古リールを買う際の注意事項

とはいえ、旧コンクエストはもう20年近く前に登場したモデルとなります。

購入する場合には当然中古品を探して購入、という形になります。

その際に注意しなくてはならないことは「メーカーサポートが終了している」ということです。

純正バーツの供給は終了しているので、カスタムパーツがリリースされていない部分に関しては、ジャンク品から部品取りする等の手段をとるくらいしか方法がありません。

また、ねんきの入った中古品に手を出す場合には、メンテナンスをかけないと全然使い物にならない…そんなものも多くあります。

購入後に自分自身でオーバーホールをするか、オーバーホール職人さんに頼むことが前提で考えておくことが必要です。

ちなみに自分の場合、外装はかなりキレイな状態のものを購入しましたが、中身はまぁ予想のとおりで、ベアリングのごろつき・グリスの激しい劣化、固着等々、機関良好とするにはだいぶ手がかかる感じでした。

01カルカッタコンクエスト50のオーバーホール

01カルカッタコンクエスト50を分解しました。

しかもこの時代のシマノリールって、多くの箇所にEリング固定が採用されているし、パーツ数も多いので、最新モデルと比較するとオーバーホールの手間・難易度は1.5倍です。汗

01カルカッタコンクエスト50/51の分解方法

なので、もし旧カルコンの購入を考えるのであれば、その辺りを踏まえた上で手を出しましょう。

まとめ「良いものは良い」

名機「01カルカッタコンクエスト50/51」に関してアレコレまとめてみました。

スプール径30mm の高剛性丸型ベイトリール+真鍮ギアは、今もなお色褪せず、唯一無二の存在です。

今後はガチガチにカスタムして楽しませてもらう予定ですー♪

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