【インプレ】ボトムアップ「ビーブル」を愛用する5つの理由。見た目は奇抜でも使いやすさピカイチ。

超絶今更感半端ないボトムアップ社のスピナーベイト、「ビーブル」のインプレです。

ビーブル単体の話だけしてもしょうがないので、具体的に他社製スピナーベイトとの使い分けも含めて書いていきたいと思います。

ビーブル使ってる?

というわけで、2019年6月の発売から気がつけばもう2年以上経過しているボトムアップ社のスピナーベイト、ビーブルについてです。

ブログで取り上げるのなんて今更感ハンパないのはわかっています…しかし良いものは何年経っても良いんですよ。

大型釣具店ならば大抵在庫がきちんとあって、ありがたいことに欲しいときにいつでも普通に定価で買える「釣れるルアー」というのはきちんと推しておきたいと思うのです。謎

ボトムアップ発のビーブル…発売直後はその独特の形状(スプリッター装備)でキワモノ感があった上に、当時は「スピナベサイト」というテクニックと合わせて販促していた印象があったので定番の一軍ルアーとして定着するとは全く思っていませんでした。笑

しかし2年使い込んだ結果、もう完全に自分の中では一軍ルアーで、現状なくてはならない存在になっています。

ビーブルは替えが利かないスピナーベイト

新製品が続々とリリースされていく昨今、正直「替えが効くルアー」っていうのはかなり存在すると思っています。

でもビーブルは今のところ自分の中では替えが効かないルアーという位置付けです。

後述しますが、特にカバー際のカーブスローロールに関していえば、やはりビーブルが扱いやすさ・実績ともに抜きん出ているからです。

ビーブルを使う5つの理由

数あるスピナーベイトの中からビーブルを使っている理由について、5つほどにまとめてみました。

レンジキープのしやすさ

ビーブルが扱いやすいと感じる理由の一つに、レンジキープのしやすさが挙げられます。

正直、他のスピナーベイトと比較してどれだけ違いがあるかを問われると中々難しいのですが、スプリッターが抵抗になって浮き上がりを抑えてくれる…というのは間違いないと思います。

ビーブルの水中姿勢
出典元:ボトムアップ公式HP

ちなみに、ちょっと一段深いところ(具体的には自分のフィールドで言うと3/8ozで1.5〜2mくらいのところとか)を一定レンジ引きたい場合、ある程度スローに巻かなくてはなりませんが、そのときもスプリッターがほどよく抵抗になることで、比較的ノー感じになりにくい印象ですね…ここも扱いやすさに一役かっているかなと思います。

レスポンスの良さ

スプリッター機構と合わせてビーブルに搭載されているブレードも非常に気に入っています。

ビーブルに搭載されているブレード
出典元:BOTTOMUP公式HP

ボトムアップのビーブルに装備されているブレード

メーカーさんは「ハイレスポンスで強く水を攪拌するオリジナルブレード」と謳っていますが、まさにそのとおりで、この二つを両立させるのに色々試行錯誤があったんじゃないかなと想像します…

この特徴がどう活きるかは次項に続きます。

カーブフォールのさせやすさ

導入部分でも書いたように、ビーブルがリリースされた当初、「スピナベサイト」というテクニックが話題となりました。

詳細はググってもらえば色々と情報が出てくるかと思いますが、バスに対してスピナベを45°の角度でスローカーブフォールをさせて、ボトムでバイトに持ち込む…というテクニックです。

スピナベサイトのやり方
出典元:ルアマガ+(https://plus.luremaga.jp/2019/06/10/49071/?amp)

ですが、自分のフィールドだと基本マッディな水質なので、見えバスなんて1年を通じても見かけることはほぼ皆無です。。。笑

そこで、この「スローカーブフォール」をブラインドでやっているのです。

具体的にはバスが付くブッシュのエグレや岩盤、沈みもの等…圧倒的に多いのがちょっと深さのあるブッシュのエグレですが、ここの最奥にビーブルを撃ち込んで、着水直後からカーブフォールでバイト…この釣り方で今までだいぶ釣らせてもらっています。

ビーブルで釣れた牛久沼バス

スピナベサイトとの違いは、カバーに絡めるのでトレーラーフックは無しで使うことと、カラーは別にスモーク系ではないアピール系のカラーでも大丈夫…という点です。

食わせ能力の高さ

ビーブルはハイアピールであるのと同時に、結構食わせる力は強いと感じています。
前項のカーブフォールだけでなく、普通に巻きでも勿論釣れています。

しかも割と水温低下していくタイミングとか、「ちょっと中々バイトが遠いぞ…」という日に釣れてくれたりするんですよね。

ビーブルで釣れたスモールマウスバス
▲晩秋の中々厳しい時期に釣れてくれたスモールくん。

スプリッターによる横揺れ効果なのかどうなのか、真実はわかりませんが、単純に「ハイアピールなルアーだからバスの活性が低いと釣れない」というわけでは全然ないよなと思っています。

▲ちなみにスプリッターによる横揺れ効果はボトムアップさんの公式動画でよくわかります。

アーム変形のしにくさ

最後になりますが、横揺れ波動を生み出すスプリッターは、副産物としてアーム変形を防いでくれる役割もしてくれています。

ビーブルのアームは変形しにくい

ビーブルのワイヤー径は決して太くはないので、もちろん変形自体はある程度しますが、致命傷レベルまでにはならないのが有難いところ。

特にワイヤーが太くて強いことを謳っていない普通のスピナーベイトと比較すると、コスパはだいぶ良い方だと思います。(ついでに言えばフックも割と鈍り難い👌)

他社スピナーベイトとの使い分けは?

他社スピナーベイトとの使い分けについて。
現在の自分の超一軍スピナーベイトは3種類でして、ディーパーレンジとクリスタルS、そしてビーブルです。

ビーブルとクリスタルSの使い分け

ディーパーレンジは当ブログでも度々出てきている超絶信頼しているスピナーベイトですが、これが1番「弱い」位置付け。

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逆に1番「強い」位置付けなのがオリジナルのクリスタルS。(もちろんもっと強いパワーロールとかデカコロとかも稀に使うことはありますが、今回は置いておきます)

そしてこの二つの間に位置付けている万能選手なのがビーブル…という感じです。

巻いて良し・落として良し・程よいアピール力と食わせる能力を両立している、つまりほんとに基軸となるようなスピナーベイトですね。(褒めすぎか?笑)

ちなみにビーブルの登場により、o.s.pハイピッチャーの出番がぐっと少なくなりました。

もちろんハイピッチャーも色褪せることない名作ですし、自分自身めちゃくちゃ釣らせてもらいましたが、自分の中ではビーブルと用途が若干被る部分があるので…

ハイピッチャーのカーブフォール
▲ビーブル発売以前は、ハイピッチャーでブッシュを撃ってカーブフォール…というアプローチをしていました。(コンパクト故にこれはこれで良かったので)

チビーブルとの使い分けは?

2021年にリリースされたビーブルのサイズダウンモデル、チビーブルですが、ぶっちゃけ全然使ってません。汗

チビーブルとビーブルの使い分け
▲手前がチビーブル(1/4oz)、奥がビーブル(3/8oz)。

ビーブルファンとして一応は購入したものの
理由はいくつかあって、まず1/4ozクラスのスピナーベイトを自分が元々使わないということ。

あとはやはりカバーに絡めて使うことが圧倒的に多いので、ある程度重さがあった方がキャストを決めやすいし、流れのあるポイントだと3/8ozクラスの方が流されすぎずルアーをコントロールしやすいんですよね。

ただ小規模なため池や、プレッシャーの高いクリアレイクなんかは出番がありそうかなと想像します…自分は中々行く事がないのですが、そういうフィールドに出向いた際には試してみたいと思います💪

ビーブルへの不満点

最後にビーブルの不満点を上げておきます。

不満点というか、要望というか…なんですが、カラーブレードのラインナップがないことに不満です。泣

不人気でメーカーさん的には売れないから作りたくないのかもですが…個人的にカラーブレードのスピナーベイトは絶対出しどころのあるものなので、今後新色でカラーブレードが出ないかなぁ…と。(そう思っている人は世の中にそんないないでしょうが、勝手に期待しておきます)

ハイピッチャーのカラーブレードは釣れる
▲ハイピッチャーのカラーブレードは時々「これだから反応したのかも!」と思うときがあるのです。カラーブレードのスピナーベイトは自分の大事な引き出しです。(ボトムアップさんお待ちしてます)

まとめ

というわけでボトムアップ社のスピナーベイト、ビーブルについてのインプレをまとめてみました。

スプリッター機構という特殊構造で、見た目としては奇抜な部類に入るかもしれませんが、川村光大郎氏が手掛けているだけあって、その実力と扱いやすさは確かです。

シーズンを選ばず釣れるルアーでありますが、巻物シーズンを迎えるこれからの時期には、特にプッシュしたいルアーだなと思います🙌

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