カヤックでのクランキング用ロッドとして購入したテンリュウのスピードスティック【TSS#1L-256B】のインプレです。
市場でみると中々珍しいスペックの、ショートな超低弾性カーボンロッド…ということで、興味ある方はお付き合いください🙌
テンリュウ「スピードスティック」が復刻
というわけで、2020年の春に話題となったテンリュウのスピードスティック復刻ですが、散々悩んだ挙句、半年ほど前(2021年春)に1本購入しておりましたので、今回はその話です。
このロッド、起源は1970年…現在の株式会社天龍の会長、塩澤さんが開発製造して米国Lew’s社から発売された、初の日本製バスロッド「スピードスティック」になるわけですが…
正直その「初代スピードスティック」に関しては、名前くらいは聞いたことあるものの、自分がバス釣り始めた頃どころか、もはや生まれる前の話なので、詳しく話は全然理解しておりません。汗
そんな人間がインプレを書くのもどうかと思いつつ、まぁ初代は初代、復刻は復刻…と割り切っていきたいと思います。笑
復刻版のモデルは以下の5モデルで、タイトルのとおり、自分が購入したのはもっともショートレングスなモデルである【TSS#1L-256B】となります👇
MODEL | TSS#1L-256B | TSS#1L-260B | TSS#1-264B | TSS#2-266B | TSS#3-267B |
レングス | 5.6ft | 6.0ft | 6.4ft | 6.6ft | 6.7ft |
キャストウエイト | MAX18g | MAX18g | MAX21g | MAX28g | MAX35g |
アクション | レギュラースロー | レギュラースロー | レギュラーファースト | レギュラー | レギュラーファースト |
ロッド重量 | 100g | 106g | 113g | 121g | 124g |
価格 | 37,500円 | 39,000円 | 40,000円 | 41,000円 | 41,500円 |
復刻版スピードスティックで実釣
さて実釣の話ですが、TSS#1L-256Bを購入した動機としては、やはり自分のメインスタイルであるカヤックにおける小〜中型クランクベイト巻くため・その他小型のトップウォーターやジャークベイトを扱うため…といったところです。
ここ何年も、ほとんどオールラウンダーなロッドしか使ってきていなかった自分ですが、クランクベイトやジャークベイトをもう少し真面目にやるなら、それ相応のタックルにすべきだよな…と考えて、行き着いたのが復刻版スピードスティックだったのです。
で…使用感に関しては、簡単に言い表すと、「心地よい曲がり!良い意味でダルい!そして軽い!」といったところです。
合わせるリールは21カルカッタコンクエスト100HG、または17カルカッタコンクエストBFS HGで、タイニー〜レギュラーサイズのクランクベイトを中心に使っています。
自作のバルサクランクベイトとも相性は良く、独特の超低弾性カーボンがルアーのアクションを最大限に生かしてくれる…(ような気がする👍)。

また、あくまでカーボン製ロッドであるため、グラスロッドのような重さ、ダルさまでは感じないテイストですので、中型ジャークベイトやペンシル・ポッパーなどを扱うにも快適です。


小難しいことをあまり並べても仕方ないので感じるままを書くと…グラステイストだけど振り抜きや操作性は軽快で、小型〜中型サイズのプラッキングが快適で楽しい「ちょうど良いのところ」を突いているロッド…という印象です🙌
不満に感じている部分
復刻版スピードスティックは、今後小型〜中型プラッキング用ロッドとして活躍してもらうつもりですが、不満な点もあります。
それはこの【TSS#1L-256B】のショートグリップ…(リアグリップ長160mm)
確かに取り回しは良いのですが、自分が普段使用しているツララ製ショートロッドから持ち変えると、だいぶ違和感を感じてしまいます。
個人的にはグリップは【TSS#1L-260B】と同じリアグリップ長210mmが良かったなぁ…と。汗
↑これが購入に至るまでに足かせとなった部分なのでした。(ブランク部分は256はいいけど、グリップ長は260がイイのに…的な。汗)
そんなわけで…私が出した結論は、「もう自分で作ってしまえ」というものでした。笑

これに関しては、以前この記事👇でまとめているとおりです。
リールシートも純正のPTSからACSに変更することで、より丸形リールに合う形に仕上げていて、自作グリップは自分的にかなり満足度高めです👍
もちろん純正グリップの良さもあるので、最近は純正グリップをそのまま使用したりもしていますが、グリップに不満がある場合にはこんな手段もありますよ…ということで🙏
復刻版スピードスティックまとめ
というわけでスピードスティックTSS#1L-256Bについてまとめてみました。
クランキング用ロッドというと、上級アングラーの皆さんは海外メーカーのものなど含めて、色々こだわったものを使っているかと思いますが、復刻版スピードスティックは国内メーカーで割と入手しやすいですし、お値段的にも手は出しやすいところにあるかなと思います。
バス釣りにおいて、256は一般的にちょっと特殊スペックかと思いますが、260や264もお店で触った感じだとかなり良さげですよ。
クランキングを中心としたハードベイト専用ロッドを探している方は、選択肢の一つとして是非チェックしてみてください👌
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