絶対的信頼を置くシリーズ、今回はルアーではなくタックルを…
ということで、私がカヤックバスフィッシングを始めてから、初めてカヤック用にと買ったガチなショートロッド、TULALAの「モレーナ53」を改めてインプレしたいと思います。
モレーナのインプレ自体は以前にもう書き上げていますが、その記事を書いたのはまだ使い始めて間もない頃。(記事のリライトはちょこちょこしていますが)
今回は購入して4~5年経過し、今なおバリバリの現役メインロッドとして使っている経験をもとに、もう少し深堀したインプレをしたいと思います。
TULALA モレーナ53とは
モレーナ53とはTULALAのボンバダセレクションにカテゴライズされているショートロッドで、強い方から順番にアベントゥーラ59、ピメンタ55、そしてモレーナ53という3兄弟で初期からラインナップされているモデルになります。
※その後、ピカパウ57(2018年11月に廃盤)、クプアス48、ロイラ52が追加されて現在のラインナップとなっています。
3兄弟の中でパワーバンドとしては一番弱い位置づけのモレーナ53ですが、それはあくまでボンバダテルさんが釣りをしてきた「アマゾン的な視点」であり、後述するようにバス釣りに使う分には必要十分以上と言えるくらいのパワーを持っているロッドです。
公式スペックは下表にまとめておきますが、各ルアーの扱いやすさなどは旧インプレ記事を見てもらえればそこに列挙してあるので参考になればと思います。
レングス | 5ft3in |
ロッドウエイト | 125g |
キャストウエイト | 5~45g |
アクション | レギュラーテーパー |
価格 | ¥39,800 |
最終更新日:2019年6月15日 Tulalaのアマゾンジャーキングロッド三兄弟の末っ子、モレーナ53についてインプレします。 末っ子、というのは、ロッドの長さ的にもルアーウエイトの守備範囲的にも一番下の子となるためです。 […]
モレーナ53は圧倒的にココが凄い
さて、そんなアマゾン生まれのモレーナですが、何がそんなに凄いって、とにかく短くてよく曲がって超粘り強い。
一言でいえばそんなところなのですが、もう少し詳しく書いていきます。
1.圧倒的な操作性
まずいえるのは5フィート3インチという短さからくる圧倒的な操作性の良さです。
通常、バス釣りでは考えられないような短さだと思いますし、さらに言えばモレーナのグリップは通常の6~7ftクラスのロッドと同等であるため、有効レングスは 130cm程と異次元な短さです。笑
しかしこれにより、例えばジョイクロをブッシュ際ギリギリに撃ち込んだり、高速ジャークをバシバシしたりと、シビアなキャストと激しいロッドワークを続けても疲れにくく、集中力が継続するように感じています。
個人的にはビッグベイトを7ftクラスのロッドでバシバシロッドワークしている人って筋肉どんだけ・・・って思うのですが、5ftクラスであれば私のような貧弱ぅな身体でも、結構続けられちゃうんです。
2.圧倒的なパワー
次にパワーの話ですが、最近ひしひしと感じているのは「やっぱりデカバスのキャッチ率を上げるには強いロッドを使った方が良い」ということです。
もちろんライトなロッドでも獲れる人には獲れるでしょうが、自分ようなカヤックの場合、当然ファイト中は左手にロッド・右手にリールなので、一切操船ができない状態で応戦しなければなりませんから、いかに相手に主導権を取られず、素早くネットインさせるかが重要になってきます。
そのため、圧倒的なパワーでねじ伏せるくらいの勢いでやらないとマジで負けるんです…
昨年、明らかに自己ベストクラスと思われる魚を掛けた際、ピカパウ57を使用していたのですが、沈んでいた枝越しのファイトということも加わり、見事にバラシたんです。

これがモレーナだったらどうだったろうと考えるんですよね、もしかしたらもっとパワー負けしないで応戦できていたらどうだったか…と。
モレーナで50前半なら結構な本数釣っていますが、正直かなり余裕のあるファイトができています。
ハイパワー=ただ硬いロッドというのではなく、よく曲がって超粘り強く働いてくれているのが主導権を魚に握らせないキモなのかなと感じます。
3.圧倒的な丈夫さ
これは竿の使用感云々ではなく、「モノ」としての丈夫さを言いたいんです。
私はカヤックで釣りする中で、ロッドには相当無理させているかなと思っています。
ときにはロッドホルダーに立てた状態で知らずに頭上の木に引っ掛け(汗)ときにはバスをランディングしたあとに竿をふっ飛ばされて川に落とし(汗)ときにはカヤックの乗り降り時に踏んづけ…(汗)

それでも壊れない。70オーバーのハクレンやリバーシーバスを掛けてしまっても全く折れる気がしない。
そういうところに単純に「モノ」としての素晴らしさを感じます。
どんなに便利で凄いものでも、使っていてすぐに壊れるモノに魅力はありません。
信頼度が桁違いのショートロッド
ここまで書いたことを踏まえて、やっぱりモレーナへの信頼度って桁違いに高いなって思うんです。
いや、もちろん他のTULALAロッドたちも全くヤワじゃないし、素晴らしいのですが…
ここ5年ほどでカヤックに乗りモレーナを使って釣った50UPはやっぱり一番多くて、これまで10本程をキャッチしています。
もう自分のフィッシングライフに欠かせない一本といっても過言じゃないレベルですね(^_^;)
カヤックで初めの1本にオススメ
ということで、カヤックやフローター等々、小さな浮き物で使う竿で、バーサタイルかつある程度ストロングな釣りをメインとするならば、私はモレーナ53を絶対に薦めます。
本当に色々な釣りに対応できるマルチなロッドであり、長年愛用しても飽きがこない。
またモノとしてのタフさが半端ないので使っていてとても安心感のある竿です。
4年間ずっと使い続けて確信していることなので、これはもう早々変わることはないと思います(^_^;)
ショートロッドのデメリットはもう消えつつある
バス釣り界隈だと未だに6フィート後半~7フィート前後のロッドが主流なので、5フィート前半というショートさに抵抗を感じる人は多いのかなと想像します。
しかし、自分が最近しみじみ感じているのは「ショートロッドのデメリットはもう消えつつある」ということです。
理由はガイドセッティングやリール、ラインが昔よりも遥かに高性能となっているからです。
特にリールの進化は著しいですよね…
それこそ最新リールにカスタムパーツなんて組み込んでしまえば…汗
カスタムリールパーツでお馴染みのアベイル社から、待ちわびていた18バンタムMGL用のマグネットブレーキがついに発売となりました。 早速入手して組み込んだ結果、最高レベルの高剛性ベイトフィネス機が誕生してしまいました… 18バンタムM[…]
…なんかこのことについて書き始めると長くなりそうなので(汗)いつか別記事に書こうと思いますが、とにかくよっぽどの遠投が必要となる釣り(琵琶湖とかの浜の釣りとか?)以外では、ショートロッドに多くの優位性があるので、固定観念をとっぱらってショートロッドにも目を向けてもらえらいいなと思います(‘ω’)
まとめ
ツララのモレーナ53について、使い込んで感じたことを改めてインプレしておきました。
自分をショートロッド好きにさせてくれた初めの一本、これからも愛用し続けたいと思います♪
ツララロッドのインプレ記事、総まとめはコチラからどうぞ↓
最終更新日:2022年7月3日 愛するツララロッドたちに関して、所有するもの・していたもののタックルインプレッション記事を、ここに全てまとめます。 TULALAは自分たちが作る竿を「ルアー範囲は○~○g」、「テーパーは○○」、「[…]