お試しでワークマンのダウンパンツ「洗えるフュージョンダウンパンツ」を購入してみました。
価格的には有名アウトドアメーカーと比較したら、破格ともいえる値段です。
実際の着心地や暖かさ、ディティールについて消費者目線でレビューします。
ワークマン「フュージョンダウンライトパンツ」を購入
最近、各アウトドアメーカーで見かける「ダウンパンツ」。
真冬でもアウトドアを楽しむための防寒着として近年定着しているようで、自分も気にはなっていました…
トップスに関しては「ユニクロのウルトラライトダウン」は、もはや自分の中でなくてはならない防寒アイテムですが、ボトムスに関しては一生懸命ヒートテックタイツを重ねても、12〜2月における夜明けの凍てつく寒さは中々耐え難いものと感じていたからです。
ちょっとお恥ずかしい話なのですが、私お金がありません… でも釣りが好きなんです、極寒でガイドが凍結しても釣りしたいんです。泣 というわけで今回は、コスパ重視の防寒対策について、重ね着のコツ(?)や自分の実例などをつらつら書いてい[…]
そんなわけでダウンパンツについて調べてみたことは過去にあったのですが…
一流アウトドアブランドのダウンパンツはめちゃくちゃ高い。(真顔)
もちろん高級品にはそれ相応の素材と機能が詰め込まれているのでしょうが、自分の場合、着用したいと思っているのは冬の釣行時…のみ。汗
カヤックやおかっぱりなどの釣行時となれば、もちろん往々にして汚れやスレなどのリスクも高いわけです。(酷い場合にはお魚のヌルヌルだらけになったり)
それを考えるとやっぱりあまり高級なボトムスを扱くのはちょっと…
というわけで白羽の矢が立ったのは、やはり庶民の味方ワークマン様。
2020年秋冬の新作ということで、アウトドアメディアに取り上げられていたことで存在を知り、早速購入してきたのでした。
お値段なんと1,900円。
なんと・・せんきゅうひゃくえんです。(真顔)
フュージョンダウンライトパンツ現物レビュー
というわけで早速ですがフュージョンダウンライトパンツの物をレビューしていきたいと思います。
シルエットや素材
まずシルエットに関しては全体を見るとこんな感じ…

着用しているのはMサイズですが、身長170 センチないくらいの自分が履くとジャストフィットです。(カラーはカーキ)
表地はシャカシャカする一般的なナイロン生地、中綿はフュージョンライトダウン、裏地はワークマンの防寒着ではお馴染みのブラックアルミプリントが施されたポリエステル生地となっています。
表地の味とふくらはぎ部分はストレッチの効く素材となっていて、動きやすいパンツに仕上げています。
実際のところ、着用していて「動きにくい」という印象は全くないので、一般的なアウトドアレジャーで着用している分には何も支障はないように思います。
使われている中綿
続いて中綿部分の「フュージョンライトダウン」について。
フュージョンといえば、コレですよね…
そう、つまり2種類のダウン素材(ダウン素材と化学繊維素材)を混合しているオリジナル素材なのですが、ワークマン公式HPに説明動画があるのでそちらを張っておきます。
独自の混合技術で作られたフュージョンライトダウンは、洗えてボリュームも維持できて暖かさは天然ダウンと同等レベル…っていいことしか書いてなくて本当かいな!!と思ってしまいますね。笑
しかし実際着用してみて、ただのポリエステル綿とは確かにはっきり差のある暖かさなので、決して過剰な宣伝広告ではなさそうです。
さらに細かく見てみる
…と、この辺まではなんちゃらハックさんあたりでも書いてあるような内容ですから、もう少し細かい部分についても紹介しておきます。
まず重要なことが二点。
まぁ上記の画像を見ていただけでばすぐ伝わることかと思いますが、一点目は「裏地のブラックアルミプリント」というの腰~太もも部分にかけてのみで、全面に施されているわけではありません。
そして二点目は膝部分や股部分、膝裏~かかとにかけての部分など、ストレッチ素材に切り替わっている部分はダウン生地になっていません。
コスト的な課題でこうなっているのか、動きやすさを重視するとこうせざるを得ないのか、どちらかは不明ですが、全面がダウン+ブラックアルミプリントとなっているわけではないことに注意です。
あとは…裾部分はドローコードやゴムが入っているわけではなく、特に何もないただの裾ですね。(語彙力)
ポケットは腰部に左右2つ、あとヒップ部に1つと、特に変わったディティールはありません。
気温 5℃で試し履きした感想
前置きはこれくらいにしておいて、実際に履いてみた感想をまとめます。
早朝の気温約5℃の中、カヤックフィッシングで着用してきました。
レイヤリングとしてはユニクロのヒートテックタイツの上にフュージョンダウンライトパンツを重ねた形。(あ、もちろん一番下にパンツは履いています)
率直な感想としては…
たしかに暖かい!!
これまで冬のボトムスというと、極暖ヒートテックタイツ+暖パン系(裏地がフリース素材の厚手パンツ)という感じでしたが、それよりも明らかに暖かいですね…
ダウンの空気層が外気の冷たさを遠ざけてくれるような印象かあります。
ただ膝部分に関しては、やはり他の部分と比較して「冷え」を感じました(^^;)
ふくらはぎ部分についてはレインブーツを履いてしまっているせいもあり、全く気にならなかったのですが…
動きやすさを重視するにしても、膝部分はもう少し暖かさをキープできるような工夫が欲しかったなぁ…と思った次第です。

欠点は搬水性の低さ
あとここに関しては、はっきり言っておきますが、撥水性はゼロに等しいです!
一応ワークマン的には撥水性を謳っているようですが、個人的には全く撥水してる感は感じられませんでしたね…
カヤックで履くとなるとパドリングで多少濡れることは覚悟なので、実際に真冬にこのパンツを活用するとなると、極暖ヒートテックタイツ→フュージョンライトダウンパンツ→薄手レインウエアといったレイヤリングになるかなぁと思います。
実際のところ、洗える?
早速カヤックフィッシングでドロドロに汚してきたので、洗濯表示とか特に確認せず帰って洗濯機にブチ込んで洗いました。笑
※一応洗濯ネットにはちゃんと入れてます。
洗ったあとの印象としては、特に中綿が寄ってしまったり潰れてしまったりという感じはありませんでした。
※洗濯機で繰り返し洗うと、やはり中綿が寄ってしまう感じがあります。詳細は記事の最後に貼っているリンク先の記事を参照ください🙇♂️
しっかり外干ししたらちゃんとふわっとしていましたので、洗濯に関しては大丈夫そうですね。
ただもちろんこの手のものは手洗いするのに越した事はないでしょうから、手洗い推奨であることは一応お伝えしておきます🙏笑
レビューまとめ
というわけでフュージョンライトダウンパンツ、レビューまとめ👇
- ダウンパンツとしては最安クラスであるため、気兼ねなくラフに使用できる。
- フュージョンライトダウン+裏地のブラックアルミプリントで暖かさは十分だが、膝部分の冷えは気になる。
- 動きやすさは十分確保されている。
- 撥水性は乏しいので期待できない。
こんなところでしょうか。
真冬の防寒着としてメインに使用するのはどうかな…と思った方もいるかもしれませんが、個人的にはボトムスのインナーダウンとしてこの冬使っていく予定です。
今回は釣り人視点で書いていますが、付属している収納袋にしまえばかなりコンパクトになるため、キャンプや登山などでも1着持ってると便利だろうなぁと感じます。
そして何より1,900円という価格は、ガチなアウトドアユーザーには嬉しいです(^^)
それではまた👐
2022年11月追記:ダウンライトパンツ、愛用3シーズン目に入ったので追加レビュー書きました!洗えるけど洗ってはいけない理由をまとめています👇
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