冬の釣りでまず重要になってくるのが防寒対策ですが、その中でも結構悩ましいのが「手先の防寒対策」です。
寒いからといって、分暑い手袋をしてしまったらラインを結ぶこともできませんし、タックルも扱い辛くて釣りになりません。
とはいえ、薄手のフィンガーレスグローブでは真冬の釣りはとてもじゃないけど耐えられませんよね…(特にベイトリールは真冬だと氷のように冷たいですからね。汗)
そんなわけで、快適に釣りをしたいから極力素手に近い感覚でいたい、でも防寒は十分じゃないと釣りどころじゃないし…というのが冬も釣りするガチアングラーの悩みになっているかと思います。
最近はハンドウォーマーが人気
冬になると毎年話題となるのがFoxfireのエクストリームハンドウォーマーですよね、アンテナの高いアングラーなら一度は聞いたことがあるかと思います。
出典:Foxfire
このアイテム、数年前に初めてみたときは「いやいやびんぼっちゃま君じゃあるまいし寒そう…」という感想しか持てなかったのですが、SNSを見ていると多くのガチアングラーさんが導入していっているので、段々と気になるようになりました。
ハンドウォーマー
寒くなってきて、私もつけるようになってきました
人間の手は、極端な寒さを感じると血管を収縮させる機能が働きます。しかし、手の甲と手首を暖めると脳が「大丈夫だな」っと感じてかじかむことがなくなるのです。
それがこのグローブが暖かい仕組み!https://t.co/UBR9jmzoKj pic.twitter.com/rPiqABHEda
— うなぎいぬ@マッチザベイト学概論連載中(Basser) (@unagiinu1092) December 13, 2021
👆うなぎいぬことティムコの大津さんは、かなり昔からハンドウォーマーの普及を進めてきた方ですよね。手の甲や手首を温めれば手先に冷えはこないという理論…なるほどと思う反面、う〜ん本当に?と思っていたところは正直ちょっとありました。
ラグゼ製ハンドウォーマーを導入
そんなわたくし、先日お試しでラグゼのハンドウォーマーを導入してみました…(Foxfireをダシに使って申し訳ありません。汗)
理由は単純で、Foxfire製よりもお手頃価格だったから。(きっぱり)
両者の比較は後述しておきますが、価格に関してはFoxfire製が4400円に対してラグゼ製は2200円…半額です^^;
※上記の価格はAmazonの実売価格を参考にしています。
使用するのは冬季限定だし、お試しで導入するならまずこれで良いかなぁ…と判断した感じです。
ラグゼ製ハンドウォーマーをレビュー
そして早速、着用してみた感想ですが…確かに手首をしっかり包んで温めてくれるのは快適!
これはほんとに、一般的なフィンガーレスグローブとは大きく違う印象です。

あとちょっとチート的な要素ですが、このハンドウォーマー、ミニカイロをセットするポケットがあるんです。
これにマグマカイロミニを入れたところ、ハンドウォーマー自体の保温感も加わり、まじで手首周辺はぬくぬくでした…
しかし一方、手のひら側に関しては、ベイトタックル使用時はやはりリールがダイレクトに触れるため、冷たいのに変わりはないですね…(個人差はあるでしょうが、マイナス数℃の世界では指先や手の平は結構キツイというのが本音)
それと、Foxfire製は指を通す箇所が5本分ある上に、サイズ展開はS・M・L・XLと4サイズとなっています。対してラグゼ(がまかつ)製は指を通す箇所が3本分、フリーの1サイズのみとなっています。
手が小さい自分としては、「ちょっとデカイかな…」というのが正直なところ。
先日Foxfire製ハンドウォーマーのMサイズを店舗で見つけたので軽く手に当ててみましたが、フィット感はかなり良さそうでした。汗
ラグゼ製ハンドウォーマーに関しては、サイズ的に合うなら安いしオススメできると感じますが、手が小さい人や、逆にかなり大きい人なんかは要注意だと思います。(店舗で試着せず買うのはリスク高めですね)
Foxfire製とラグゼ製を比較
そんなわけで色々と引き合いに出しているFoxfire製のハンドウォーマーですが、ラグゼ製のものと違いをまとめると、以下の通りとなります。
エクストリームハンドウォーマー(Foxfire) | ハンドウォーマーLE700(LUXXE) | |
指の固定箇所 | 5本分 | 3本分 |
手の甲側 | ポリウレタン100% | ポリウレタン30%、ポリエステル70% |
裏地(モフモフ側) | ポリエステル100% | ポリエステル100% |
サイズ展開 | S / M / L / XL | FREE(1サイズのみ) |
価格(定価税抜き) | 4000円 | 2500円 |
両者の価格は結構な差があるため、仕様に関しては単純比較しても意味はないかと思いますが、ハンドウォーマーをこれから導入する人に多少参考になればと思います🙏
最後の砦はマグマカイロだよ
ちょっと話は逸れますが、どんなに優れた防寒グローブにしろハンドウォーマーにしろ、極寒のフィールドではどれだけ対策していても手先が冷えてしまうことはあると思います。
そんなときはやっぱりホッカイロが最強です…特にマグマカイロはかなり発熱してくれるため、この時期は買い溜めしておきます。
ホッカイロって、冷えた手先を臨時的に温められるのはもちろんなのですが、自分的には凍り付いたリールを温めるのに使うんですよね。汗
自分のフィールド・釣りする時間帯だと12~2月はガイドが凍結するのは当たり前、レベルワインダーに氷が詰まってしまうのもよくある話、ひどいときにはリールのクラッチが凍って切れなくなる・スプールエッジが凍って回らなくなる・レベルワインダーが凍り付いて左右に可動しなくなる…なんてこともあります。苦笑
そんなときでもホッカイロさえ持っていれば、どうにかリールを回復させられますからね…
原始的ですが、冬に釣りするなら絶対に1個は忍ばせておくべきアイテムですよ…!
まとめ
最後ちょっと話がそれましたが、ラグゼ(がまかつ)のハンドウォーマーについてレビューをまとめてみました。
しかしFoxfire製とラグゼ製、なんだかどちらを推しているのかよく分からん内容になってしまい申し訳ないです。笑(愛用中の皆さんゴメンナサイ…)
ラグゼ製ハンドウォーマーについては、試着して違和感がなければ、お値段的にも品質的にも満足度は高いと思いますよ!
もちろん自分も当面はラグゼ製ハンドウォーマーで冬を凌いでいくつもりです。
ただ、手の小さい方、特に女性なんかはFoxfire製ハンドウォーマーのSサイズないしMサイズあたりにしておくのが後悔しないかもしれません…そこらへんはくどいですが、試着した上で判断というのがやはり良いかと思います。
たかが手先と感じる人もいるかもしれませんが、寒さと冷えで集中できないと冬の釣りなんてただただ辛いだけですから、自分に合った対策をしっかりして挑みましょう♬
冬真っ只中ということで、アウトドアにおける防寒についてアレコレ考えさせられている今日この頃です。 今回は現在自分が行っている冬のアウトドアレイヤリング術【2021年版】ということで、具体的にどんなアイテムを使っているかなどを紹介してい[…]