いやー待たせたねー。
2021年夏!みんな待ちに待った「マイクロダッジ」🤟
ついに手元に届いたぞ…てなわけで、早速バチっとインプレしていきたいと思うんで、是非みんなチェック、よろしく🤟
マイクロダッジがついに発売!
というわけで冒頭を金森社長節でスタートさせてみましたが、ここからは平常運転でいきたいと思います。笑
2020年夏にリリース予定情報があったレイドジャパンの新製品「マイクロダッジ(正式には「マイクロダッヂ」)」。
その存在を知ったときからかなり気になる存在ではありましたが、結局2020年中にはお目見えすることはなく…そして2021年夏、どうにか真夏のトップウォーターシーズンに滑り込むようにリリースされました。

初回出荷は完全に争奪戦で、今も欠品・プレ値状態が続いていますが、恐らく近いうちに2回目の出荷はあるでしょう。
そんなわけで、次回以降の入荷で購入しようと考えている方々に何か参考になればと思い、一先ず使ってみての感想をまとめてみました👏
マイクロダッジの特徴
まずはマイクロダッジのスペックや特徴から。
タイプ | トップウォーター(エラストマー素材) |
長さ | 55mm |
重さ | 5.8g前後 |
カラー | MDG001~010(計10タイプ) |
定価 | 1,350円(3本入り) |
マイクロと名付けられていますが、一般的にみると広く使われている虫系・カエル系・ネズミ系ワームよりも一回り大きなサイズ感・重量感になっています。

※同じエラストマー系ワームの野良ネズミが3.5g程度、野良ネズミウルトラが6g程度ですから、ウルトラがほぼ同じサイズ感ですね。
エラストマー素材のボディは割と硬めでハリのある感じで、取り外しすることのできる羽根パーツもエラストマー素材ですが、こちらはもっと硬めで、プラスチック感の強い素材になっています。
言ってしまうとDUOの「真虫」の羽根パーツとかなり近い感じです。

デュオ レアリス 真虫 シンムシ DUO REALIS SHINMUSHI 【2】 ▼09 オニヤンマ 5.7g 全長:40mm
レイドジャパンルアーの多くは株式会社DUO製ですから、マイクロダッジのスタートは【真虫をワームボディにしてみる】というところだったんじゃないかなぁと勝手に想像しています。

パッケージに関しては、レイドジャパンのワームではお馴染みの切り離し可能なブリスターパック仕様。
切り離すと2個と1個に分けられるので、この形で現場に持ち込むのがベストですね。

合わせるフックとタックル
フックはレイドジャパンからのアナウンスに従い、リューギのインフィニ#2/0を購入しました。
パッケージには同じくリューギのダブルエッジ#2/0でも良いと記載されていましたが、公式動画では金森社長が「フックはインフィニ!!」と言っていたので、それに従いました。笑
推奨タックルはスピニングのML〜Lクラスとのことですが、普段自分が野良ネズミ用で使っているULクラスのロッドでは確かに重ったるい感じで、割と強めのロッドの方が良い印象です。(理由は後述)
一応自分のタックルを書いておくと、ノースフォークコンポジットのMLブランクで製作した自作ロッド+14ツインパワーC2000S+PE1号+リーダーフロロ8lbという感じ。
ラインに関しては「PE直結ではなく、必ずリーダーを入れて」とのアナウンスがされているので、それにちゃんと従っています👌
マイクロダッジで実釣
というわけでいつも通りの長い前置きを経て、ようやく実釣での話へ。
先日はひっそりと、【ほぼマイクロダッジ縛り】でカヤックフィッシングをしてきましたので、実際に使ってみての感想をまとめていきます。
キャスタビリティ
キャスタビリティに関しては、想像以上に飛ばないし、スキッピングも安定しない…というのが率直な感想です。
自分の中の基準が野良ネズミになってしまっているので、そこと比較すると…という視点ではありますが、やはり羽根が大きな抵抗になる模様。
野良ネズミなら楽々届く距離感でも、マイクロダッジだと中々届かない…また、オーバーハングの奥に送り込みたい場面でも、思うように入っていかない…そんな印象でした。
故に、実際に使ってみて感じたことは、ロッドに関してはL〜MLクラスでも、ある程度の長さがあって、反発が強いものの方がベターに感じました。(#2/0フックを使用していることも考えると、フッキング率にもプラスとなるでしょうし)
アクション
アクションに関しては、想像していたよりも水噛みが強く、低速でもある程度しっかり動き、中速以上ではポコポコ音も発するため、アピールは強めです。
この投稿をInstagramで見る
小さい羽根モノだと多くは水噛み・水押しが弱めで、レゼルブのような細かくて弱いナチュラルなアクションをするものがほとんどという印象ですが、これらとマイクロダッジはハッキリ差別化されていると感じました。
ただ、アクションの安定感については、インジェクションルアー(ハードプラスチックルアー)と比較すると悪い印象です。
リトリーブ速度を急に変えるとバランスを崩したり、一度バランスを崩したまま巻き続けると、変に潜ってしまったり…
とはいえ、巻き始めは軽くトゥイッチを入れるなどすれば変な姿勢のまま泳ぎ始めてしまう確率は低いですし、リトリーブ中はロッドを立てた状態にすることで泳ぎの安定性は増すので、決して「アクションが微妙」といいたいわけではありません。
むしろエラストマーボディでここまできっちり泳げるようになるまで、相当色んな試行錯誤をしたんじゃないかなぁ…と想像します。
じゃあエラストマー素材にしているメリットって…やはりそれはカバーの中に入れ込めることでしょう。
オーバーハングの奥や、浮きゴミや水草が点在するエリアで、ポコポコと音を立ててクロールアクションできるルアーというのは、これまでなかったんじゃないかなと思います。
そんなわけで、野良ネズミのドッグウォークアクションや、カエル系エラストマーワームのキックアクションでは引っ張らなかった魚をマイクロダッジで誘うことができるかも…?なんてことを考えたりしています。
初回の実釣結果
マイクロダッジによる初回の釣果は、3B2フィッシュでした。
ちなみに3バイト中、2バイトはライギョ。笑(1本は上画像の魚、もう1本はフックアップせず)
1本ちびっこバスも釣り上げましたが、写真を撮ろうとしたところでオートリリース。泣
しかしちゃんとテスト釣果にはなったのではないかな…と。
ライギョに思いっきり噛みつかれても、全くルアーへの損傷がないのもエラストマー素材の強み。笑
ちなみに「羽根のズレ」に関しては、普通に使っている中では特に発生しませんでしたが、魚からバイトがあると、上画像のように羽根が下向きにズレてしまっていました。
魚からバイトがあったときや、カバーにがっつり絡めてしまったときは、次のキャストに移る前に、羽根がベストポジションからズレていないかチェックが必要ですね。
一人三役?マイクロダッジの使い方
ここからはちょっと余談的な話ですが、マイクロダッジは一人三役が可能だよ、と金森社長がアナウンスしています。(こちら👇のレイドジャパン公式動画にて)
動画から抜粋させてもらうと…
- ノーマルパターン
- ペンシルパターン
- 逆付けパターン
この3パターンです。ノーマルパターンはそのままの使い方、③の逆付けパターンはティンセルを抜いて逆付けすることで、飛距離が出る・リサイクルできるというもの。
そして②のペンシルパターンは、羽根を抜くだけでクロールアクションからドッグウォークアクションに変更できる…というもの。
実際試してみましたが、確かにしっかりとしたドッグウォークアクションができて、普通にとても優秀でした。
…でも、まぁそれなら普通に野良ネズミウルトラを使えば良いのでは?(真顔)というのが正直なところ。汗
現状、貴重なマイクロダッジをわざわざこうやって使わなくても…と思ってしまいます。
しかし金森社長が動画の中で語っているように「突然のボイルなどに対応するのに、ルアーそのままに羽根だけ抜いて咄嗟にアクションを変更できるのがメリット」というのは確かにそうかもしれません。
「羽根を抜いて使うのも全然アリ」ということを頭に入れておけば、どこかのシーンで役に立つかもしれませんね👍
インプレまとめ
そんなわけで、レイドジャパンの新作ワーム「マイクロダッジ」のインプレでした。
最後におまけで小ネタですが、フックを装着したままでブリスターパックに収納したい場合は、ケースの腹部にカッターで切れ込みを入れると、上手いこと収納できますよ👌
使い込んでいって気がついたことがあれば、またこの記事に追記していきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました🙏
川村光大郎先生でおなじみのボトムアップ社からリリースされた新作ワーム「スクーパーフロッグ」を実践投入してみたので、インプレをまとめてみました。 いい感じのアクションをしてくれる一方で、取り扱い方に注意が必要なので、そのあたりも含めて同[…]