ルアーペイント用に塗装ブースを購入。タミヤ ペインティングブースⅡを選んだ訳

タイトル通り、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、ついに塗装ブースを買っちまいました。

今回はハンドメイドルアー屋内塗装ライフを実現するための「タミヤ ペインティングブースⅡ」について、購入の経緯と実際の使用感についてまとめていきたいと思います。

ルアーペイントを本気でやろうと思う!

こんにちは、最近はめっきりハンドメイドルアー製作にどっぷりなみかんです。

今までも市販ルアーのリペイントは結構やっていたのですが、本当に今年に入り、ハンドメイドルアーを製作し、それでバスを釣るということが楽しくて仕方ありません。

関連記事

悲願だった自作クローラーベイト、「ツインブレードクローラー」で追い求めていた魚をついにキャッチ! さらに自作のクランクベイトでも…? 今年の運を使い果たしてきたような出木杉だった週末カヤック釣行を振り返ります。汗 8/25 A[…]

現在までに、自作のクローラベイト、「ツインブレードクローラー」自作のクランクベイト&フラットサイドクランクを製作してきましたが、やればやるほど、「もっとちゃんと作りたい、上手くなりたい」という気持ちが強まってきました。

そして「設備や道具がないから…」という言い訳はしたくないな…とも思うように。

 

そんなわけでもう買ってしまおうと。

 

これさえあれば作業環境が劇的に変わるんだから、買ってしまおう、と。

タミヤ ペインティングブースⅡを購入

ということで購入したものがコチラです。

はい、プラモデル界隈ではお馴染み塗装ブース【タミヤ ペインティングブースⅡ】ですね。

当然ながらハンドメイドルアーを製作するには、木材への塗装やコーティングなどの薬品処理が必要となりますので、様々な薬品や塗料を使用することとなります。

これを塗装ブースなしで部屋の中でやろうもんなら、部屋中が溶剤臭に包まれ、場合によっては健康被害に及ぶことも…

※くどいわと言われそうですが「そういった薬品類の取扱いについては甘く見ないでね、気を付けようね…」と書いた記事はコチラ↓

関連記事

パーツクリーナーやガイドのエポキシ接着・ルアー塗料などを行う際に使用するシンナー類、接着剤や塗装剥離剤などなど… 釣りに関してDIYをしていると、結構な種類の薬品類を使用する機会が生じます。 正しい知識を持っていないと、最悪、中[…]

そんなわけで屋内で作業する場合には塗装ブースが必須となるわけですが、「じゃあ今まではどうしてたの?」と言うと、庭やベランダで塗装していたわけですよね…

しかし当然ながら、そうなると雨の日はできませんし、風が吹いていてもスプレーを吹くにも上手く定まらないので作業がままならないわけです。

そんな環境で作業していると本当にストレスですし、とにかく作業効率が悪い…

やっているうちに、「これだけ色々作るんだったらもうこれは買ってしまった方がいいだろう…将来への投資だから許される…は…ず…将来への投資だから許されるはず(2回目)!」と自分に言い聞かせ、勇気をもって嫁さんを説得し、購入に漕ぎつけました。

タミヤ ペインティングブースⅡ(ツインファン)のスペック

読者さんの中には「塗装ブースって何?」という感じの人も多いと思うので、簡単に説明すると、要は小さな換気扇がついた箱です。

箱内部にはフィルターが設置されていて、それで塗料などをキャッチしつつ、溶剤を多量に含んだ空気をダクトを通じて直接外へ吐き出してくれる…というものです。

組み立て作業については2基のシロッコファンをねじ止めするだけなので、ドライバー1本だけあれば出来ます。

ちなみにダクトの先についたアタッチメントは別売りですので注意です。(しかし部屋の窓から排気するのであれば、これは必須ですね)

スペックとしては以下の通りです。

サイズ 収納時:40×30×33cm

展開時:40×30×53cm

排気装置 シロッコファン×2基
付属品 折りたたみ式エプロンフード

連結式排気ホース×4本

価格 本体価格24,800円(実売価格18,000円程)

後述していますが、他の塗装ブースと比較してしてしまうと、やや大きめなサイズ感ですし、値段もホビー界隈の中ではまぁまぁ高めのものです。

しかしシロッコファンを2基搭載していて、排気力が他の製品と比較して段違いなこと・安心の「タミヤ製」であること・良いレビューが圧倒的に多いこと等々…が決め手となり、「大は小を兼ねるし、半端なものを買って後悔するくらいなら間違いないものを…!」ということで清水の舞台から飛び降りました。笑

他に検討した3つのホビー用塗装ブース

購入にあたり、ホビー用塗装ブースについて色々と調べて、比較検討したので候補となっていたものについてもご紹介します。

検討していたのは…

  1. タミヤ ペインティングブースⅡ(シングルファン)
  2. GSiクレオス Mr.スーパーブース
  3. アネスト岩田 マジカルサクション MX3430

この3つでした。

1つ1つについて言及しているとかなりの文字数になってしまうので、スペック表と自分の評価を記載しておきます。

ペインティングブースⅡシングルファン Mr.塗装ブース マジカルサクション
実売価格 12,000円程度 13,000円程度 14,000円程度
収納時寸法 幅40×高さ30×奥行33cm 幅62×高さ37×奥行33cm 幅42×高さ25×奥行26cm
展開時寸法 幅40×高さ30×奥行53cm 同上 幅42×高さ34×奥行59.5cm
排気装置 シロッコファン1基 シロッコファン1基 DC12V軸流式ファン1基
総評 価格も安いし入門者にはこれくらいがいいかもしれない。でもレビューを見ると「結局はパーツを取り寄せてシロッコファン2基に増設しました。初めからツインファン買えばよかった」という意見もかなり多い。増設の手間やコストを考えたら最初からツインファンがいいのではと思ってしまう。 機能も見た目も非常にシンプル…と言えばいいように聞こえるが、さすがに見た目がちょっと安っぽくて、これに13,000円を出すことにはちょっと抵抗が… レビューを見るにとにかく「排気ファンは結構な音が出る、掃除機くらい」と静音性にかける評価が目立つ。サイズ感、とくに収納性についてはかなり魅力的なのだが、夜間作業するときに音でストレスを感じてしまうかも?

最後の最後まで悩んだのは③の「マジカルサクション」でした…

上記の通り、収納時がコンパクトになるため、使わないときはサッとしまっておけば、嫁さんからの冷たい視線をいただかなくて済むぞと…

しかし、レビューを読んでいてどうにも気になったのが「使用時の音がかなり出る」ということでした。(機械に詳しくないのではっきりとしたことは言えませんが、シロッコファンではない?から??)

自分としては作業する時間帯が圧倒的に夜間が多いと思われたので、収納時のコンパクトさは魅力的でしたが、作業中に騒音で気が気じゃない…というのは耐えられないなと思い、却下したという感じでした。

タミヤ ペインティングブースⅡ(ツインファン)購入後のレビュー

実際の使用時について、まずは動画でどうぞ。

まず、吹いているのは有機溶剤系のいわゆる「うすめ液」ですが、特に部屋に臭いも残らず、見事に吸ってくれている!

ただ、率直な感想をいうと「そうか、2基運転でもゴーゴーに吸いまくっている!という感じではなく、まぁ必要十分な排気をしてくれているね」というくらいの印象でした。

確かにこれはシングルファンを購入していたら、「排気量足らないからファン追加したい…」という気持ちになるかもしれません…

もちろん、排気力がさほど必要ないシーン(部分的に色をちょっと吹くだけとか)なら1基運転でもいいかな?とも感じますが…

いずれにせよ、2基あれば必要に応じて1基運転・2基運転と使い分ければ良いだけなので、これは確かに「大は小を兼ねる」といった感じがします。

 

ちなみに運転時の音については、動画の音量を大きくすると、結構な音が出ているように感じられるかもしれませんが、想像していたよりもかなり静かです。

隣の部屋に子どもが寝ていたとしても、気にせずに使えるくらいの感じです。(ナイス!!)

 

そして、収納時は…こんな感じ。

上のダクトを抜けばもう少しコンパクトに見せれますが、やはりちょっとスペースは取りますね(^_^;)

嫁さんからの反応は「なんだこのバンザイしてるやつ(でけぇなオイ)」という感じでした。笑

今後、「使いもしないのにこんなデカイの買って…(怒)」などと小言をいわれないようにするめためにも、今後しっかり活用していきたいと思います!!

まとめ

ハンドメイドルアーの塗装用に購入した【タミヤ ペインティングブースⅡ(ツインファン)】のレビューでした。

買って良かったか、後悔したかどうか?に関しては今後ブースをしっかり活用して、良いルアー製作ができるかどうかにかかっているでしょう。

エアブラシのレビューにも書きましたが、設備購入はゴールではなく、ただのスタート。

今後もハンドメイドルアー製作に注力していきたいと思います!

■関連記事:充電式コンプレッサー一体型エアブラシレビューはコチラ↓

関連記事

ルアービルディングの世界へ飛び込むために、乗り越えなければならないハードルをぐっと下げる、「充電式コンプレッサー一体型エアブラシ」をレビューします。 ルアービルディングへの障壁 こんにちは、最近はもっぱら自作ハネモノと自作クランクベイト[…]