正直言って、購入当初は「あかん、使うかわからん竿を勢いで買ってしもうた…」と思ったクプアス48。
しかし使っていくとその考えは完全に払拭されました。
ウルトラライト・ウルトラショートという超特殊スペックなロッドの使用感を120%本音で書いていきます。
ボンバダアグア「クプアス48」購入
というわけでずっと前から気になっていた…でも実際のところ購入してもどれだけ使うかわからんし…と思って躊躇していたロッド、ボンバダアグア×ツララのクプアス48を先日購入してしまいました。
バス釣りメインの自分からすると中々出番もないだろうし、たまに行くエリアトラウトでもいわゆる「渓流べイトフィネスロッド」を持っていてもどれだけ使うのか謎だよなぁ…考えていたのが正直なところです。(エリアトラウトで使うルアーはほとんどスピニングの守備範囲に入るものですからね)
そんなところに中古だけどボンバダアグアのリニューアル品、しかも価格的にかなりの良心価格で販売されていたのを見つけてしまった私…
我慢できずに衝動買いしてしまったのでした。笑
クプアス 48 のスペックと特徴
クプアス 48 のスペックは以下のとおりです。
長さ | 4.8ft |
継数・仕舞寸法 | 3P、56.5cm |
テーパー | 高弾性レギュラーテーパー |
ライン | ナイロン・フロロ-MAX6LB、PE-MAX1号 |
キャストウエイト | 3~20g |
ロッドウエイト | 95g |
名のとおり、クプアス最大の特徴は 4.8ft というウルトラショートなレングスです。
バス釣りで 5ft台のロッドをメインにしている自分からしても、この 4.8ftというのは未体験ゾーンであり、当初は違和感のある短さでした。笑
またロッドパワーとしてもウルトラライトクラスということで、一般的なベイトフィネスロッドとは一線を画していますから、これもまた未体験ゾーンでありました…汗

色々と想像を超えたロッドでした
そんなクプアス 48、結論から言って「買って正解、使っていて超楽しい竿」でした。
- さすがに 4.8ftじゃ短すぎてルアーの飛距離出ないでしょ?。
- クプアスで投げるような小さいルアーなんて、普通にスピニングで使えばいいじゃない?
クプアスを実際に使うまで考えていた、これら2点は完全に間違いでした。汗。
まず前者のキャスト性能に関して。
通常自分はワンハンドキャストなんて全くしないのですが、クプアスであればリストが弱すぎる自分ですら、ワンハンドで思いっきり、スパーッ!!っと投げられるんです。
クプアス48+カルコン50+アベイルマイクロキャストスプールトラウトスペシャルの組み合わせが想像を超えてた😅
2gくらいのプラグまで余裕で投げられます…これは最高。(※動画はノーサミングで投げられるようにメカニカル強めの設定になってます) pic.twitter.com/pfMrF9Ekez— ナナブンノニ:みかん (@mikan_saitama) November 26, 2020
これは正直びっくりしました、ちょっと感動でした。笑。
もうルアーフィッシング始めて20年ちょっとになりますが、ベイトのワンハンドキャストってこれまで本当にやってこなかったんです。リストが弱すぎるので、まともに練習すらしたことがなかったくらいですから…(^_^;)
しかも、これが結構飛ぶんですよ。
もちろん組み合わせているリールの性能にもよるでしょうが、エリアトラウトで使用するような 4g 前後のタイニークランクであれば、下手すると5~6ft クラスのスピニングで投げるよりも飛ばせる印象です。
ロッドにしっかりルアーウェイトが乗っかった状態で、上手く反発力を活かした振り抜きができれば、ワンハンドでもこんなに飛ばせるのか…と。驚

また後者の「わざわざベイト使わずスピニングで良いのでは?」という件に関して。
これもまた実際に使ってみて考えが大きく変わりました。
特にエリアトラウトのクランキングをやっている中で感じたことなのですが、自分の場合、クランクベイトのスローリトリーブに関しては明らかにベイトタックルでやっている方が釣れるんですよ。
普段バス釣りでベイトタックルでの巻物をやりまくっているから、というのも大きいのかもしれませんが、ベイトの方がクランキングのリズムが明らかに作りやすいんです。
さらに当然ベイトの方が手返しキャストし続けられるので、そこも良いリズムが作れる要因なのかなと感じます。
もちろんスピニングでの巻物がダメとかではありませんが、クプアス48+01カルカッタコンクエスト50という組み合わせは自分にとって想像以上に快適で楽しい使用感だったのでした。
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ロッドパワーも想像以上
あとは使用感に関して付け加えると、やっぱりボンバダテルさんプロデュースな竿だけあって、ロッドパワーは見た目とは裏腹に、想像以上のパワフルさでした。
もちろん小さい魚でもちゃんと曲がって楽しめる竿なのですが、ある程度大きな魚を掛けたときでも安定感というか、余裕があるなぁという印象です。
※渓流ベイトフィネスロッドというと、一様にシングルグリップとなっていますが、クプアス48はリアグリップがしっかりあるため、これを肘当てにして耐えることができます。
クプアスユーザーさんがやられているように、ソルトのライトゲームやガチな渓流、エリアトラウトやちょっとした水路やため池の住人(ナマズ、ニゴイ、バスやギル等)など、様々なシーンで使えそうです。
まとめ
というわけでウルトラライトなウルトラショートロッド、クプアス48のインプレでした。
正直言って、ちょっと使ってみてしっくりこなかったら手放しかねないな…当初はそんな考えを持っていたのですが、今は完全に払拭されてしまいました。(ハメられたなコレは。
特殊スペックなのでもちろん合う・合わないはあると思いますが、当面は愛竿として使っていくことになりそうです。
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