今回はマッディシャローをメインフィールドとしている私が、冬のメタルゲームにおいて信頼を置いているO.S.P オーバーライドを紹介します(/・ω・)/
初めてのカヤック冬メタルゲーム
ここ数年は冬とかそんなの関係なく、カヤックを浮かべて釣りをしている私ですが、2019年の初バスは今回紹介するオーバーライドによるものでした。
この1本をきっかけに、すっかりメタルゲームに味をしめてしまい、結果、2019年は1月・2月にキャッチしたバス全てがオーバーライドによるものという結果になったわけですが…
実はそれまで「冬にメタルゲームがおもいっきりハマった!」という経験はほぼありませんでした。汗
しかしオーバーライドを使うようになり、「冬のメタルゲーム、マッディシャローでやるんならこういう感じ…」というのをちょっとだけわかってきたかも?なんて感じられるようになったのです。
オーバーライドの特徴
というのも、今まで私が勘違いしてやっていたメタルゲームって「ぶるぶるリフトさせてすとーん!と落としてハイ、リアクションバイツッ!!」みたいな感じでした。苦笑
なので、おかっぱりから大して水深のないポイントでやってるのにも関わらず、やたら重く、尚且つストンと落ちるものを使用していたのです・・・

つまり、フォールでのアピールなんてほぼなく、すぐにボトムにドスっと落ちていたわけですね(^_^;)
そしてもちろん、それで釣れたことはありませんでした。笑
これに対して、初めてオーバーライド(1/4oz)を使ったときには、そのフォールスピードの遅さに驚きました。
オーバーライドの最大の利点は、特徴的なスライドフォールに伴う長いフォール時間にあると思います。
これはBasser2019年3月号(メタルバイブ特集)でも、ティムコの大津さん・O.S.Pの麻生さんが対談の中で言っていましたね…
「ノーシンカーをフォールさせるみたいな感覚」、「ファットイカくらいのフォールスピード」と…
これってマッディシャローフィールドの冬バス攻略に、すごくメリットになるのではないかなと感じています。
オーバーライドの使い方
というわけでオーバーライドの特徴を踏まえて、マッディシャローフィールドで実際に自分がやっている、オーバーライドの具体的な使い方について紹介していきます。
ディープの一段上を狙う
何を差し置いてもまずこれかなと思います。
オーバーライドで狙うのは、寒さにヤラれて顔面蒼白でディープに落ちている魚ではなく、シャローを意識しているようなやる気のある魚。
つまりディープからシャローへあがっていく水深ライン(一言でいうとコンタクトポイント)を攻めていくのに、オーバーライドのフォールの遅さが活きます。
水深がそんなになくても、リフト後、着底までにしっかりフォールを見せて誘う…というイメージです。
※ここでいっている「ディープ」「シャロー」というのは、そのフィールドにおける相対的な話であり、水深○メートルと定義するものではありませんが、自分のマッディーシャローリバーでいうと狙いのレンジは2~4mくらいのライン。
沈みものをタイトに狙う
さらに狙いの水深ラインにテトラやレイダウンなどの沈みものがあれば最高で、それをしつこくタイトに狙います。
狙っているのはやる気のあるバスではありますが、あくまで季節は冬、水温は5~8℃なので、バスのストライクゾーンは狭いと感じるからです。
バスがついているであろうストラクチャーに対して、角度を色々と変えながら、タイトに、しつこく攻めることが大事だと思います。
レンジ的にもタイトに狙う
自分は魚探を使ったシューティングをしているわけではないので、全て想像の世界ですが、イメージ的にはこんな感じ…


昔、D社某プロが「今回はリフト幅50cmくらいで…」とか「今日はリフト幅30cmくらいでタイトにアプローチして…」とブログに書かれているのを読んで、当時は全く意味不明だったんですが、今は何となく理解できます。
当然ながらバスのストライクゾーンが狭くなればなるほど、レンジについてもバスに対してタイトに、細かく刻んであげなければ口を使ってないはずです…
自分みたいな素人には中々難しいアプローチでありますが、こういうところができるできないで釣果に差が出るんだろうね…と感じる次第です(^_^;)
メタルバイブに使用しているタックル
現在、冬から春にかけてメタルバイブやシャッドに使用しているのはTULALA コローナ58+カルコンBFS+フロロ8LB前後という組み合わせです。
カルコンBFSのシルキー&カッチリ高感度は非常に心地よいのは言うまでもありません。
ただ、レベルワインドの凍結が結構酷くて、去年の冬は結構困ったんですよね…
中価格帯以上のシマノロープロリールで採用ようなメガホン型のレベルワインドだと多少ましなのかどうなのかも気になっているところではありますが、この辺はまだ検証できていないので今後の課題ですね。
メタルバイブに根がかり回収機はマスト
メタルバイブの中では、オーバーライドって純正フックがナローでかなり根がかりしにくい方だとは感じますが、上に書いたように沈みものをタイトに攻めていると、どうしても根がかることはあります。
そこで絶対に必要となるのが「根がかり回収機」。
自分はルーバウノを使用していますが、これをカヤックの上から落としてやれば、9割くらいは回収できています。
…というか、根がかり回収機があるからこそ、沈みものへのスタックを恐れずに攻めることができるんですよね。根がかり回収機をなにも持っていない人は、まぁ最悪なんでも良いので、とにかく何かしら購入されることを本当におすすめします!
あるとないでは釣果が変わってきますよホントに・・・
まとめ
気が付けばもうすっかり冬模様…ということで、信頼しているメタルバイブ「o.s.p オーバーライド」のインプレでした。
個人的にマルチに使えてお気に入りなのが1/4ozの地味系カラー(寒鮒・スーパーゴリなど)、あとはその前後のウエイト(3/16oz、3/8oz)と派手系カラー(パールピンクバックやクラウン)を持っておけば、もう隙なしかなと思います。
私みたいなメタルバイブ初心者でもバスを連れてきてくれるオーバーライド様…「メタルってよくわからん、苦手ですわ~」って方は是非チェックしてみてくださいね(/・ω・)/
追記:参考になるメタルバイブ動画
o.s.pプロスタッフの三宅さんが厳冬期の野池をオーバーライドで釣っている動画です。
おかっぱりのメタルゲームに、とても参考になると思いますよ♪
※この記事は2019年冬に執筆した記事を一部編集して再掲しています。