バリュープライスリールの中でも人気・評価ともに高いレブロスシリーズがLT(ライト&タフ)コンセプトとなってモデルチェンジ!
実売価格6,000円台のエントリーモデル…どんなもんか、まずはファーストインプレッションです。
ダイワ レブロスが5年振りにモデルチェンジ
というわけで、数あるバリュープライスリールの中でも人気の高いダイワのレブロスシリーズですが、旧モデル(2015年モデル)から5年振りのモデルチェンジとなりました。
詳細は後述しますが、ダイワにはもう一つのバリュープライスリール「レガリス」が存在していて、そのレガリスは2018年にモデルチェンジをしてLTコンセプト最安モデルとなっていたわけで、「ダイワでバリュープライスリール買うなら18レガリス一択」な状況でした。
子どもの釣り入門タックルとして、「ダイワ 18レガリスLT」を購入しました。
今回はハイコスパなスピニングリールが市場に色々ある中で、何故18レガリスLTを選定したのかを備忘録として書いておきます。
「自分用タックルはしっかり揃[…]
しかし予想通り、レブロスがモデルチェンジを果たし、今回これで20レブロスシリーズがLTコンセプト最安モデルとなりました。
18レガリスを「子ども用タックル」と偽り購入して気に入った自分としては、20レブロスもいっておかねば…という謎の使命感に駆られて、早速入手してきたわけです。笑
20レブロスのスペック・特徴・使用感
では毎回恒例、早速20レブロスのスペックやら特徴やら使用感やらをチェックしていきたいと思います。
20レブロス スペック一覧表
LT1000S | LT2000S(-XH) | LT2500(D,S,S-H) | |
重量 | 200g | 200g | 220g |
ギア比 | 5.2 | 5.2、6.2 | 5.3、5.6 |
糸巻量
|
2.5LB-100m | 3LB-100m |
S: 4LB-150m D: 12LB-130m |
最大ドラグ力 | 5kg | 5kg | 10kg |
価格 | 8,500円 | 8,700円 | 8,900円 |
技術的特徴
- ATD[オートマチックドラグシステム]
- AIR ROTOR[エアローター]
- デジギアⅡ(HPには記載なし)
外観と質感
20レブロス、自分が購入したの番手はLT1000Sで、子どもたちと行くお手軽菅釣りトラウトフィッシングが主な用途となる予定です。
子ども(7歳児とか5歳児とか)も使用することを想定すると、リール重量はなるべく軽いに越した事はないのですが、18レガリスとの違いを確認したいか故にNEWレブロスをチョイスです…(すまん子ども達よ。笑)
とはいえ、スペック重量としては200gということで、レガリス(185g)よりも15g重いって結構だな…と思っていましたが、実測をしてたところ、どちらかと言えばほぼ195g 。
一方で18レガリスLT1000Sは実測だと約188gなので、持った感じではあまり違いを感じないくらいの差でした。
そして、PE0.8号+4ポンドリーダーで1.2gのスプーンや5gのシャッドをキャストしてハンドルを巻いてみた感じは「まぁ普通にちゃんと飛んで、普通にスムーズに巻ける…」という感じ。
すみません、正直特筆することがないんですよ(^_^;)
これ悪い意味ではなく、「普通に使える」ので、書いておかなきゃと感じるネガティブなことがそんな別に見当たらない…という意味です。
1000番でみれば、15レブロスから20レブロスにモデルチェンジしたことで、30gも軽量化(230g→200g)されているわけですから、持ち重りを感じることも特にありません。
もちろん高〜中価格帯と比べればベアリング数も少なく、ハンドリングのスムーズさや軽さは劣りますし、使用を重ねていくことで使用感が劣化していくスピードは早いかもしれません。
しかしこの価格でこれだけ違和感なく普通に使えるんだから、エントリーモデルとしては十分だよね…?ということを言いたいのです。
18レガリスと何が違う?
とはいえ、当然ながら安いワケにはやはり理由があるわけなので、分解して18レガリスとの違いをチェックしていきたいと思います。
ハンドルノブの違い
まずパッと見では18レガリスと20レブロス、ハンドルの違いは見当たりません。
が、ハンドルノブに関してはまずノブの質感が違います。
形状は一緒ですが、18レガリスは中価格帯以上でも採用されているIシェイプスリムハンドルノブが使用されていますが、20レブロスは微妙に材質が違うようで、樹脂感が僅かに強い触り心地のノブです。

また、エントリーモデルを色々カスタムする人は少ないでしょうが、20レブロスのハンドルノブはカシメ止めされています。
故にハンドルノブの交換はもちろん、ベアリング追加もできません。
子どものスピニングリール入門機として購入したダイワの「18レガリスLT」ですが、スピニングリールのお勉強がてら早速いじってみました。 分解・ベアリング追加・メンテナンスの方法についてまとめます\( 'ω')/ 18レガリスを分解して[…]
ハンドルノブのベアリング追加は誰でも手軽にできる使用感をUPさせるカスタムなので、ここは残念なポイントですね。
ギアの違い
お次はギアに関してですが、18レガリスはタフデジギア、20レブロスはデジギアⅡという違いがあります。
これは釣りフェスティバル2020でダイワの開発者さんに確認してきました。


ここで「ちょっと待てよLTのT(タフ)はどこいったんだよ!?」と思う人は挙手です。笑
そうなんです、LTコンセプトの「タフ」部分ってタフデジギアじゃなかったんかい!?と。
しかしなのですが…
正直、中身を開けてギア部分をよくよく観察してみても、スピニングリールの知識がそこまでない自分だと違いがよくわからなかったんですよね(-_-;)
ギア口径も素材も同じように見えるので、僅かな違いはあるのかもしれませんが使用感にはほとんど効いてこないくらいの差なのかもしれません。
ボディ素材の違い
ギアに関してはやや曖昧な情報になってしまい反省ですが、ボディに関してはしっかり違いがわかっています。
18レガリスはDS5というグラスファイバー練り込みの高強度樹脂なのに対して、20レブロスはDS4という単純な強化樹脂になっています。

このボディ素材の違いから、ボディ重量はレブロスの方が重くなっていますし、ロッドを装着した状態で力を掛けてみると、レブロスの方がリールフットあたりに少しだけ弱さを感じました。
但しこれに関してはダイワ開発者さんも言っていましたが、「エリアトラウトやバスくらいなら強度の違いは正直言って気にならないレベルの差だと思います。しかし逆に高負荷がかかるような釣りについては確かにDS5ボディの方にメリットを感じるかもしれません。」とのこと。
これはかなり納得でした。
もちろん高強度ボディになるほど、精度の面でもメリットはあると思いますが、実使用を想定するとライトゲームであればDS4でも十分な強度なのかもしれません…
20レブロスと18レガリスで同じところ
前項で挙げた部分以外については、デザイン的なもの以外、レブロスとレガリスで違いはなさそうでした。
20レブロスインプレまとめ
20レブロスのファーストインプレッション及び18レガリスとの違いについてまとめました。
個人的な結論をまとめると…
20レブロスについては、ライトゲーム用に1000〜2500番くらいの番手を使う予定で、少しでもエントリーモデルを安く買いたい人、さらにはハンドルノブのベアリング追加などといったリールカスタムを施す予定がない人向けかと。
18レガリスにしておけば間違いないというのはもちろんなのですが、多少なりとも価格差はあるので、お店で実機を触り比べてみて、「20レブロスでも十分(^^)」と感じる方は、賢い選択かもしれません👌