【保存版】リールのオーバーホールに必要な工具・グリス・オイルまとめ。実際に使っている20アイテムの紹介。

冬の間に釣具のメンテナンスを行う人は多いかと思いますが、その中でも代表的なものがリールのオーバーホール

そんなわけで、今回は自分がリールをセルフオーバーホールする際、実際に使っているアイテムを全てまとめてみました。

リールをセルフオーバーホールしよう

リールいじりを始めて、気がつけば大体10年ほど…最近では仲間のリールをオーバーホールすることも増えてきたみかん🍊です。

プロのチューナーさんと比較したら自分のオーバーホールなんてまだまだ見せられたもんじゃありませんが、それでもリールをいじること自体、単純に楽しいですね♪

しかしリールカスタムやオーバーホールを自分自身で行う人というのは、釣り人全体から見たらまだまだ少数派かと思います。

もちろんメーカーやプロのチューナーさんに預けてしまうというのは間違いない選択ですが、『細かい作業が極端に苦手』という人でなければ、個人的には自分でやれるようになってしまうことをオススメします。

それであればオーバーホールサービスに預けている期間、リールが使えないということもないし、リール自体に嫌でも詳しくなってくるので、不調の原因とか色々なことがわかるようになるし…とにかく良い事尽くめです。

一つネックがあるとすれば、最初に道具を揃えるまでがちょっとお金かかる…ということくらいでしょうか?

ですが、工具類は一度揃えれば壊れて買い換えるなんてこともほぼないし、グリスなんて一個買えば相当な年数持ちますし…長い目で見れば大した金額ではありません。(色んなタイプのオイルを片っ端から揃えたりし始めちゃうとそうとは言えなくなりますが。笑)

リールの分解に必要な道具

そんなわけで、今回は自分は実際に使用しているメンテナンス道具を洗いざらい紹介しつつ、初期コストを抑える方法なんかも紹介したいと思います^ ^

ドライバー類

まずはドライバー類について。

簡単に言えばプラスドライバー大小1本ずつ、マイナスドライバー大小1本ずつ、計4本あればどうにかなるのですが、もう少し細かく紹介していきます。

プラスドライバー3本

使用しているプラスドライバーは以下3本です。

  1. WERA 118022
  2. WERA 118024
  3. VESSEL 2200

リールの分解・組み上げはほとんど一本目・二本目で行うことができて、三本目はハンドルノブを固定しているビスに使用するくらいかと思います。

リールの分解
▲ほとんどのリールに関しては、WERA118022と118024で分解・組み上げが可能だと思います。

マイナスドライバー3本

使用しているマイナスドライバーは以下3本です。

  1. WERA 118014
  2. WERA 118010
  3. WERA 118002

マイナスドライバーについては、カルカッタコンクエストシリーズのボディ固定ビス、ハンドルリターナーのアベイル製チタンビスなどで、リールによっては出番は少ないのですが、要所要所で必要になってきますね。

3本目の極小マイナスドライバーは、正直なくても大丈夫ですが、ベアリングの抜け止め金具や小さなEリングを外すときなんかに重宝するので所有している感じです。

▲ぶっちゃけこれについてはWERA製ドライバーである必要性はないので、なんでもいいと思います。笑

WERAかVESSELか?

リールメンテナンス界隈では、ドイツの工具メーカーであるWERA(ヴェラ)の名前をよく聞かれるかと思います。

確かに自分も使いはじめてから、すっかり今はWERAドライバー愛用者になりましたが、正直、個人的にはVESSEL(ベッセル)でも全然問題ないと思います。

WERAとVESSELのドライバーを比較

WERAだとドライバー1本700円程度しますが、VESSELなら1本250円程度で購入できますからね…この価格差は結構大きいです。汗

またVESSELならホームセンターとかでも普通に購入できますが、WERAは店頭で見ることはあまりないかと思います。

せっかく買うんなら気に入るもの・多くのリールメンテナンスのプロたちが使っているWERAを選択するのも良いと思いますが、初期投資を抑えたい人はVESSELで揃えるという選択も全然ありですね👌

メンテナンス工具類

お次はリールメンテナンスの専用工具、計5種類。

全てカケヅカデザインワークス(KDW)製で、ヘッジホッグスタジオにて取り扱いがあります。

当ブログには何度も登場しているツールたちですが、改めて見ていきたいと思います👇

トラストレンチVer.3

トラストレンチは、ベイトリールのハンドルロックナットを回すのに使用します。

トラストレンチの使い方

KDWトラストレンチは高い精度で設計・製造されていて、径10mmナットにジャストフィットするので、六角ナットを傷つけにくくなっています。

※もう一方は10.2mmとなっていて、微妙に大きなナットにも対応できるようになっています。

ベイトリールの分解を行うにはもうマストなアイテムですので、これに関しては買ってください、はい。(直球)

トラストレンチ対応M10ソケット

トラストレンチ対応M10ソケットについては、19アンタレス純正ハンドルやアベイルオフセットハンドルSTi2.5のような、ナット部分が削り込まれているものを取り付け・取り外しする際に使用します。

手持ちのリール・使用しているカスタムハンドルによっては必要になるツールです。

ベアリングチェックツールPRO

よく「タケノコ」とか呼ばれているベアリングチェックツールです。

パーツクリーナーで洗浄・乾燥させるときには、このツールにベアリングをセットした状態で行います。

使い方は以下のヘッジホッグスタジオさんの動画を参照👇

人によっては割り箸の先端とかで代用したりするようですが、こちらも一本あれば極論一生使える工具なので、買って損はしないんじゃないかなぁと思います。

ハンドルキャップリムーバーVer.3

ハンドルノブキャップを引き抜くためのツールであるハンドルキャップリムーバーですが、リールを分解する際には1本あると本当に便利です。

カギ状の先端でハンドルキャップノブを引き抜くだけでなく、ベアリングを引き抜いたり、ウォームシャフトピンを引き抜いたりと、様々な場面で活躍してくれます。

これもあるとないとでは作業効率が大違いなのでマストバイではありますが、どうしてもとりあえず手持ちの道具だけで分解したい…という場合には、クリップの先端を曲げて代用しましょう。

▲こんな感じにクリップを先端だけ直角に折り曲げれば、ハンドルキャップを外すくらいは難なくできます👌

スプールベアリングリムーバー

スプールベアリングリムーバーは、スプールシャフトに刺さっているピンを抜くためのツールです。

このピンを抜くことで、スプールベアリングを外してメンテナンスできるわけですが、ここまでやろうと思う人はもうだいぶリールメンテナンス沼に浸かっている人かと思います…笑

とりあえず簡単なオーバーホールまでで済ませたいと思う人は、最初からここまで手をつけなくても良いかと思いますよ👌

※ちなみに最近知りましたが、ヘッジホッグスタジオ(製品ページこちら)ではこれを300円でレンタルすることもできるようです。お試しで使ってみたい・使用頻度低いから一時的に使えればそれでいい、という人はレンタルもありかもしれませんね。

オイル・グリス類

オイルは1種類のみ、グリスは2種類を使用しています。

この辺は好みもあるし、あまり色々書くと収集つかなくなるので、簡単にまとめておきます。

メインギア用グリス

メインギア用やクラッチ周りなどにボアードの高粘度グリスであるデルタを使用しています。

個人的にマイクロモジュールギアのシマノ製ベイトリールは、硬めのテクスチャーでギアにしっかり残る感じの方が良いと思っているので…

デルタはもう使い始めて2年ほど経ちますが、気に入ってますね👌

レベルワインド・ドラグ用グリス

レベルワインド周りやドラグ周り、ハンドルシャフト周りのベアリングに関してはボアードの低粘度グリスであるTHGを使用しています…が、こちらはもう既に廃盤となっているので、参考にはなりませんね。汗

ボアード現行品で言うと、オメガという製品が超低粘度グリスになっているので、これが近いところかと思います。

【BORED】METHOD/OMEGA

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プロの方がどうしているのかはレベルワインドやドラグ、ハンドルシャフトを支持するベアリング周りに関しては、粘度が低く伸びのあるテクスチャーが良いかなぁという印象を持っています。

ベアリングオイル

ベアリングオイルも市場に相当な種類が存在していますが、自分はボアードのゴリアテ(GOLYAT)を使用しています。

ゴリアテはリールに使用される非純正オイルの中でも、バランスのとれたスペックのオイルだと思われます。

こんな単純に表現すると怒られそうですが、「低粘度になるほど回転性能は上がるけど、ベアリングにダメージ受けやすくなるし飛びやすくてメンテナンス性が低下する→回転性能とメンテナンス性を両立させているオイル」…という感じかと思います。(詳細はメーカーさんの商品説明を見てみてください。汗)

こちらももう2年ほど使用していますが、調子いいし不満もないので使い続けている感じですね。(最近2本目買った)

※ちなみにオイル容器を倒して中身大量ロストを防ぐために、自分はヘッジホッグのオイルディスペンサーに小分け保存して使っています。これは本当にやらかしたときのリスク回避になるので、オススメです👇!

▲KDWツールスタンドがあればボアードオイルもグリッチオイルも倒すことはないのですが、ここまで導入しているのは一部のマニアックな方々かと思いますので…笑

純正品か非純正品か?

リールメンテナンスを始めると、色んなメーカーさんが出しているこだわりのオイルやグリスに目が行くかと思いますが、純正品をきちんと使用するのでも全然問題ないと感じます。

例えば最近良く話題になっているグリッチオイルさんでみると、各オイルでパラメーターが大きく異なっているかと思います。

こんな感じで、非純正メーカーさんの製品って、基本的に何かに特化したスペックにしていて、そこがいいところなわけですが、一方で純正品って何かに特化しているわけじゃないけど、おおむね何でも平均点くらいな感じらしいです。

プロのチューナーさんでも「うちは純正品しか使わないよ」というところもあるくらいなので、純正品=安かろう悪かろうというわけでは決してないようですよ👌(まぁこの辺はリールのカスタムパーツとかと同じような考え方ですよね)

その他小物類

その他、メンテナンス時に使用している細かい小物についてもざっと紹介していきます。

プラケース

リールを分解していく最中に、このような仕切りのあるプラケースへグループごとに分別しておけば、どれがどこのパーツだっけ…?と迷うことはまずありません。(例えばレベルワインド周辺パーツ組や、クラッチ周辺パーツ組、メインギア周辺パーツ組といった分別)

100均とかで売っているもので十分ですから、パーツを紛失したりする前にこういったケースを導入しましょう👌

ピンセット

安いものでも何でもよいかと思いますが、ピンセットはリールを組み上げるときに絶対必要になります。

ないと細かいネジや音出しピンなんかを扱えません…

歯ブラシ

ボディの各部やギアの歯溝を掃除する際には、歯ブラシを使用するので数本用意しておきます。(使い古しのもので十分)

あまり毛が太いものだとリールやパーツを傷つけてしまいそうなので、自分は極細毛の歯ブラシを使用しています。

キッチンペーパー

リールメンテナンスでは理系の人には馴染み深い「キムワイプ」がよく使われていますが、個人的には家にあるキッチンペーパーが一番優秀だと思っています。油分もよく吸ってくれるし、厚手で使い勝手バツグンです。

キムワイプやキムタオルは確かに繊維クズがあまり出ないし、プロっぽい感じを醸し出せるところはすごく良いんですけどね…笑

パーツクリーナー・エアダスター

ベアリングやギアに残った古いオイルやグリスの除去にはパーツクリーナーとエアダスターが必要です。

エアダスターは何でもよいかと思いますが、パーツクリーナーはものによってはすごい使い勝手の悪いものもあるので要注意です…

間違いないのはカインズ製のパーツクリーナーで、通常タイプと強力タイプ[画像に写ってるやつ]の2種類ありますが、どちらでもOKです。(詳しい方が言うには通常タイプで十分らしい)

精密ドライバーセット

メインのドライバーはビット交換タイプでない方がいいかと思いますが、ほとんど使わない特殊ネジ用のドライバーは、ビット交換タイプのセットものを買ってしまうのが良いと思います。

ダイワ製スピニングリールでは一部にトルクスネジが使われているため、それ用に購入したのですが、まぁ一つ持ってると結構便利ですね。(Amazonのよくわからんメーカーのものですから品質は微妙ですが。笑)

リールメンテナンスツールまとめ

そんなこんなで長文となりましたが、リールメンテナンスツールについて、細かいところまで紹介してみました。

必要度の高いもの・そんなに高くないもの、色々あったかと思いますが、あとはどんなリールを・どこまでメンテナンスするかによって変わってきますね。

初めてリールを分解する際は多少苦労するかと思いますが、分解方法についてはメーカーの分解図だけでなく、ネットで調べれば誰かしらが情報をまとめていたりするので、そういったものも活用するのが良いかと思いますよ👍

ではでは。

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