当ブログで度々記事している「リールカスタム」。
リールカスタムに手を染めている人は少しずつ増えている印象を持っていますが、それでもまだまだ認知度は低い世界かも…?
というわけで今回は、そもそも論で「なんでわざわざリールをカスタムするのか?」という話を書きたいと思います。
リールカスタムはまだまだマニアックな世界?
自分がよく絡ませていただいているようなブロガーさんたちやSNSのフォロワーさんたちを見ていると、リールカスタムをやられている人はたくさんいらっしゃるので、かなり一般的なものになりつつある…と勘違いしがちなのですが、某カスタムパーツメーカーK●Wさんから聞くに、現実はリールをカスタムしたことがないという人の割合の方がかなり高いとのことなんですよね(^_^;)
自分も本格的にリールいじりをするようになったのはここ5年位ですが、簡単なパーツ交換などはもっとやられているのかなと思っていたので、これは少し意外というか、驚きました。
自分がよくネチネチと書いているリールカスタム記事が、いかに一部の人にしか興味を持たれていないかと痛感するところであります…苦笑
わざわざお金をかけてリールをカスタムする理由
というわけで、「なんでわざわざお金をかけてリールを純正状態からカスタムしたがるのか?」という話。
リールカスタムには色々な効果があるとは思います。
例えば「見た目的に他人と差別化できる」とか。
または「自分の道具により愛着がわく」とか、「より自分に合った道具にするため」とか。
しかしなんとなくモヤっとしていて、イマイチ説得力にかけるというかなんというか…
なにせ、リールカスタムに必要なカスタムパーツは中々高級なものが多いし、普段道具イジリをしない人からすると作業するのも億劫に感じるというのもあると思うので、ハッキリとした理由みたいなのがないと、そこを超えてリールカスタムに興味を持つには至らないのかなぁなんて思ったりします。
リールカスタムは「より釣るため」のものに変化
自分も最初の入りは単純に「他人と差別化するため」でした。
リールカスタムが一時流行った当初って、レッドやブルー、パープルといったカラーアルマイトのカスタムパーツを装備することで見た目的に「カスタム感」がかなり強く出していた感じですよね。
自分はゴールドな旧カルカッタコンクエストにカーボンハンドルとパープルのスタードラグとか付けてみたりしていました(^_^;)

しかし一方で、今自分が施しているカスタムってこんな感じ…
うん、とても地味ですね。笑
特にSLX MGLなんて全体的にもやは純正品とパッと見では区別できない程…
ですが、これらカスタムリールに凄く恩恵を感じる今日この頃だったりするのです。
それは、見た目云々以上に、完全に「釣るためのカスタム」が機能していると実感するからです。
ストレスが減る=集中力が続く=釣れる
というのは、リールにカスタムを施して快適化することで、クラッチを切ってキャストしてからルアーを巻いて魚をかけてランディングするという一連の動作において生じるストレスが、とにかく減るんですよ。
そしてストレスが減れば集中力が続くしミスが減る。
そして釣れる…
そんな好循環が生まれるんです。
例えばキャストに関して言えば、クラッチを切ってキャストしてスプールを回してサミングをして止めてという動作が、純正クラッチ&スプールからカスタム品に替えることで物凄くスムーズになります。
それを本当に感じたのはバンタムMGLのマグネットチューン+KDWクラッチ…
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いやもう絶対に戻れないわコレっていう感じなんです(^_^;)
そのおかげで自作クランクベイトでの釣果も随分出せたなぁと振り返ります、いやホントに。
また、デカ羽根モノメインで使用している14カルカッタコンクエスト(ノーマルギア)には95mmのアベイルオフセットハンドルを付けてロングハンドル化しているのですが、デカイ魚をかけたときにゴリ巻きする際、本当にパワフルに魚を寄せることができます…
ノーマルギア+ロングハンドルの組み合わせを否定する人は多いですが、デカ羽根モノをゆっくりじっくり巻いて誘ってかけてからゴリ巻きするなら、自分にはこの組み合わせが一番です。
このリールもまた、最高に信頼しているカスタムリールであります。
効果実感の高い3つのカスタム
リールカスタムと一口で言っても、色々あるから何から手をつけるのがいいのか…という方に自分がオススメしたいのは、やはり例に挙げた3つのカスタムです。
- 95mm以上のロングハンドルの装着
- 軽量浅溝スプールの装着
- オフセットクラッチの装着
これらは本当に効果を実感できるカスタムなので、優先的に手を付けることをオススメします。
確かに安い買いものではありませんが、例えば社外ハンドルなんてシマノ同士・アブ&ダイワ同士のリールであれば、いくらでも流用が効くので、カスタムハンドル一本あるだけでも何度も美味しい的な感じなんですよ…
また、スプールは確かにほぼ流用が効かないパーツではありますが、1つのリールでBFSスタイルからストロングスタイルまで出来るようになるので、それもまた2度美味しい的な…
そしてクラッチはもうなんというか最高なので、とりあえずシマノ製ベイトリールはKDWオフセットクラッチに交換しとけって感じです(直球)
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ザックリですみません(汗)オフセットクラッチ化による「クラッチを切ってサミングするという一連の動作が超快適化する!」ということをちゃんと書いた記事はコチラ↑です(^_^;)
まとめ
リールに塗装や魔改造を施してマニアックさを追求するのも、高級パーツを装着しまくってイキるのも道具イジリの1つの楽しみかもしれません。
しかしここ最近、自分の中でリールカスタムの本質だと思っていることは「ミスが減って、集中力が持続して、釣果に繋がるような、より快適なリールを作り上げる」ということです。
純正のリールが決してダメとかそういうわけではないのですが、カスタムパーツによって、より快適化されることは間違いありません。
まだリールカスタムに手を染めていない人は、高級ルアーを1個我慢してカスタムパーツを1つでも入手したら、世界が広がるかも(?)しれませんよ\(^o^)/
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